So-net無料ブログ作成

(1)「致智」2003年3月号 ③(最終) (2)「日本人を考える」宮本常一 河出書房新社 2006年【再掲載】 [読書記録 一般]

今回は 7月26日に続いて
月刊誌『致知』2003年3月号の紹介3回目(最終)です


今回紹介分より 強く印象に残った言葉は…

・「人間の免疫システムの動きは年齢と共に低下していく」

・「気持ちは行動で変わる いろいろな場で人と触れる = 森田療法」

・「自分がかわれば未来もかわる」




『致知』 内容はおもしろく読むことができるのですが…
少し怪しくもある感じてしまうのはわたしの心が素直ではないためでしょうか





もう一つ 再掲載となりますが 歩く民俗学者宮本常一さんの対談集
「日本人を考える」を紹介します


・「古い泥棒にもエチケットがあり金をマッチ箱に入れて枕元に置いておけば大丈夫だっ
  た…」

・「日本人は適応はうまいが変容しない」

・「関所の調べは 明け六つ~暮れ六つで それ以前に関所の脇道を通れば関所破りにな
  らない」

・「搾取 - 搾取と考えないで社会保障をしてもらうための蓄積だと考える」
- 現代のは本物の厳しい搾取?

・「教育で一番大事なことは,自分が心の中でハッと思ったことを忘れさせないようにし
 てもらうこと - 『ハッ』を忘れない」

などと おもしろい話 ためになる話を知ることができます
おすすめです





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまち 浜松
 山田卓司さんのすばらしい作品が 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください

浜松ジオラマファクトリー

 8月には恒例となった「ジオラマグランプリ」が!

1.png





(1)「致知」2003年3月号 ③(最終)

cover11-07.jpg

◇科学技術の産業化が経済活性化のカギを握る  小宮山宏(東京大学教授)

 健康 環境 安全 教育こそが新産業創出の基盤



 これからの日本は人の心の変化が必要



 産業化の可能性を秘めた日本の科学技術






◇笑いでつくろう健康長寿の生き生き人生  昇 幹夫(元気で長生き研究所医師)

 心と体の密接な関係
人間の体内では毎日5千個ものガン細胞ができている

  私たちの体は毎日変化変化-細胞分裂
時には何らかの刺激で出来損ないの不良品,ガン細胞 
       = ガン細胞毎日5千個

 しかし,免疫システム ~ NK(ナチュラルキラー)細胞
   NK細胞の活性度 ←→ 心の持ち主 



 同窓会で老化にかなりの個人差
あるデータ = 見かけの差は 
    45歳で前後5年

55歳で前後6年

65歳で前後7年



 笑いが体にいい医学的根拠
・10年前吉本が「なんばグランド花月」で実験 → 免疫系正常化

・日本医大リウマチ科 吉野槇一教授の研究グループ

大学に落語家・林家木久蔵師匠 
    リウマチ患者26人に 血液検査 インターロイキン6,ユルチゾール減少



 いい顔はつくられる
人間の免疫システムの動きは年齢と共に低下していく

20代がピーク 

40代は20代の半分 → 年齢が倍になるとガン発生率は16倍になる

60代は40代の半分

   無財の七施 その一つが和顔
  


 気持ちは行動で変わる
いろいろな場で人と触れる = 森田療法

  気持ちがふさいでいる時はとにかく行動を起こすこと
 
   人間 = 英語   パーソン   

     ラテン語 ペルソナ = 仮面
  


 自分がかわれば未来もかわる
 








(2)「日本人を考える」宮本常一 河出書房新社 2006年【再掲載】

1.jpg

◇わたしはこんな旅をしてきた 向井潤吉(1901-1995)

宮本常一  
  昭和27年 274/365日の旅 
  楽しい民話のある土地


少なくなった茅葺き 


 古い泥棒のエチケット
  → 金はマッチ箱に入れて枕元へ


 旅を忘れた旅行者





◇夜這いこそ最高の結婚教育 大宅壮一(1900-1970) 

渋沢宅に23年間 観光価値のある島は独立国になるべし


夜這いをやめてオートバイ 関東の家庭に多いへそくり





◇地方人意識の変貌 浦山桐郎(1930-1985) 映画監督

 農民の意識の分岐点 
   農村の階層は都会で顕在化する 


東日本は固定化,西日本は移動 
   郷里への執着について


 農村社会の流動性 
   よそから入り最下層 → 酒屋 → 庄屋
   
   のし上がる層


 三千万農民の階層とは何か 
   下層はいない 
   「基」層のみ


 流動の原動力 

   ブルジョアジーを生み出したのは大阪だけ(大阪・堺のみ)      


農民を考えるもう一つの視点


東京政府となりがらりと変わってしまった
    - 地方の税金・労働力を吸い上げる場所に


政治の問題  
   農村から吸い上げるだけのものを吸い上げた形で固定化するという今の政治体制が
  続く限り都会への集中は止められません





◇日本人 草柳大蔵(1924-2002) 臼井吉見(1905-1987)

日本人の原型 百姓 
   幕末 3300万人中3000万人が百姓
   150万人が士 150万人が町人
   
   昭和35年ぐらいから
     農村→都会 が 都会→農村


 士への意識
  「三田文学」VS「早稲田文学」


 農村の人的構造 
   百姓仲間は百姓中まで助け合っていた 


都市構造の差違 
  「白河以北一山一文」政策 
   士農商工


 農民たちの意識 「平等貧乏」


 日本人の徳目
   ①勤勉 
   ②継続性 
   ※日本人には社会心がない  
= 地縁血縁による思いやり人間関係


適応と変容
   日本人は適応はうまいが変容しない


親分・子分・組織 
   親方子方制


 日本人的なもの





◇庶民の生活と文化 速水融(1929- )

 のどかな農村の生活 掟と抜け道 
   関所-調べられるのは明け六つ~暮れ六つ  
  (それ以前に関所の脇道を通れば関所破りにならない)


   野田泉光院,菅江真澄


庶民文化の大移動 「宗門改帳」
 搾取 - 搾取と考えないで社会保障をしてもらうための蓄積だと考える


庶民の服飾革命 近世の木綿


昼飯と食器 
   江戸時代は二食 
   箱膳 - 洗わない


 魚と鶏 
   塩魚 → 山中への塩の補給 


サツマイモと塩 
   赤いも系統と白いも系統 
   イモ・塩カップル


 村ぐるみの家の移動 
   小さな家 


文献を使う使わないではない





◇逃げ場のない差別のひだ 野間宏(1915-1991)安岡章太郎(1920- )

 筋が悪いと言うこと 善根宿「ヨツ」
  火元(火事の) 
   一段低く<羽織が着られない,足袋をはけない,公務に就けない>

  「差別はする方は気が付いているけど,される方はあんまり気が付かん」

~ 魔女裁判とそっくり
あるワクがあってそうでない人たちまでもそこに入れてしまう
  ~ 裁判所では慣習を認めない


一年に三回ぐらい畑のものを漁民がとっていい日があった
差別~明治時代になってからではないか?

山の人たちによる放火 ~ 赤馬をはわせる


※ 明治になると巡査とか裁判官とかが弱いものに対してすごく厳しくなっていった


「出雲の迷信」(速水保孝)出雲のキツネツキの話
   キツネ,犬神,ヘビ(とうびょうもち)~神主系に多い 

人身売買 ~ 浜松へ P147


「大地に生きる」清水精一 
   乞食がサンカ
   
   乞食には親方がいる「ちゃん」






◇日本の子育ての知恵を訪ねて 青木一(1911-2003)

 柳田国男の「しつけ」の見方 

日本の有形文化の二つの型
   軟質文化と硬質文化


 今一度見直すと


 ことわざなど


 武家の文化と民衆の文化


 同じ顔になってきている


 大きな訂正が要求されている


 子育てと社会連帯


 柿の話 
   お嫁に行くとき柿の木を持って行く


教育のかんどころ
教育で一番大事なことは,自分が心の中でハッと思ったことを忘れさせないように
  してもらうこと
  
  - 「ハッ」を忘れない




◇宮本常一
 1907年山口県周防大島生 民俗学者
大阪で小学校教諭 のちアチックミューゼアム
武蔵野美術大学教授 日本観光文化研究所理事
 日本常民文化研究所理事
1981年没






<イベントのお知らせ>

「いちゆうのヒトin浜松vol.8」
1.JPG
 浜松市出身の女性講談師 田辺一邑さんの独演会が もうすぐ浜松で行われます
 お時間があればぜひご来場ください
 今回は来年のNHK大河ドラマ「女城主井伊直虎」特集 楽しみです
 ここにきてチケットの残り数が少なくなっているとのこと
 大河ドラマへの注目度は高いのですね  

 日時:8月7日(日)14:00~
 場所:浜松市地域情報センターホール
 料金:前売り2500円 当日2700円
 詳しくは「浜松寄席の会」のサイトhttp://hamamatsuyose.gozaru.jp/をご覧ください


nice!(194)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 194

コメント 2

いっぷく

金をマッチ箱に入れて枕元に置くと
そのお金だけで被害が済むということでしょうか。
by いっぷく (2016-07-29 16:17) 

ハマコウ

いっぷく さん ありがとうございます

暗黙の了解でマッチ箱のものはとらないという仲間うちの約束だったようです
by ハマコウ (2016-07-29 23:24) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0