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池田潔「自由と規律」 岩波新書 1963年 ② [読書記録 教育]

「ノブレス・オブリージ
第一次世界大戦-特権階級の子弟が率先して国難に馳せた

- 政治上の特権は殆ど失われていたが,なお社会的特異な優遇を受けていた彼らの,
  特権を裏返しにしてそれにともなう義務を潔く果たそうとする祈願より出たこと
 = 感情の起伏を美徳としその誇張を不躾だとする戒律の生まれた所以」



30年前この本を読み 初めて「ノブレス・オブリージ」という言葉を知りました




今回は 2月24日に続いて 池田潔さんの
「自由と規律」2回目の紹介です


出版社の案内には

「ケンブリッジ、オックスフォードの両大学は、英国型紳士修業と結びついて世界的に有
 名だが、あまり知られていないその前過程のパブリック・スクールこそ、イギリス人の
 性格形成に基本的な重要性をもっている。若き日をそこに学んだ著者は、自由の精神が
 厳格な規律の中で見事に育くまれてゆく教育システムを、体験を通して興味深く描く。」

とあります


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「共同目的貫徹に奉仕 = 運動競技重視」

・「イギリス青少年-服従精神をたたき込まれる」

・「正を正とし邪を邪とする道徳的勇気」

・「勉強の時怠けることが悪いことと同じく,他人のくつろぐときに一人勉強するとは悪
 いことである。労働は立派なことだが,組合規定を破って働くことは罪悪である」

・「校長 - 名門・僧籍多し」
- 名門・僧籍が多い理由が想像できます



ハリー・ポッターの世界…





昨日の中日新聞(東海本社)県内版に
城郭研究で知られる加藤理文さんの記事が出ていたので紹介します
「女城主直虎」にも登場した高根城の復元にかかわった加藤さんですが
以前 同じ職場で勤めましたが 大変エネルギッシュで魅力的な方です
SO-NETブログの yam さんの記事にも高根城が紹介されていました
※ yam さんのブログ http://yamelen.blog.so-net.ne.jp/

17022601.jpeg

  【中日新聞東海本社版 2017.2.26】





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☆池田潔「自由と規律」 岩波新書 1963年 ②

1.JPG

◇パブリックスクールの生活
 
「中世グループ」古典尊重


「近世グループ」自然科学基調


 パブリックスクールの公約数
(1)寮 (2)校長 (3)ハウスマスターと教員 (4)学課 
  (5)運動競技と精神
 

(1)寮  

◎自制耐乏の訓練



◎共同目的貫徹に奉仕 = 運動競技重視



◎美術蔑視・個性発展の抑圧



◎卒業生「他人と異ならない」事を信条に社会生活



◎監禁生活
   一学期に二回の休日と一週間に一回三十分の外出



◎イギリス青少年-服従精神をたたき込まれる
     


◎ノブレス・オブリージ
第一次世界大戦-特権階級の子弟が率先して国難に馳せた



   政治上の特権は殆ど失われていたが,なお社会的特異な優遇を受けていた彼らの,
  特権を裏返しにしてそれにともなう義務を潔く果たそうとする祈願より出たこと

  = 感情の起伏を美徳としその誇張を不躾だとする戒律の生まれた所以
 


◎食事  
  朝・昼・お茶(夜はなし)=質素

世が終わるかと思われる嵐でさえもいつかは必ず雲が薄れる

雲の彼方には常に輝いている
小泉信三 昭和23年8月15日「自由と訓練」東京毎日新聞



正を正とし邪を邪とする道徳的勇気



◎イギリス人のもつ良識と勇気



愛児の為にかりそめの安易を捨て得る勇気
万難に打ち勝って「困難な道」をゆく決断



  勉強の時怠けることが悪いことと同じく,他人のくつろぐときに一人勉強するとは悪
 いことである。

労働は立派なことだが,組合規定を破って働くことは罪悪である。



  日曜日 学課と運動は厳禁
  
      日曜日の退屈さ 夜,家族に宛てた手紙 
 




(2)校長 

◎幸運の興廃は校長の人に掛かる



◎優れた学校には必ず優れた校長がいる-校長の判断と責任
厳選な人選

独裁者による善政



◎校名によらずその校長の名を冠して学校が呼ばれる例も希ではない
「ビシカー博士の学校」

  少なくとも一学期に二回,子弟の業績についての詳細適切な講評が校長の自筆によっ
 て全部の保護者に送られる = 学生との日常の接触
 
 校長 - 名門・僧籍多し


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(1)「文系学部廃止の衝撃」吉見俊哉 集英社新書 2016年 ③ (2)「齋藤孝の朝読おすすめガイド 10+100」岩崎書店 2005年 ②【再掲載】 [読書記録 一般]

「『役に立たないが価値がある』は本当か?」
「国立大は国が金を出してあげるのだから国のために役立つべき」


「国」とは何かと改めて考えてしまいます



今回は 2月23日に続いて 吉見俊哉さんの
「文系学部廃止の衝撃」3回目の紹介です


文系 理系と決めつけてしまうのはどうかと思います
わたしの出身高校は3年間 文系理系別のクラス編成ではありませんでした
進路もいろいろで幅広い友人をもつことができました



出版社の案内には

「大学論の第一人者による緊急提言!
 大学は何に奉仕すべきか?
 迷走した廃止論争の真相と、日本を救う知の未来像。
 2015年6月に文科省が出した『国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて』
 の通知を受け、各メディアは「国が文系学部を廃止しようとしている」と報じ、騒動と
 なった。これは事の経緯を見誤った報道ではあったものの、大学教育における『理系』
 偏重と『文系』軽視の傾向は否定できない。
 本著では、大学論、メディア論、カルチュラル・スタディーズを牽引してきた著者が、
 錯綜する議論を整理しつつ、社会の歴史的変化に対応するためには、短期的な答えを出
 す『理系的な知』より、目的や価値の新たな軸を発見・創造する『文系的な知』こそが
 役に立つ論拠を提示。実効的な大学改革への道筋を提言する。」


とあります



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大学は人類的な普遍性に奉仕する」

・「文系も理系も含まれる『リベラルアーツ』」

・「『教養』と『一般教養』は同じではない」
- 少しも興味でないことでも 授業として受けていて目を開かされることがありました

・「経済的成長や成長戦略と言った自明化している目的と価値は疑い、そういった自明性
  から飛び出す視点がなければ新しい創造性は出てきません」





「理系と文系の『役に立つ』は違う」

そう感じます



昨日に引き続き 過去記事よりの再掲載となりますが
「齋藤孝の朝読おすすめガイド 10+100」② を紹介します
わたしの好きな本とぴたり…
「怪人二十面相」の読み聞かせ 子どもたちも耳をそばだてて聞いてくれます







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(1)「文系学部廃止の衝撃」吉見俊哉 集英社新書 2016年 ③

1.JPG

◇文系は役に立つ                               

1「役に立つ」はいかなることか?                         
「役に立たないが価値がある」は本当か?                       

□広田照幸(日大)寺脇研(京都造形美術大)                   

  人文社会系に「経済効果」を求めるのはおかしいが、短期的には別として、長期的に
 はそうした「効果」はちゃんとある
  
              |

  新しいアイデアを生み出す    
 

□大学は国に奉仕する機関ではない!
 
 安倍首相
  ×「国立大は国が金を出してあげるのだから国のために役立つべき」
 

□大学は人類的な普遍性に奉仕する   

 グローバルなエクセレンスの表現に奉仕






2「役に立つ」の2つの次元

□目的遂行型の有用性 と 価値創造型の有用性

 大学の知はその時々の国家権力、政権、近代的市民社会と言った臨界を超えている
        |
 時間的スパンも
   文系の知にとって、3年、5年ですぐに役立つことは難しいかもしれません。しか
  し、30年、50年の中長期的スパンでならば、理系よりも人文的社会系の知の方が役
  に立つ可能性は大    



□「人文社会系は長期的にしても役に立つから価値がある」かもしれない  

  友人や教師のひと言が向かうべき方向。いわば目的や価値の軸を発見させてくれる、
 「役立つ」ための価値や目的自体を創造する
 

□マックス・ウェーバーから学び直す

 「目的合理的行為」と「価値合理的行為」


□価値の軸は必ず変化する


□理系と文系の「役に立つ」は違う

 ◎ 経済的成長や成長戦略と言った自明化している目的と価値は疑い、そういった自明
  性から飛び出す視点がなければ新しい創造性は出てきません 

  |

  理系的な知は役に立つことが多く、文系的な知はむしろ長く長く役に立つことが多い






3「人文社会系」と「教養」「リベラルアーツ」の違い
 
「文系」=「教養」という誤解  


□文系も理系も含まれる「リベラルアーツ」

12世紀13世紀 
  中世の自由七科
言葉の学 ①文系学 ②修辞学 ③論理学

数学   ④代数学 ⑤幾何学 ⑥天文学

芸術   ⑦音楽


□国民○○と「教養」の誕生

グローバルな教養は存在するか





4 大学基礎教育の20世紀的○○

「教養」と「一般教養」は同じではない


教養教育の解体はなぜ起こったか





5 人文社会系はなぜ役に立つのか

「文系」「理系」の区別はいつ生まれたのか?

リベラルアーツ=自由な学

神学、法学、医学 = 有用な学









(2)「齋藤孝の朝読おすすめガイド 10+100」岩崎書店 2005年 ②【再掲載】
⑤「怪人二十面相」江戸川乱歩 ポプラ社

 ハラハラドキドキのたくみなトリックの連続

 二十面相,明智小五郎,少年探偵団
    -予告状,古くさい言葉遣いのおもしろさ


 ◎子ども,女子大生,ネズミ。みんな名探偵


 「名探偵ホームズ赤毛組合」コナンドイル 青い鳥文庫 
 

 「エーミールと探偵たち」ケストナー


 「名探偵カッレくん」リンドグレーン 岩波少年文庫 


 「ABC殺人事件」アガサ・クリスティ 岩崎書店 


「ムジナ探偵局」富安陽子 童心社   


 「名探偵チビー」新庄節子 青い鳥文庫


「アルセーヌ・ルパンの逮捕」ルブラン 岩崎書店 


 「三毛猫ホームズの推理」赤川次郎 角川文庫


「空飛ぶ馬」北村薫 創元推理文庫  


 「エドンー・ア・ランポー怪奇探偵小説小説集」






⑥「坊っちゃん」夏目漱石 小学館

 わらえるところがたくさん。ユーモア小説の傑作。 
  松山方言,坊っちゃんの言葉遣い


◎学校や先生,おばあちゃんが登場する本


「二十四の瞳」壺井栄 フォア文庫  


 「兎の目」灰谷健次郎 フォア文庫


「山椒大夫高瀬舟」森鴎外・偕成社文庫 


 「しろばんば」井上靖 偕成社文庫


「おばあちゃん」ヘルトリンク 偕成社   


 「ふしぎなおばあちゃん×12」相葉幸子


「吾輩は猫である」夏目漱石 偕成社文庫 


 「おじいさんのランプ」新美南吉


「ぼくがぼくであること」山中恒 岩波少年文庫


「天使で大地はいっぱいだ」後藤竜二







⑦「杜子春・くもの糸」芥川龍之介  偕成社文庫

 人間の愚かさ,弱さが書かれてい

◎主人公,それぞれの試練の越え方


「走れメロス」太宰治  


 「ざわめきやまない」吉田佳子 


 「穴」ルイス・サッカー


 「二年間の休暇」ジュール・ベルヌ 


 「DIVE」森絵都 


 「800」川島誠 


「バッテリー」あさのあつこ


 「ナイン」井上ひさし 


 「今昔物語集」杉本苑子


 「聊斎志異」蒲松齢 岩波少年文庫  


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