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「学力問題・ゆとり教育」山内乾史・原清治 日本図書センター 2006年 ④(最終) [読書記録 教育]

「現代の指導者層に最も不足しているのは創造性や独創性でもない。他者の心や境遇に対
 するごく常識的な想像力と人間としての最低限の優しさである」



今回は 3月 7日に続き 山内乾史さん 原清治さんによる
「学力問題・ゆとり教育(リーディングス 日本の教育と社会―第1巻 )」4回目の紹介、
最終です。



出版社の案内には

「『学力問題・ゆとり教育』に関する膨大な議論を、研究者のみならずジャーナリズムに
 おける言説も交えて収録。『学力論争とは何か』『ゆとり教育とは何か』を多様なレベル
 から検証し、その議論の展開と教育改革の行方を示す!」

とあります




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「キーワード 『水平的…』『評価参加者』『優生学』『障碍児』『個性』」


・「教育の機会均等が否定された  三浦朱門の発言」


・「日経連報告で決められた三つの階層
 ① 長期蓄積能力活用型グループ
② 高度専門能力活用型グループ
③ 雇用柔軟型グループ」
- その流れの中に今があるのではないかと感じます。


・「子どもの遺伝子情報に基づいた教育 江崎玲於奈
一連の教育改革は小中生に自己責任原則を強いる
本当に優秀な子なら勝手に伸びていく」
- 「優秀」な人が「優秀」であることを基準として教育を考えていることが分かります。
 「優秀」な人が幸せであればよいのかなあ。 





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☆「学力問題・ゆとり教育」山内乾史・原清治 日本図書センター 2006年 ④(最終)

1.JPG

第Ⅲ部

◇学力のメルクマールを巡って

□解説 原清治


□キーワード
 「水平的…」

 「評価参加者」

 「優生学」

 「障碍児」

 「個性」


□松下佳代(京大)

 現行の習熟度別授業は格差を拡大再生産するシステムである


□田中耕治(京大)
 
 オーセンティック・アセスメント


□齋藤貴男 

 ゆとり教育 - 公教育と私教育の格差を拡大させるためのもの 

「現代の指導者層に最も不足しているのは創造性や独創性でもない。他者の心や境遇に対
 するごく常識的な想像力と人間としての最低限の優しさである」





◇習熟とは何か 松下佳代

1 身近な現象
   よそよそしい言葉


2 模倣と習熟 

  反復練習はどう言うときに有効か

(1) 模倣 → 繰り返し(反復練習) → 習熟 → 習慣

(2) リフレクションによる習熟の深まり

  習熟と理解 → リフレクション → さらなる習熟


3 熟達化のタイプ


4 学校教育における習熟と同じこと  

  習熟度別授業は有効か?





◇学校評価改変の最前線 田中耕治

「オーセンティック・アセスメント」とは何か

 ① 標準テスト批判の論点

② オーセンティックの検討

③ アセスメントとしての○○





◇国家のためでもなく,企業のためでもなく  齋藤貴男
  
1 教育の機会均等が否定された  

   三浦朱門の発言 


2 ヨーロッパ型階級社会への憧憬


3 1995年 日経連報告で決められた三つの階層

 ① 長期蓄積能力活用型グループ

② 高度専門能力活用型グループ

③ 雇用柔軟型グループ


4 「結果の平等」はもとから存在しない


5 子どもの遺伝子情報に基づいた教育
江崎玲於奈

一連の教育改革は小中生に自己責任原則を強いる



本当に優秀な子なら勝手に伸びていく
  

6 居酒屋談義 


7 教育の本当の意味


8 学校を相対化してとらえる


9 デジタルよりアナログを





◇加速する能力主義と進む管理  北村

 忙しい障害者,排除される障害者


 教育改革国民会議
   座長の優生学


 教育改革の現場





◇個性という脅迫  小浜逸郎

 近代における「個」の強調の必然性

 「個であること」と「個性的であること」は矛盾する

 なぜ個性的であることはよいとされるのか

 凡庸さはなぜ嫌われるのか

 「平凡であること」の値打ち

 個性的であることの不幸

 「平凡」肯定論の微妙さ

 教育はなぜ「個性」を押し立てるのか

 教育における「個性尊重」は平等主義的必要

 教育は「個性」を育てられない

 「個性的な教育」なら可能だ










第Ⅳ部

◇学力問題の展開と教育改革の方向

 松下良平
  「楽しい授業・学校論の系譜学」

「子ども中心主義」


 諏訪哲郎
  「日本の教育改革が進むべき方向」


 小谷敏
  「教育改革を読む」





◇楽しい授業・学校論の系譜学 松下良平
  
1 楽しい授業・学校論を問い直す 


2 なぜ「楽しさ」が必要とされるようになったか

 (1) 子ども中心主義的な教育現場の実現(第一の関心)

(2) 60年代の教育がもたらした負の遺産の克服(第二の関心)

 (3) (1)と(2)の融合


3 異質な楽しさの大同団結

 (1) 遠山啓の場合 
    1972「楽しい学校をつくろう」2種類のゲームの展開

 (2) 板倉聖宣の場合 1983『たのしい授業』

 (3) 共通点


4 楽しさが要求される

  情報社会の登場に伴う子どもたちの変化への(第四の関心)


5 楽しい授業・学校論の限界

 (1) アイコンカルな帰結

 (2) 子ども中心理念の定義を

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