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「子どもの日本語力をきたえる」 齋藤孝 文藝春秋 2002年 ②(後半) [読書記録 教育]

今回は 11月10日に続いて 斎藤孝さんの
「子どもの日本語力をきたえる」2回目(後半)の紹介です



出版社の案内には

「日本語能力が低い子どもは、文章だけでなく、コミュニケーションにおいても理解力
 が低い。子どもがこの先、どれだけのハードルを乗り越えていくかは、日本語能力の
 高さによって決まるといっても過言ではない。今日から実践できる親子で楽しむトレ
 ーニング・メソッド。」

とあります



今回紹介分から 強く印象に残った言葉は…

・「『おもしろかった』は禁じ手」
- 指導しないでいると 文末は 決まったように
 「おもしろかった」「楽しかった」
 文のつなぎも「そして」ばかりの「そしてそして地獄」
 そうならないように 工夫して… 

・「(漢字は)ルビさえあればよい = 千本ノックと同じ」
- 昔懐かしい「石井式漢字指導法」をわたしは支持します

・「本の感想をホットな内に人に話しまくる 何度か話す内に自分の物になってくる」
- 知識を定着させるには 要約を人に語ること 人に教えることが有効です

・「藤原正彦 『一に国語二に国語…』」
- 本書では 藤原正彦さんの母上・藤原ていさんの
  『流れる星は生きている』がオススメの本にあがっていました





<浜松ジオラマファクトリー再会決まる!>
先月末日で閉館となった浜松ジオラマファクトリーですが
 12月4日同じザザシティ西館での開館が決まったと新聞で知りました
 かなり狭くなるとのことですが 山田卓司さんの作品を見ることができます
 ものづくりの楽しさを味わえることと思います 

浜松ジオラマファクトリー






☆「子どもの日本語力をきたえる」 齋藤孝 文藝春秋 2002年 ②(後半) 

1.jpg

◇「書き」の基礎を教える

 読書感想文は「三色作文」で書く
   青 = まあ大事(客観)
 
   赤 = すごく大事(客観)

   緑 = おもしろい(主観) 

  ↓

緑でひいた部分を書き抜く
原稿用紙に緑色で書き抜かせる



  「おもしろかった」は禁じ手



「なぜ」と問う



「緑の感想は時数が多いほど偉い」
ぐだぐだ書かせることも大切
      2~3文で




 漢字は猛特訓しかない

  漢字は40~50回に覚えるゾーン
一生忘れないゾーンは40回目 70~80回なら誰でもほぼ完璧

ルビさえあればよい = 千本ノックと同じ




「書き」の基本ステップ
 
  人に話している内に内容が整理される


「おもしろかった」は禁じ手
本の感想をホットな内に人に話しまくる
何度か話す内に自分の物になってくる

 
   書くべき項目をメモする + キーワード

  メモした項目を書く順番にそって整理する

  項目-グループ分け(色)
グループの中の小項目の優先順位



まずメモを作ろう






◇齋藤メソッド実況中継

(1)夏目漱石「夢十夜」
呼吸法から

ぼくが最初に読むからまずは字を追って

  最初から焦って線を引かない
      赤の線は3つまで

青と緑はたくさん引いて構わない

↓ 3分間

発表 まず緑(誰でも言いやすい)

~ ここに引いた人は拍手しましょう

  「どこに引いた」?

次は赤  赤線のポイント解説

ほかのもおもしろいよ
        


  授業のコツ
朗読前の呼吸法と拍手のルール
  
     呼吸法 一度シーンとする
  
          3秒間吸う

           → 2秒間止める 

→ 口から15秒間ではく

               ∥

        1セット 20秒間 → 6セット 2分間 


     同じ所に引いた人は拍手するルール
     
            ↑

教師は子どもが引いたところには常に手を叩く
 


  授業のコツ
   「夢十夜」のおもしろさと「読みの肝」

赤は3~5か所に限定した方が緊張感が出る

             |

      正解・不正解にあまりこだわらない





(2)坂口安吾「風と光と二十の私と」

  授業のコツ
坂口安吾の文章から子どもに学んでほしいこと

= 生きる美意識


    子どもの意見を否定しない
赤線を間違えていたとき

→ 「そこはうん緑だな」

  「そこは緑だ。いいところに線を引いたな」

「でも、赤だったらここだろう。ここを外したら話の本質が分から
          なくなっちゃうじゃない」





◇あとがき

 親子で学ぶ日本語の名文


 文化庁 文化審議会国語分科会 


 藤原正彦 「一に国語二に国語…」

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コメント 4

NovelKalevala

そうですね、最近は、核家族化や近所づきあいとかも少なくなっているせか、他人をどう付き合えばいいのかわからない人が増えているみたいですね。
昔は普通に生活しているだけで、社会のルールが自然と身に付いたはずなんです。

あと、今は本を読まない人も増えているみたいですね。
by NovelKalevala (2015-11-13 23:16) 

ハマコウ

NovelKalevalaさん ありがとうございます
本を読むことはいいですね
一人の時間を有効に使えるように思います

by ハマコウ (2015-11-14 06:04) 

ojioji

おもしろかった、楽しかった、
ありゃ、よく使う言葉です。
だって本当に面白くて楽しいんだもの(^_^;)
by ojioji (2015-11-14 13:17) 

ハマコウ

ojiojiさん ありがとうございます

「きょう 学校で げきを見ました。おもしろかったです」
で終わってしまうと とても寂しく感じます

「きょう 学校で げきを見ました。きゅうに大きな声が聞こえたので びっくりして少しとびあがてしまいました」
になるといいなと思って 子どもと会話し それを書くといいよと言っています
by ハマコウ (2015-11-15 00:24) 

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