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「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑥ [読書記録 一般]

「土居建郎『日本人の罪悪感は,裏切り行為に発して謝罪に終わるという構造を極めて鮮
 明に示している』」



今回は 4月1日に続いて 社会学者 加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」の紹介 6回目です。



加藤秀俊さんの本は「社会学」を身近に感じさせてくれます。



出版社の案内には

「著者加藤秀俊氏は、現代の生きた諸問題に挑戦する意欲に満ち溢れている。行動的に世
 界中を駆け巡る個性的な社会科学者である。現代に生きることへの責任を行動をもって
 果たしたからである。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「子供は究極の消費財 - ペットかわいさのあまり自らの楽しみを犠牲にしてペット
  たちに多大な投資をしている」


・「人間は誰かに甘え,依存しているわけですから,それは責任のなすり合いの構造にも
 すぐに転化する可能性を持っている」


・「日本社会  
 ① 親離れ子離れの難しい社会
② 甘える関係から離脱することのできない社会」



「甘え」
わたしも親に甘えていたなあと反省します・・・。




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☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑤

1.JPG
 
◇親離れ・子離れ(2)
  
□若者は最大の消費者

 ロストウ
 「子供は究極の消費財」

 = ペットかわいさのあまり自らの楽しみを犠牲にしてペットたちに多大な投資をして
  いる


 ※ かわいがることと愛情を持つことは別



□自立の問題は親の問題

 基本的躾をしなかった親にも問題がある




□土居健郎『甘えの構造』

 甘え 
「甘えとは乳児の精神がある程度発達して母親が自分とは別の存在であることを知覚した
 後に,その母親を求めることを指して言う」


 甘え -  アマ(天)観念 = 味覚の甘さ


 甘え = 依存 日本社会の特徴



□小此木啓吾『モラトリアム人間の時代』~「対象消失」

 モラトリアム人間

   あれこれやってみてだんだん自分が分かってくるだろう
  ∥

あれもこれもやってみたけどすべてダメだった


 自己存在の基盤の微弱さを自覚

→ 対象消失はそれほど大きな悲しみにはならない



□甘え  

 人間の依存関係 = 責任問題

 人間は誰かに甘え,依存しているわけですから,それは責任のなすり合いの構造にもす
ぐに転化する可能性を持っている



 土居
「日本人の罪悪感は,裏切り行為に発して謝罪に終わるという構造を極めて鮮明に示して
 いる」



 日本社会では謝罪ですべてが精算される
 





◇日本社会
 
 ① 親離れ子離れの難しい社会

② 甘える関係から離脱することのできない社会



私たち現代の日本人は,永久に大人と子供の間を振り子の様に揺れ動いている存在



 最終的には甘えの構造の究極の解決方法としての謝罪によってすべてを精算するという
習慣


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