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「学級再生」小林正幸 講談社現代新書 2001年 ⑥(最終) [読書記録 教育]

今回は 昨年の1月7日に続いて 小林正幸さんの
「学級再生」の紹介 6回目(最終)です


出版社の案内には

「『学級崩壊』はなぜかくも広がったか。問題解決と予防のコツとは何か―。教育臨床
  心理学の現場から説く、画期的『教育再生論』。」

と あります




今回の最終紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「対人関係体験の不足 = 自分の思いこみの世界」
- 人と関わることをいやがるのに 変に自分の考えに自信をもつ子どもが
  大変増えているように感じます
  「かかわり」「かかわらせること」の大切さを強く感じています
  年々子どもたちが幼くなっていくと思われるのに18歳から選挙権…   


・「どんな社会性が必要なのか-「親密ではあるが,馴れ合いでない新たな人間関係の
  ありようが模索されなければならない』」


・「行事で『教育的意義』を追究しすぎていないか 行事-祭りを楽しむが根本」
- 行事でも小さな活動でもすべてに「目標」が求められる
  目標はもちろん大切ですが 窮屈にも感じてしまうことも… 
   


・「教育とは,前の世代が持つ願いを後の世代に伝承するささやかな営み」
- よい言葉だなあと感じます





「学級崩壊」は単に教室だけの問題ではなく
広く社会全体の問題であることに気付かせてくれる本でした





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☆「学級再生」小林正幸 講談社現代新書 2001年 ⑥(最終)

1.JPG

◇保護者と学校の協力のためには

 情報公開の必要性  
   どのように公開していくか



 仕切り直し 
   ① 「何が問題か」「どうなりたいか」目的明確化

② 指導方針は何で何が為されてきたか

③ どのような点がよくなりどのような点が問題として残されているのか

④ 今までと違い,今後どのような方針がとられる必要があるのか

⑤ その方針によりどのような効果が及ぶのか



 教師間の協力がなければ何も始まらない



 保護者会はどのように失敗するのか



 話し合いの流れをつくるには - グループ別討議
大切 「これからどうすればよいか」

小グループ (各グループに教師が記録係として入る)







◇予防するには

 子どもの社会性はどう育まれるのか
 ソーシャルスキル 
     ① 教えられて(言語的教示)

     ② 人の真似をして(モデリングによる学習)

    ③ 試してみて(リハーサル)

④結果から学んで(オペラント学習 フィードバック)



 モデルの不在と社会性の発達 
   ②④(上記)の不足 → 集団遊び



 心地よい体験の不足がもたらすもの



 対人関係の少なさが生む 

  → 奇妙な思いこみ

  頭でっかち 

   対人関係体験の不足 = 自分の思いこみの世界
攻撃的 と 回避的 の二つに二極分化



 どんな社会性が必要なのか

   「親密ではあるが,馴れ合いでない新たな人間関係のありようが模索されなければ
    ならない」







◇学校を心地よい場所にする

 学校の心地よさは 
   ① 人間関係の中で起きる心地よさ  安心・安定 

② リラックスして落ち着いた雰囲気がもつ心地よさ
× 努力と根性
  


 総合的な学習の時間を生かす 



 「押さえつける指導」からのリバウンド



 低学年でのリラクゼーション
動作法 - とけ合い技法

         掌全体を遣い子どもの型に密着させながら一連のリズムで押したり
        緩めたりする



 リラックスを教える技法 
   「深呼吸」鼻から



 行事で「教育的意義」を追究しすぎていないか
行事 … 祭りを楽しむが根本
  


 楽しいイベント作り 



 パジャマデー








◇対人関係の楽しみ方を教える

 楽しみ方を教える -構成的グループエンカウンター-

  ブラインド・ウォーク  
  
    友達のいいところ探し
  


 ホンネ対ホンネ 



 ソーシャルスキル教育 
   とっておきの褒め言葉集



 ピア・サポート・プログラム



 学校で社会性を培う意味  
   最低限度のもの







◇予防の中心基地としての家庭と地域

 学校を地域に開く   
   半田市-学校スポーツクラブを地域に


 学級を学校に開く   
   学級担任制を見直す



 家庭ができること   
   子どもを見る時間を5分間増やす

言葉を一日一つ増やす







◇エピローグ 学校再生のために
  
 学校教育 - 300年程度 

  学校は社会に出て行くための準備装置でしかない



 社会の変動に合わせて求められる社会性は変化する

  人と人とが情緒的に求め合うよさをどこまで次の世代に伝えていくことができるか



教育とは,前の世代が持つ願いを後の世代に伝承するささやかな営み
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コメント 8

ojioji

この本、多くの点で同感で、教わることも多い内容のようです。
理想論の過ぎるところもありますが、理想は高くで良いでしょうし。
学校の先生方の多くも、概ね頷ける内容なのでしょうか。
それとも、本書とは異なる考えのほうが多いのでしょうか。
by ojioji (2016-01-11 07:57) 

すーさん

遅まきながら、前回の記事の小林正観さんについて…
ハマコウさんのご紹介を読んで、自分に必要かもと思いました。
買ってジックリ読んでみたいと思います。
ありがとうございます。
by すーさん (2016-01-11 09:06) 

ハマコウ

ojiojiさん ありがとうございます
このような考え方で進めている学校が多いのではないかと思います
わたしが職に就いた頃と比べると 随分開放的になってきました
しかしサービス業的にとらえられることが多くなっていることには大変疑問を感じています
by ハマコウ (2016-01-11 10:07) 

ハマコウ

すーさんさん ありがとうございます
小林正観さんの読書記録を 時々見直しています
そうじ・笑い・感謝 子どもたちに伝えたいことでもあります
参考になったとすればうれしいです
by ハマコウ (2016-01-11 10:10) 

Hide

ハマコウさん 明けましておめでとうございます。
大変遅い挨拶になりましたが、今後とも宜しくお願い致します。
by Hide (2016-01-11 19:18) 

ハマコウ

Hideさん ありがとうございます
昨年はお世話になりました
今年もよろしくお願いします
by ハマコウ (2016-01-11 20:01) 

su-nya

子どもたちの小学校での様子を見ていると、
けっこう実践されているように思います。
コミュニケーション能力のない担任もいますが・・・
by su-nya (2016-01-12 05:27) 

ハマコウ

su-nyaさん ありがとうございます
いろいろな面で学校が開かれてきていると思います
by ハマコウ (2016-01-12 06:33) 

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