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「宮本常一さん 教育について」 ⑲ [読書記録 民俗]

「東京は住み難い。住み難いが金がある。そして,金さえあれば生きられる。地方には東
 京と比べるとお話にならないほど金がない。そしてたいしたこともできない。単純なこ
 とだが,これほど腹の立つことはない。」




今回は9月30日に続いて、
「宮本常一さん 教育について」19回目の紹介です。



民俗学者宮本常一さんによる、教育に関しての文章です。
永六輔さんが全国を巡るようになったきっかけは宮本さんの言葉だと聞きます。
宮本さんからは、生活に結びついた言葉を教わります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「24時間を忠実に生きている人が偉い」


・「10年後という視点を」


・「土から離れると根無し草になり,やがてその種子は新しい生命をよみがえらせないと
  信じられていた」


・「江戸は決して一般市民の中心ではなかった
・京都・伊勢が中心
・戦争中の統制経済のせい
  東京はあらゆるものの中心になってしまった」


・「東京に背を向ける人が出てこないと国全体の健全な発展は生まれてこない」


地方に住んでいるからでしょうか、40年も前の文章ですが、現在の文章であるかのよう
に感じ、頷いてしまいます。




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☆「宮本常一さん 教育について」 ⑲

1.jpg

◇宮本常一著作集12村の崩壊(1)
 
□佐渡の青年に望む 

○世の中で一番大切なものは時間

 24時間を忠実に生きている人が偉い



○郷土主義

出ていった人も郷里に対して責任を持ってもらいたい



「どんなささやかなことでもいいから,一つのことを,最後の目的まで達成せられるよう
 に問題を持って生涯取り組んでもらいたい」





□新生活運動の課題 

 日常生活 

 一年単位 = 稲作(春芽を出し秋実り年暮れ収納)


 一年一年が区切り-「場当たり的」



「10年後という視点を」
 




□それぞれの努力  

 時代と共に歩む村 

 よい村
  ① 一人一人の生活が豊か

 ② 社会設備社会投資の進んだ国

(例)愛知県北設楽郡名倉村
阿蘇の畜産
 




□土着文化  

 農民にとって土に行き土に帰することは決して死を意味しない



むしろ生命の再生を信じさせた

「土から離れると根無し草になり,やがてその種子は新しい生命をよみがえらせないと
  信じられていた」

  |

故郷を求める心

  土着生活の中に絶えず新しい生命を再生しようと努力する

  ∥

古い文化を新しいものに複合させつつ再生していきそれを当たり前のこととしてきた

  ∥

  自己拡大の形で文化吸収
 




□東京と地方と

 今ほど東京を中心とした中央意識が強くなっている時代はない



     地方人の中央への依存心


 江戸は決して一般市民の中心ではなかった
京都・伊勢が中心
戦争中の統制経済のせい
 
   東京はあらゆるものの中心になってしまった


「東京は住み難い。住み難いが金がある。そして,金さえあれば生きられる。地方には東
 京と比べるとお話にならないほど金がない。そしてたいしたこともできない。単純なこ
 とだが,これほど腹の立つことはない。」
 
                |

東京人の半分は田舎意識 - いつも田舎を背負う半市民

  → 市民意識は生まれない


○都会に共有地はない


○共同体社会形成をも拒む


◎政治家は国民に無責任感を植え付けた



東京 … 無理も多数で押せば通るやり方


   ∥

 国の中の矛盾がすべて東京に集中



※ 東京に背を向ける人が出てこないと国全体の健全な発展は生まれてこない

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