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「いのちの旅」山折哲雄対談集 現代書館 1997年 ② [読書記録 一般]

今回は 2月11日に続いて 山折哲雄さんの対談集
「いのちの旅」2回目の紹介です



出版社の案内には

「終末論的状況の今、人はいかに『いのち』を全うするのか。宗教学者・山折哲雄が、
 立花隆、アルフォンス・デーケン、永六輔など様々な識者たちと根源的に『いのち』
 を問い直す対話集」

とあります



今回紹介分 山折さんとデーケンさんの対談から強く印象に残った言葉は…

・「すべての人間がご先祖様になり神様になる=神様への最短距離にいるのが老人」


・「日本教『翁の文化』」


・「林住期 → 自分でコントロールできることと、できないことを見極めながら生き
  ていくことが生活の質を高める」


・「最高の教育は末期患者の世話(山折)」



山折さんの本の多くは  生と死について考えさせてくれます





本日 勤務校は 特別日課午前中授業となります
先週の金曜日の下校近くに日課変更が決まったことです
全国各自治体に多くの爆破予告メールが届いたということですが
浜松市にもメールにより爆破予告がされたからです
学年末でもあり 本年度最期の参観会・懇談会が計画されていた学校もあると聞きます
大きな憤りを感じます





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☆「いのちの旅」山折哲雄対談集 現代書館 1997年 ② 

1.JPG

◇対談 山折哲雄 & アルフォンス・デーケン

○アルフォンス・デーケン 
   よく老いよく死ぬ人生設計 1932独生 上智大教授
「生と死を考える会」会長



 
○日本人の死生観は
①古代の日本人 
    「霊肉二元論」
       人間が死ぬと霊魂と肉体は分離する
大事なのは魂であり,遺体は魂の抜け殻だ


  ②仏教     
    「心身一元論」
      心と身体は一体のものだ

  ①②二つの二重構造




○西洋の三つの死生観

①ギリシア哲学 
     魂は死語に肉体の束縛を離れて生き続ける


②ヘブライ   
     魂と肉体は一つであり,死後にはあまり期待しない

    
  ③キリスト教  
     人間の魂は死後に天国で永遠の生に預かり,新たな命をいただいて復活する 
    = 遺体にはあまりこだわらない




○老人は神に最も近い

日本人の理想 
  「翁」のイメージ
  
  → 日本的多神教風土

すべての人間がご先祖様になり神様になる

  ∥

神様への最短距離にいるのが老人



15世紀 世阿弥が芸術的に完成 

        日本教「翁の文化」




○仏教  
  死んでも永遠の悟りの生命を得る

  日本古来の信仰  
    時間性の中で老いて衰えていく




○「林住期」をどう送るか

 3つの年齢 
  ①生活年齢
    運命的=自分でコントロールできない


  ②生理年齢
    自分で健康管理 → かなりコントロールできる


  ③心理年齢
    自分ですべてコントロールできる



   自分でコントロールできることと、できないことを見極めながら生きていくこと
  が生活の質を高める




○インドの「四住期」 

 ①学生期  -  一所懸命勉強,禁欲生活-手に職

 ②家住期  -  職業に従事 結婚 家の祭り 子育て

 ③林住期  -  一家の主の男が一二年家を出て自分がやりたいことをする

 ④遊行期  -  聖者の生き方 俗から離れて単独者




○死への意識は移り変わる

コミュニケーション = ガン告知の論理と心理


 山折   告知より気配 
      人の背後にある自然とのコミュニケーション



以心伝心のコミュニケーション




○安楽死と自死の思想

 断食 ~ 積極的な安楽死 = 自殺

自然死したかのごとく断食死すること



  自分の意志によって断食の生活に入っていくけれども,周辺の人間に対しては自然
 に,枯れ木のごとく倒れていくように見える

 = 「自死の思想」
  



○デーケン 四つの死 
 ①肉体的死 

 ②心理的死 

 ③社会的死 

 ④文化的死


最高の教育は末期患者の世話(山折) 

 看取り休暇の実現を(デーケン)




○最期のイメージを考える

 中世の「二十五菩薩来迎図」 
  = シンフォニックオーケストラ

末期の床で聴く音楽「御詠歌」「川の流れのように」


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