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「真実は現実のただ中にあり」 森信三 (『現代の覚者たち』竹井出版 1988年より) ① [読書記録 一般]

今回は「現代の覚者たち」より 1回目
森信三さんの「真実は現実のただ中にあり」を紹介します

初版は1988年 20年以上前の本です
わたしが読んだときも もう10年以上前
しかし 読後のさわやかな感覚を 今でも覚えています
この本がきっかけになり 
月刊『致知』を定期購読するようになったものと覚えています

人気があるのでしょう 
2011年致知出版社(竹井出版の後身)より再版されています

致知出版社HPの書籍紹介によると

「覚者とは悟りを開いた人のことである。
 まだ起こらなかった道を起こした人、
 まだ知られなかった道を知らしめた人、
 まだ説かれなかった道を説く人――である。
 自らの体験を深めていく過程で哲学的叡智に達した、現代の覚者七人
(森信三、平澤興、関牧翁、鈴木真一、三宅廉、坂村真民、松野幸吉)の
 の生き方。(致知HP)」

覚者といってもそれぞれの分野で自分なりの道を誠実に歩いてきた人7名。
今では全員がお亡くなりになっていますが、7人の言葉を今でも間近に知る
ことができるのはうれしいことです。

7人は、森新三(哲学者)、平澤興(京大元総長)、関牧翁(天龍寺管長)、
鈴木 鎮一 (才能教育研究会会長)、三宅 廉 (パルモア病院長)、坂村 真民
(仏教詩人)、松野 幸吉 (日本ビクター相談役)です。

これから7回に分けて、書き抜きしたものを紹介します(連続ではありませ
ん)。再度、抜き書きを読み直しただけでも、再び本を読みたいという気持
ちになります。
 
大変勉強になる本です。


今回は「国民教育の父」と呼ばれる森信三さん
日本各地を教育行脚されたということです
しつけの三原則」
再び見直され 全国各地で 聞かれるのではないでしょうか
民俗学者・宮本常一さんの師であることからも
すばらしさが分かります


わたしはどんな封書をもって生まれてきたのでしょうか。
ぜひ封書を開きたいものです









☆「真実は現実のただ中にあり」 森信三 (『現代の覚者たち』竹井出版 1988年より) ①

1.jpg

◇真実は現実のただ中にあり 森信三

○森信三 明治29年愛知県生 大正15年京都大学哲学科卒業
昭和13年建国大学教授 昭和28年神戸大学教授
「国民教育の父」


○雑事をいかに巧みにさばくか
「ハガキの活用」手紙の返事は拙速
億劫がる心を刻々と切り捨てなければ = 俊敏さ


○真理は現実を
 変革する力を!

「全一学」~人間の生き方に関係ない学問はいけない
「人間いかに生きるべきか」

 二宮尊徳「天地不書の経文を読め」
①真理は現実のただ中にあり

②真理は現実を変革する威力を持つものでなければならない


○言葉は命
道元「愛語、よく回転の力あるを知るべきなり」
= 言葉には人を生まれ変わらせる力がある

声を出して読め!


○しつけの三原則
① 朝、親に必ず挨拶すること

② 親に呼ばれたら必ず「ハイッ」とはっきり返事のできる子にすること

③ 履き物を脱いだら必ず揃え、席を立ったら必ず椅子を入れる子に育て
  ること
「ハイッ」=「我を捨てる」
「立腰」岡田式静座法-岡田虎次郎
腰骨を立て顎を引き常に下腹の力を抜かぬ

  
○仕事は80点主義を心がけよ 
・物事は一応80点級の出来映えでいいから絶対に期限に遅れないこと。
  これを世に処するに大要訣と知るべし。

・人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない。現状維持と
  いうのは実は退歩している証拠である。

・教則は睡眠以外に不要という人間になること。すべてはそこから始まる。
  仕事は一気呵成にやる


○「封書」を40までに開け
「皆それぞれ神様から封書をもらっている。開けることは学問であり宗
  教である。」

 神からこの世への派遣

「人は皆自伝を書くべきだ」
  

○人間を形成する三つの要素 
① 血(先天的な遺伝要素)

② 逆境による試練

③師匠運
「多少能力が劣っていようと真剣な人間の方が最後の勝利者となる」

尊敬する人がいなくなった時その人の進歩は止まる


○言葉・読書、人生
書いたものは平面、話す方は立体

真の読書は光 ~ 言葉に出会う

読書 → 内観 → 実践
「我々が知恵を身に付けるためには、優れた人生の師の言葉を傾聴すると
  ともに、できるだけ人生の知恵を含んで生きた書物に接する他はない」

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コメント 6

鋭理庵

このブログ、知恵の宝庫の様です。
by 鋭理庵 (2012-02-25 14:51) 

ハマコウ

鋭理庵 さん  初めまして
ご来訪 コメントをありがとうございます

これからもよろしくお願いします
by ハマコウ (2012-02-25 16:17) 

ディブ松本

ありがとう 先生。
by ディブ松本 (2012-02-26 02:42) 

ハマコウ

ディブ松本 さん  いつもありがとうございます

森信三さんをはじめとする7名の覚者
「先生」とはまさにこのような方を呼ぶ言葉だと思います
お一人おひとりの思い 謙虚さ 学ぶことばかりです
by ハマコウ (2012-02-26 07:29) 

さよ

こんにちわ。nice!ありがとう御座いました。

素敵な言葉ですね。これは洋を問わず同じだなと思ったものに
Rolling stoneという言葉があります。
黒人のブルーズで有名ですが
ザ・ローリング・ストーンズのバンド名にもなっています。

転がらない石は苔が生えたりしてしまう(錆つく)というものです。
この心意気がロック・ン・ロールに継承されています。
rock rock rock ! roll roll roll !
既成観念を打ち壊して常に進歩を、ですが、
日本では「ロック」としか言わないのが残念ですw

言葉の力としては、U2という世界的なバンドのボーカルが
「歌も楽器の一部」と語っています。
もし、詩が重要ならば、言葉が違う国の人たちには伝わらない。

そういった意味で、
「プレスリーの歌には詩がない」と言って
憧れだったプレスリーを軽蔑し始めてからデビューしたジョン・レノン。
私はビートルズの音に感動を感じない理由が分かった気がします。

声を出して読むということは、そういうことだと思います。

それと、ちょっと気になったのは
呼ばれたら「はい」と返事をすることに「我を捨てる」とありますが
私はむしろ反対だと思います。
ここに自分が存在する証でもあると思います。

初めてお邪魔して勝手なことを書きました<m(__)m>


by さよ (2012-02-26 17:47) 

ハマコウ

さよ さん ご来訪 コメントをありがとうございます

ロックンロール
いいですね わたしも大好きです(ハードすぎるものはちょっと…)

返事について 存在を示すため そのほうがしっくりきます
気持ちのよい返事はまわりも気持ちよくさせてくれます
3つのこと 学校の子どもたちに機会あるごとに指導しています

またのご来訪を待っております
by ハマコウ (2012-02-26 19:57) 

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