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藤原新也「何も願わない手を合わせる」東京書籍2003年 ②(後半) [読書記録 一般]

今回は 藤原新也さんの
「何も願わない手を合わせる」の紹介 2回目(後半)です



出版社の案内には

「死をいかに受け入れるか。『メメント・モリ』から20年,これまであらゆる祈りを
 拒否し続けてきた著者が愛する者の死をへてたどりついたもの。それは,なにも願
 わない,ただ,手を合わせる。」

とあります


今回紹介分から特に印象に残った言葉は…
・「雑種が影を潜めた = 世の中の中産階級化」

・「子どもは他人様に自分の作品として『見せる』あるいは見せても恥ずかしくない
 ように育てる存在になったのだ!」
- 思い当たるところがあります
  育つ ではなく 育てる
  その違いは 大きいですね

・「自己と他者との過不足のない折り合いを見つけることは生やさしいことではない」
- それを避けようとしている人が あまりにも多いように感じます
  子どもたちに その機会を設けなくては





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☆「何も願わない手を合わせる」藤原新也 東京書籍 2003年 ②(後半)

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◇東京物語

「東京物語」普通の人々の淡々とした日常
     

 尾道 過去の時間が居残っている町

    昔の匂い  
      ロケ地「浄土寺」-景色の変わりよう   



「幻」となったニッポンの過去の佳景




◇刃  
 「昨今のメディアの思慮のタメのなさと短絡思考が及ぼす社会的影響に留意せざ
  るを得ない」



今日の少年や子どもの犯罪の異常性は日本固有の身体性を奪う母性的環境に
  求めることができる



「生の現実に関わらせない」大人側の異常な行動が子どもたちの異常な行動を
  生み落としている




◇無音 

 長崎原爆  最初に現地に入った記録カメラマン

「まったく音のない世界なんてですね 耳元とそよぐ風の音以外は」

                  ∥

   人間や猫は犬や馬や牛や、そして虫やバクテリアに至るまですべての生物
  が死に絶えた世界 - 爆心地    




◇営みの花
犬猫  
   雑種が影を潜めた = 世の中の中産階級化



時代とともに女性がかわった  ブランド志向になっている

昔   母親(女)には子ども(花)を「育てる」としいう意識が今日のよ
      うに過剰には働いていなかった
      
      =「育てる」というより「育つ」のを見ていたように思う

                       ∥

       子どもは他人様に自分の作品として「見せる」あるいは見せても恥ず
      かしくないように育てる存在になったのだ!
      
          = 競争社会の現れ                 

 西洋の自然観  いかに自然を人間が手なずけ管理するかということにある

  非の打ち所がないほど完璧なたたずまいを見せる西洋の庭が雄弁にそれを物語る

↑↓

下町の露地や家々の出入り口の片隅の植え込み
    放任されている(半ば)

余り完璧を期さない

不思議な寛容さと豊かさを醸し出していた
   
    不自然の小さな叛乱がむしろえもいわれぬ風合いを醸し出すことすら日本
   人は知っていた
   
         「朝顔につるべとられてもらい水」




◇あとがき
人は人といかに交わり、叛し、和解し、愛し合うのか



自己と他者との過不足のない折り合いを見つけることは生やさしいことではない



さらに高い人間関係のハードル
死んだ人間との関係

       |

    愛する者の死をいかに消化し、受け入れ、和解すべきか、その「心のあり
   方」を見つけることはさら難しい 




◇藤原新也
1944年 福岡県生  東京芸術大学油絵科中退

 「インド放浪」「チベット放浪」「全東洋街道」  

第3回木村伊兵衛写真賞  第23回毎日芸術賞
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さうざんバー

看護教育の現場でも、「育てる」がメインになっていると、、感じました。「育つ」の待てる看護教員になりたいです(^^)
by さうざんバー (2014-03-29 12:42) 

ハマコウ

さうざんバー さん ありがとうございます

育てる 自分の思いに合わせて教え込むとったような若い頃のこと
悪かったなあと思うようになりました
現在はそのころよりは一人ひとりに合わせてと考えられるようになったのではないかと自分では思います

by ハマコウ (2014-03-29 23:02) 

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