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「時評 平成の教育1989-2000」下村哲夫 教育出版 ③ 2000年 [読書記録 教育]

今回は 5月9日に続いて 下村哲夫さん
「時評 平成の教育1989-2000」3回目の紹介です

教育雑誌に毎月連載されていたものがまとめられています

平成はじめの教育界を振り返るのに 大変よい資料となっています



今回は
◇平成3年(1991年)~平成5年(1993年)連載分


今回紹介分から 特に印象に残った言葉は
・「教育個人情報をいつどの程度まで開示するかは専ら教職の専門性に関わる問題
 である。請求があればいつでもお見せするならそれなりのものを用意するより他
 あるまい。」 
- いつのまにか そのように

・「週休二日制は労働問題であり,週五日制は教育問題である。」
- 再び土曜日に授業をという流れができつつあります

・「平成4(1992)年鳩山文相・業者テスト横行を口を極めて批判」
- 格好のよいこと 世論受けすることばかり

・「たった一人の生徒のために特殊学級を設け,専任の教師をつけ,どうしても難
 しい教科を除いては普通学級との統合学習を試みた留萌市のそれなりの努力は
評価に値する。」

・「教育情報を一般の行政情報と同じように扱うことは納得しかねる」




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☆「時評 平成の教育1989-2000」下村哲夫 教育出版 ③ 2000年

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<平成3(1991)年>
 
◇「いじめ」自殺と登校拒否
いわき「いじめ」訴訟判決

昭和60年9月に事件 → 学校側の損害賠償責任を認めた

清二君の死を無駄にしてはならない

大幅な過失相殺 → 登校拒否をすべきだった

 

◇ミステリーの中の学校(3月)
パブリックスクールとグラマースクール
私立六年制中学校が,かつてのパブリックスクールのように新しい特権階級   
  の形成につながり言うところの日本型民主主義の脅威になるものであろうか?

 

◇情報開示の建て前と本音
高槻内申書訴訟 非開示容認



教育個人情報をいつどの程度まで開示するかは専ら教職の専門性に関わる問題
 である。請求があればいつでもお見せするならそれなりのものを用意するより他   
 あるまい。 

 

◇学校五日制
週休二日制は労働問題であり,週五日制は教育問題である。

 





<平成4(1992)年>

◇玉置訴訟判決
障害者の教育権

 
◇学校週5日制
平成4(1992)年開始  月に一回
平成7(1995)年 月に2回






<平成5(1993)年>
◇業者テスト追放の波紋
高校入試「三ない運動」

校長に入学許可権限拡大を-学校の特色

平成4(1992)年鳩山文相・業者テスト横行を口を極めて批判

 

◇私学助成は違憲か?
「公の支配」の意味  憲法~硬憲法
 


◇子供がいなくなる(5月)
急速に進む少子化現象

 「1.57ショック」昭和60(1985)年
人口維持には2.08が必要 → 人口急減期

 平成11(1999)年 1.34
原因 ①独身指向の女性 ②初婚年齢の上昇

 

◇唄を忘れたカナリヤは(7月)
教師の「心の健康」

分限免職「その職に必要な適格性を欠く」(地公法28①Ⅲ)

人権問題にかかわる

M教員一人を休職させるにも3年かかる

「心の健康」のみに
奇人変人「個性的教師」の追放になっては大変だ

 

◇子どもオンブズマンと鞍馬天狗(9月)
子供人権オンブズマン
原語・スウェーデン語 オンブズマン=代理人
子供人権オンブズマン 平成10年12月兵庫県川西市で

 

◇戦後教育(10月)
「小学区制」「総合性」「男女共学」=高校民主化三原則

残っているのは男女共学ぐらい

 

◇普通学級に入りたい(11月)
障害生徒の学級選択権

旭川判決 「普通か特殊かの権限は校長にある」

   裁判では負けたがノーマライゼーションの世界では確実な一歩

たった一人の生徒のために特殊学級を設け,専任の教師をつけ,どうして    
  も難しい教科を除いては普通学級との統合学習を試みた留萌市のそれなりの      努力は評価に値する。(下村)

 

◇かくて今年は暮れる(12月)
自民党「永久」政権倒壊

クリントン大統領就任 エリツィン武力制圧

金丸逮捕 北海道南西沖地震 八党連立細川政権 皇太子雅子さん結婚

米不足

 (教)業者テスト追放 川崎市指導要録全面公開制度 山形マットいじめ事件

   教育情報を一般の行政情報と同じように扱うことは納得しかねる(下村)

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コメント 4

自称隊長

「週休二日制は労働問題であり,週五日制は教育問題である。」という部分、確かにその通りだと感じます。選んでこの仕事をしているつもりの自分としては、労働問題より教育の問題をあえて重視し、以前の週休一日、土曜半ドン勤務に戻してくれないものかと思います。個人的にはですが。
萌留市の特殊学級+通常学級の在り方は理想的なインクルーシブ教育の実現を期待できる可能性を感じました。今どうなっているのだろうか。
by 自称隊長 (2013-05-12 08:07) 

ハマコウ

自称隊長 さん ありがとうございます

わたしも個人的には 他職員とのコミュニケーションを図る時間も取ることができる 土曜日半日が望ましいと考えています
先輩から多くのことを学ぶ時間がありました
「たった一人の生徒のために特殊学級を設け…」
いいなあと思います 
浜松市は拠点校方式をとっているため 
中学校でも地域の学校に通えない子も出てきます 
通学が大変で…
by ハマコウ (2013-05-12 13:04) 

さきしなのてるりん

週五日制は教育問題である「と同時に」,労働問題であるということを忘れてはなりません。と、尾木さんは言っています。土曜日を休むことのできない労働者は多く、だから学校の授業があったほうがいいと。。。日本の労働者自身がもっと働く環境を整えないといけないのでしょう。ストライキとかのことばを聞かなくなって久しい。教員のストなどなおさら、無理。
でも、わたしはもっと日本の労働者は自分の価値に目覚めるべきだと思ってます。難しいことを言ってしまったようです。すみません。

by さきしなのてるりん (2013-05-12 20:19) 

ハマコウ

さきしなのてるりん さん ありがとうございます
週五日制になって平日の残業が増えました
授業時数が増えてさらに…
わたしは土曜日半日授業があってもよいと思うのですが
子どもを預けるためにということでは…
労働条件のよい方に合わせる風潮が生ずればよいのですが
なかなかですね
by ハマコウ (2013-05-12 22:52) 

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