「1月は行く 2月は逃げる 3月は去る」
とは よく言ったもので 新年があけてもう約50日
学年末が近くなりました
通知票等の成績処理のころとなります
このころになると いつも 以前紹介した八ッ塚実さんの本とともに
ひろさちやさんの本を思い出します
通知票で知ることができるのは その子のほんの一部でしかありません
学校で見せる姿と地域、家庭で見せる姿とは違うはずです
「気にはとめても気にしすぎない」
だれかが 上手に 言っていました
ひろさちやさんのこの文章
その通りだなと思います
しかし
細かなことに引っかかってばかりでは 教員として…
だれかが分かってあげること 大切だと思います
☆「テストの成績なんて気にすることはありません。問題を問題にする能力を身につけましょう」(『ポケットに仏さまを』ひろさちや氏より) 2008年
いまの親は、
子どもの成績を上げようと必死です。
学校の授業だけでは人気校に入れないからと
家庭教師をつけたり、塾に通わし
たりと、経済的にもたいへんなようです。
しかし、そんなことをして、テストでいい点をとる
テクニックは身についても、ほ
んとうに思考する能力なんてつきません。
だいたい、試験でいい点をとれるようになったからといって、いい人生を送れる
わけではありません。人生でぶつかる問題は塾で習ったようなテクニックで解決で
きるようなものではないからです。
そもそも、テストと違って、必ず正解があるわけでもないのです。それこそ、幅
のある柔軟な思考力を身につけなければ、目の前の問題を解決しながら、自分
らしい人生を切り開いていくこともおぼつかないでしょう。
1×1=1という式があったとしましょう。この式の最初の1と最後の1は同じ1な
のか、それとも違う1なのか。
ある人は同じ1だと言うでしょう。また、ある人は違う1だと言うでしょう。実は
どちらも正解だし、どちらも間違っています。答えはどちらでもいいんです。
ただし同じ1だとしても、違う1だとしても、その理由を挙げなければなりません。
そうなると、とたんに答えに詰まるでしょう。
たとえば1センチX1センチ=1平方センチです。最初は1センチで、後は1平方
センチで、最初の1と後の1は違うじゃない。全然違うものだ。どうして同じだっ
ていうの?と言う人もいるでしょう。
1個1円の
みかんを1個買えば1円だから、最初の1円と最後の1円は同じだと
言う人もいるでしょう。
実は、これは
小学生向けの質問なんですが、大人はなかなか答えられないよ
うです。問題を問題にする能力が欠けているんです。
うちの息子は、
小学校の低学年のとき、算数が全然できませんでした。
学校の先生がうちに来て、お宅のお子さんはダメですから諦めてくださいと言
ったほどです。そのとき、余計なお世話だとカーッとなっちゃったんだけど、ま
あ、確かにテストはいつもペケばっかりでした。
そんなある日、算数の試験を見たら、
「次の数字を書きなさい」
という問題が出ていて、5十8=14と書いてありました。
わたしが、「5と8は13だろう」と言うと、
「だってその次の数字だもん」
と言うんです。そして、次の問題を見ると、6-1=6と書いている。なるほどと
思って見ていったら、全部できていたのです。
わたしは、そのとき息子を褒めまくりました。おまえはちゃんとできている、と
また、あるとき、
「男の子が8人います、
女の子が5人います。合わせて何人ですか」
という問題が出ていたのですが、答えが空欄になっていました。わたしは
「どうしてこれができないの」
と聞いて、びっくりしてしまいました。
「一生懸命に考えたんだけど、男の子と女の子は一緒に遊ばないから、合わせ
られない」
って言うのです。わたしは、
「おまえは天才だ。すごいぞ」
と褒めました。しかし息子は
「
お父さん、でも僕つらいんだよな。先生がわかってくれないというのは」
と言うのです。
そこで、わたしは、息子に
「
大豆8リットルと米5リットルを合わせると何リットルになるか」
と聞きました。すると息子は
「わかった。13リットルにはならないよね。だって大豆と大豆の間は米の粒で
埋まるもん」
と答えたのです。
そこでわたしは頭がいいとまたまた褒めまくって、明日、先生に聞いておいで
といったのです。
翌日、結果を聞いたところ、最初、先生はわからなかったようですが、息子に
「13リットルになりますか」
と聞かれて先生は気がついたようです。それで、先生との関係も好転するように
なりました。
その息子はいま、東大の准教授になって
コンピュータの理論を教えています。
人間の可能性なんていくらでも広がっていきます。とにかくめげないことです。
また、自分はこれだけだと決めつけないことです。それを知っているのは、
仏さまだけなのですから……。
来年の受験生を抱えているのでテストの点は今は切実な問題になっています。
その点を取るためには通り一遍のテクニックではなくて、なぜそうなるのか理解してもらいたい。ひろさちやさんが書かれているとおりです。
と子供にも言っていながら、今のせがれの心の弱さを考えると、弱い教科を塾で強化させたいと思っています。
そこで考え方を学んで、なんて子供には言いますが、テクニックになってもと思うところがあります。
by 楽しく生きよう (2012-02-19 06:30)
はまこうさん
ナイスありがとうございます
成績だけじゃ人生ではないと分かってはいるのですが、数字ででてくると
なんとなく喜んだり落ち込んだり
三人の子どもがいますが、その子なりの性格や素敵な部分を褒めて伸ばしていきたいと思いました。
訪問してくれてありがとうございます
またのぞかせてもらいます
by satochan (2012-02-19 06:48)
楽しく生きよう さん いつもありがとうございます
精一杯頑張っていれば たとえ結果が悪くても それだけにとらわれないように - ということなのだと思います
自分の子どものこととなると わたしも欲が出てしまうところが…
反省もしています
by ハマコウ (2012-02-19 07:19)
satochan さん ご来訪、コメントをありがとうございます
うちにも二人の子どもがいますが タイプが違って…
厳しく言った方がやる気が出る子、優しく励まさないとやる気が出ない子と
テストの結果を振り返ることは大切です
テストの結果だけではないということを 頭のどこかにおいておけばあとで反省してしまうようなことは起こらないと教えてくれているのでしょうか
またのご来訪を待っております
by ハマコウ (2012-02-19 07:30)
テストの点はその子のほんの一部。その通りだね。
by masashi (2012-02-19 08:25)
masashi さん いつもありがとうございます
近所の寺の屋根上には「こだわるな」の大きな看板が掲げられています
どうしてもこだわってしまうのが…
by ハマコウ (2012-02-19 08:40)
記憶とスキルだけでなく考える力を身につけるのが重要ですね。 同感です。
by ja1nuh (2012-02-19 10:53)
テストの成績なんて気にするな・・・って言われても気になってしまします。これも未熟故かな(笑)
by さる1号 (2012-02-19 11:41)
時々迷々(ときどきまよまよ)ネットで確認!片桐はいりさん!
♪ サンサンサン!さわやか3組の後番組なのですね。
by hanamura (2012-02-19 11:46)
ja1nuh さん ご来訪 コメントをありがとうございます
考える力 自分で問題意識をもてることは大切ですね
ひろさんの本は 常識と異なる視点からの見方を教えてくれるので わたしには勉強になります
by ハマコウ (2012-02-19 11:59)
さる1号 さん いつもありがとうございます
一週間もたつとショックもすっかり忘れているはずなのに
どうしてもとらわれてしまいます
とらわれないようになりたいものです
by ハマコウ (2012-02-19 12:00)
ご無沙汰いたしました。またよろしくお願いします。
感銘しましたね。正直テストの成績はよくないばかりでしたよ。
でも、歴史だけはトップでした・・・父の影響が大きかったのでしょう。
歴史を知れば広い視野を見渡せることができ、適切な判断力が身につくと
いろいろな知識をさずけてくれたようでした。人間って不思議なんですね。
by SIBA-dog (2012-02-19 12:01)
hanamura さん いつもありがとうございます
時々迷々 楽しんでいただけましたか
長寿番組「さわやか3組」の後番組です
歌を聴くことができなくなったのは残念ですが…
by ハマコウ (2012-02-19 12:03)
SIBA-dog さん いつもありがとうございます
そうですね 自分の得意不得意分野が分かるという点もテストの良さですね
自分の進む道とかかわっていくかもしれませんね
ひろさんの本を読むと 楽になります
by ハマコウ (2012-02-19 12:05)
ハマコウさん、はじめまして。
nice!ありがとうございます!
私は、学校の勉強はよくできたほうでしたが、大人になりました今、「テストの成績なんて気にすることはありません」というの、よくわかります。
先日、「『マイナス × マイナス』が、何故『プラス』になるのか、理由なんて考えずに、教えられた通りにただ計算ができた私たちより、理由がわからなくて、計算に詰まっていた人たちのほうが、本当は頭がいいのかもね!?」と、知人とお話ししたばかりです(^^;
by なつかえで (2012-02-19 15:07)
「次の数字」はいいですねえ。
by shira (2012-02-19 15:23)
なつかえで さん はじめまして ご来訪、コメントをありがとうございます
大人になると テスト 成績は たいしたことはない 学校だけの評価だと言うことがよく分かります
評価しないという世界 どんな世界なのでしょうか
by ハマコウ (2012-02-19 16:05)
shira さん いつもありがとうございます
算数の問題の中で 国語が問題になっているのですね
by ハマコウ (2012-02-19 16:07)
本質を理解している人なら「点数が全てではない」でザッツOK!ノープロブレムですが、地元の学校は残念ながらその逆(媚を売る生徒しか高得点を付けない)なので、将来を考えて子供を私立へ入れざるを得ませんでした。
評価する側にとっては、そして第三者にとっては、点数が全てです。増してや、失業の心配をしなくて良い公立の小中学校の教員にとって、こちらの文章は(その意図を一切無視して)自分たちの保身に利用するのにピッタシ、なんて受け取られかねないなぁと感じてしまいました。
「意地の悪い奴」と思われてしまうかも知れませんが、警察が頻繁にやってくる学校のすぐそばに住む者にとって、この手の文章は本当に「諸刃の剣」なのです。
by Rifle (2012-02-19 20:26)
Rifle さん いつもありがとうございます
「点数がすべてではない」
これは子どもにとってであり しかも 一生懸命にやってという前提があるものと考えます
「諸刃の剣」の面もありますね
by ハマコウ (2012-02-19 22:16)
やはり、人が人を評価するのは難しいですね。神様ではないのですから・・・・
by seawind335 (2012-02-20 00:14)
seawind335 さん いつもありがとうございます
その通りだと思います
{見える範囲知る範囲 その人のほんの一部」からの評価なのい゛しょうね
by ハマコウ (2012-02-20 04:45)
そういえば、外国は○+4=7の
ような子供に考えるさせる
発想の教え方をしている国がありますよね!!
いろいろと答えが違っていいです。
自分は、試験は気にしてしまう方ですね(苦笑)
by hiro0041 (2012-02-20 08:10)
hiro0041 さん いつもありがとうございます
子どもたちの自由な発想に驚かされることもあります
by ハマコウ (2012-02-20 22:13)
大人になると、正解は1つではないことが多いですね。
それを、子どものころから考えられたら、
想像力が豊かになるのでは・・・。
人の気持ちを察するのも、想像する心だと思います。
by mizuho (2012-02-21 00:39)
mizuho さん いつもありがとうございます
点数だけにとらわれないようになりたいですし
また そうさせたいと思っています
by ハマコウ (2012-02-21 20:17)
「テストの成績なんて気にすることはありません。」
社会に出てx年、このこと(↑)に早く気づいていれば……と思うこと度々です。
by ともの (2012-03-06 21:04)
ともの さん ありがとうございます
テストに真剣に向き合っているときは成績をよくしようと一生懸命ですね
社会人になるとテストの成績よりもっと大切なことがいくつもあることが分かってきます
保護者が 大人が テストの成績以外の価値を認めることが大切だと思います
学校がすべてだと思わないようになりました
by ハマコウ (2012-03-06 21:21)