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「学習内容は知ってはいるが」他  藤森徹さん [読書記録 教育]

今回は 大先輩・藤森徹さんの
「学習内容は知っているが」を紹介します。


少し前の学校現場の大らかさを感じながら、大切なことを学ぶことができます。



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☆「学習内容は知ってはいるが」 藤森徹さん


 小学校の先生方は、大学を卒業し、学士号を持っています。


 だから、小学校の学習(教科書)内容は、理解していて当然です。その内容のテストを
行えば、先生方は100点を取ることでしょう。


 にもかかわらず、授業で悩んでいる人を見かけます。先生方が、分かっていること、知
っていることを教えるだけなのに、苦しんでいる人を見かけます。


 どこに原因があるのでしょうか。


 学士の立場から、学習(教科書)内容を一目見れば理解してしまうために、授業を気楽
に考えているのではないでしょうか。



 指導のコツは、どこにあるのでしょうか。

1 子供には、憧れたもの、いいものを真似したい、先生の真似をしたいという特性があ
 ります。この特性を生かしたいものです。
 (名をなした芸術家・技術者・技能者・スポーツ選手・料理人たち、先代・先輩のまね
  から入り自分らしさを確立していく。「先輩の技を盗め」も、まず真似よということ。)
  教師すばらしい技(朗読、板書、師範など)を見せることです。




2 どの子も先生に認めてもらいたいという気持ちを持っています。

  まず、良い行動、良い考えなど、見抜く目を養うことです。

  次に、どんな方法で認めたり、称揚するか考えることです。

  話し言葉か、書き言葉か。私は書き言葉を多用しました。

  「ほめて育てる」、指導のポイントではないでしょうか。




3 どの子もしゃべりたい(発言したい)気持ちを持っています。
  話のさせ方を工夫することです。
   まず、一人一日1回以上発表に挑戦。発表回数の記録。
   次に、授業の中で同じ内容でも「僕も同じ考えだけど」を頭に付けて発言させる。
   更に、「Aさんの考えに付け足しますが‥・」「Bさんに質問しますが‥・」「Aさ
   んとBさんの考えをまとめると‥・」のような発言ができるようにしていきたい。




4 学習内容の指導ステップ(指導手順)を間違わないことです。

  そのためには、先達に聞いたり、教育番(指導要領、研究図番など)を読んだりして
 勉強することです。

  系統化したり構造化したりして学習内容を熟知することです。

  つまずいている子など、その子に合った指導手順を考えておくことです。






☆幼稚園でたし算が・・・  驚きの連続でした。 藤森徹さん

 この夏休みに幼稚園(私立)の孫が夏休みの宿題を持って遊びに来ました。


 テーブルに宿題らしき印刷物を出して書き始めました。

 コック、ゴリラ、リンゴと、カタカナの文字を書き出しました。小さな手で鉛筆を持ち
一生懸命書いていました。


 第一の驚きです。

 市教委、西教事時代に幼稚園訪問で指導してきた内容「文字を書かせるならクレヨンで
大きく、鉛筆を持たせるなら入学前に自分の名前だけを。(幼稚園で鉛筆を持たせること
のマイナス面の話をしながら)」と大きく異なったからです。

 1年生ではひらがな指導後にカタカナではなかったでしょうか。1年も前に教えている
のだから驚きです。そんな驚きの目で見ていました。



 孫が手を休めたので、他のページを見て第二の驚きです。

 3+2、4十5、9+3、8+4など、たし算の問題が出ているのではありませんか。

 孫に問いかけてみました。

 
「幼稚園でたし算のお勉強しているの。」


「しているよ。」


「へえー、3たす2は」


即座に「ご」、「じゃあ、5たす2は」「なな」


 驚きの連続でしたのでメールで問い合わせたところ「そうだよ。びっくりしょ。」と返
事が返ってきました。


 二の句が継げないほどの驚きでした。
 

 幼稚園児が公文へ通っていることは知っていましたが、幼稚園でたし算を教えている現
実を把握していませんでした。この現実を知っている先生は何人いるのでしょうか。



 1位数十1位数で繰り上がりのある足し算の授業を考え直さなければなりません。


 今、この単元の指導案の相談を受けている○○小学校に、2学期に入ったら幼稚園の現状を調べてみてくれませんかと依頼したばかりです。


 1年生の授業は、単純・シンプルに行うべきだと、具体的に話(指導)をしてきました。


 そんな中で先生方が悩んでいたのが、「出文テスト、市販テストに出ているので教えな
くてはいけないのではないか。」と言うことでした。


 なるほど、このことが授業を難しくしているのだと考えてしまいました。


 出文テスト、市販テスト(家庭学習)がなければ、子供にとっても先生方にとっても楽しい授業ができるのになあ。







☆子供たちに外遊びを  藤森徹さん


 子供たちに遊びを教えたいなあ。


 学級担任の時、子供たちと一緒に、次の遊びをしました。



 巴鬼、宝踏み、田鬼(くつ取り)、S字鬼、一歩三歩、馬乗り、ゴムとび、童歌で縄跳
び、童歌でまりつき、縄跳び(長縄1本、2本)、竹馬など




◎巴鬼は、子供たちに人気があったなあ

遊び方 
①リボンテープを赤・緑・黄の三色を使用します。肩から斜めに掛けるたすきを作ります。
     
 学級36人の場合、赤いたすき12、線たすき12、最たすき12作ります。
    
②36人を紅白2組に分けます(紅白帽子を使用)。

 用意したたすきを、赤緑黄のそれぞれを2つに分け体に付けます。これで準備完了。
     

③約束は、赤は相手チームの緑を掴ますことができるが、相手チームの黄には弱く捕まえ
られてしまいます。各色に次のような力関係があります
           
 赤は、相手チームの緑に強く黄に弱い
 
 緑は、相手チームの黄に強く赤に弱い
           
 黄は、相手チームの赤に強く緑に弱い
     

 この約束事をもとに、相手チームの人をいかに沢山掴ますかという遊びです。足の遅い
子が早い子を追いかけることができる楽しい遊びです。

 

◎宝踏みも人気があったなあ。

 この遊びは肉弾戦があったからかなあ。早朝から遊んで骨折者も出てしまった。

 今は思い出です。


 
◎縄跳びも良くしたなあ。

 単縄で前後に子供たちを入れて何人跳べるか挑戦したっけ。

 前3人後ろ2人の5人が最高記録だったかなあ。

 

◎竹馬は竹で作ったもんなあ。

 それで毎日楽しく遊んでいたら、予想もしてなかった親からのクレーム電話。

「竹馬を買わせるのか。」が校長に入り、中止にしたのも、今は思い出です。

 そのときに、竹馬が売られていることを知りました。竹馬は作って遊ぶものだと考えて
いた私の未熟さを反省しました。

 作って遊ぶ時代でした。竹とんぼも、水鉄砲も、凧も、独楽の紐も、バットも、ボール
も、戸車スケートも、自分で作って遊びました。楽しい時代でした。


 外遊びの楽しさを伝承したいなあ。
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21世紀に伝えたいこと② [読書記録 一般]

今回は 6月13日に続いて、出典は不明なのですが、
「21世紀に伝えたいこと」②を紹介します。


松井孝典さん、佐倉統さん、美輪明宏さん、有馬朗人 さん、鎌田東二さんの
「21世紀に伝えたいこと」です。



今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「21世紀を生きる知恵  = レンタルの思想」


・「本当の意味のインテリになって欲しい - 知性を身につけて真理を見極める人に」


・「太陽バッテリー ロボット → 倫理遵守」


・「神道の感覚 - サムシング・グレートに対する畏れと敬い」




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☆21世紀に伝えたいこと②


◇松井孝典(東大助教授)
  
□21世紀を生きる知恵 

 = レンタルの思想

人間圏 年鑑消費・穀物換算で約一トン



地球が支えられるのはせいぜい数百億年
   
         ↑

□所有の問題

 →レンタルの思想
 





◇佐倉統
  
□文化の脊椎動物はすでに出現しているのか?

 「古書巡礼」 品川力著


 遺伝子とミーム(文化)情報の自己複製子


 文化と生物






◇美輪明宏 
  
□滅ぶべきものと護るべきもの

 音楽の優美 魂のエレガンス


 美なるものの永却
  本当の意味のインテリになって欲しい - 知性を身につけて真理を見極める人に


□美学と哲学の新世紀

「宗教で商売するのはやめよ」






◇有馬朗人 
  
□来るべき科学・来るべき技術
 
 科学技術という言葉 
  = 科学と技術 
    科学を楽しむ 技術の美しさ

            ↓

21世紀は生物の世界 生命の起源・脳の構造

技術 
太陽バッテリー ロボット → 倫理遵守







◇鎌田東二
  
□祭りの未来と「神道の感覚」の変容

 大神山と三輪山 

  山 - 木と石と土と水

「× そのものの中に何かある」
    

 神道の感覚
 - サムシング・グレートに対する畏れと敬い
   「恐み恐みも日す」


 月面宙返り講 
  - 御神体~御霊代(みたましろ)

   二見浦 御神体は岩の間の朝日

1961年 ソ連 ソユーズ1号のガガーリン
「地球は青かった。宇宙のどこを見渡しても神はいなかった。」



 ケネディが反発
対 唯物論的イデオロギー



宇宙開発戦争 
  ・軍事的優位性
・神の存在



地球  この場そのものに何かある


 巡行祭・本殿遷座祭・奉祝祭り - 祭りの伝承と創造

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