So-net無料ブログ作成
検索選択

「君を守りたい」 中嶋博行 朝日新聞社 2006年 [読書記録 教育]

今日は 中島博行さんの
「君を守りたい」を紹介します

いじめ
幾度となく大きな話題とっています
いじめに関する図書も数多く出されており
現場での研修も進んでおり努力しているはずなのですが
なかなかなくなりません


出版者の紹介には

「『まるで生き地獄』―衝撃的な言葉を残して自殺した中学生、鹿川君の事件から20年。
 いじめは集団によるレイプや暴行、果ては殺人までにエスカレートしている。犯罪被
 害者支援活動に取り組む弁護士作家が『いじめをしない、させない、許さない』をス
 ローガンに、生徒たちの手による「君を守り隊」を創設し、いじめをなくした中学校
 の活動などを通して被害に悩む子供たちを救う究極の方法を明かす。緊急書き下ろし!』

と あります



主張がはっきりとしている中嶋さんの本の要約 長くなりますが紹介します
被害者をまず守らなくてはならないのは当然ですし 納得するところも多くありますが
? と思うところ 乱暴な表現だなと思うところも随分あります
出版社名を見てわたしは意外な感じがしました…


いろいろな考え方がありますが いずれもヒントになります



一般社会から「いじめ」「ハラスメント」の言葉かが聞かれなくなること
同様に大切だと思います



今回紹介文から強く印象に残った言葉は…
・「学校はシグナルを見落とすな 」

・「…いじめの手口は巧妙化・残酷化」

・「大切なのは被害生徒を一刻も早く『いじめ地獄』から救い出してあげること」

・「君を守り隊 ~ 生徒会が有志を募り校内パトロール」

・「温情主義の排除」
- 教育から温情がなくなってしまったら…
  教えれば分かるはずと思ってしまうこと 排除すればすむという考え…
   




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー>

 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 詳しいことはホームページをご覧になってください
 ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
浜松ジオラマファクトリー









☆「君を守りたい」 中嶋博行 朝日新聞社 2006年

1.jpg

◇プロローグ 

「学校は涙であふれている」


◇いじめを即刻,停止させる

学校で襲われた女子中学生の悲劇
執筆目的 … 学校からいじめを根絶していじめの加害者に償いをさせること



女子中学生に対する性的いじめの事例 
  - 少年院の教育で鬼畜達は人間に戻るか?



いじめの実態は「恐るべき犯罪」 学校は「全くの無力」
学校がいじめを見逃したために被害者が自殺した事例 

  学校はシグナルを見落とすな

   「シャモリンチ」など,いじめの手口は巧妙化・残酷化

H16(2003) 小中高 23000件
①芸能ショーいじめ  強要罪・暴行罪(最長 懲役3年)

②ばい菌いじめ    名誉毀損罪(3年)・侮辱罪(10年)

③シャモリンチ 強要罪・教そ罪(10年)

④十字架・死刑いじめ 強要罪・傷害罪(10年)

⑤電気椅子いじめ・サンドバッグリンチ 傷害罪

⑥性的いじめ     強制わいせつ罪(7年)

⑦汚物いじめ     強要罪・傷害罪

⑧死に至るいじめ   傷害致死罪(20年)



葬式ごっこから20年 いじめはなぜ続くのか
昭和61(1986)年 鹿川裕史君(中2)自殺事件 
「このままじゃ生き地獄になっちゃうよ」

人間教育の理想は根本的誤解







◇「鬼畜の心」に人間教育は通じない

人間教育では「いじめ問題」を解決できない
  鬼畜の心に人間教育を施しても無駄 



小中学生に広まるいじめが原因の深刻な鬱病



フリースクールは「不登校」の子どもたちの避難所



「いじめ宿命論」が被害者救済を阻みいじめを助長する
加害生徒の立ち直りを優先し,被害生徒に対して無頓着,無関心



いじめと対決する教師達の深刻な力量不足






◇いじめは犯罪だ

いじめとはまさに学校犯罪だという認識を持つこと
いじめを教育問題と見るか犯罪問題と見るか



学校から去る被害者,居座る加害者という矛盾
いじめに責任があるのはクラス全体でなくあくまでも実行犯の加害生徒



大切なのは被害生徒を一刻も早く「いじめ地獄」から救い出してあげること



警察力を導入し断固たる少年司法で裁く
犯罪者の更正改善(立ち直り)は,学校ではなく刑務所や少年院の仕事

「正義のルール」(ジャスティス・ルール)
  ~ 社会で許されない行為は学校でも許されない

校内で犯罪が発生した以上,学校は速やかに加害生徒の出席停止,さらには
   停学処分,退学処分を発動すべきで,他方被害を受けた児童生徒,親は即刻警
   察に通報してかまわない



いじめられた生徒を守るために加害生徒を退学処分に






◇こうして「いじめ」は消滅する

アメリカ教育界はなぜドッジボールを禁止するのか



「ゼロ・トレランス」(不寛容)方式の衝撃
90年代登場の「ゼロ・トレランス」理論 = 不寛容主義

= 生徒の非行,いじめ,暴力は一切寛容せずに厳重に処分するという考え方



  アメリカにはもともと「壊れた窓」理論

→ 学校に応用したのが「ゼロ・トレランス」


  1997年 クリントン大統領がゼロ・トレランス確立を全国の学校に呼び掛けた

→ アメリカの学校現場は管理主義へと劇的に変化した

~ 自由を犠牲にして安全な学校を選んだ

1999年 コロンバイン高校の惨劇



スクール・カウンセラーとスクール・ポリス
2005.6 山口県光市の県立高校

アメリカではスクール・ポリス - 武器の携帯

アメリカの学校はゼロ・トレランスという超管理主義と学校警察で校内の安全と秩
 序を回復した = 犯罪者に教育的指導は無力
 
 「力の論理」 監視と処分
  ①徹底した監視と②警察への通報も含めた断固たる処分によって我が
       国の学校に「正義のルール」実現を!



「君を守り隊」の成功
茨城県筑西市立下館中学校
君を守り隊 ~ 生徒会が有志を募り校内パトロール

「いじめをしないさせない許さない そして君を守りたい」

隊員数は全生徒の約半分に



これが切り札 いじめ情報収集部と校内パトロール部隊
①情報収集部   いじめ目撃者,被害生徒からの通報先

②校内パトロール 加害生徒に対する威圧

中心人物をポイントで排除する
    ~ 一点集中「人数は必要最小限に,内容は徹底的に」



えっ,小学生でも少年院に入れちゃうの?
  ①刑法改正 

  ②少年法改正 = 警察の出動態勢が整った



被害生徒の視点に立てば加害生徒の立ち直りは二の次



歴史に埋もれた「人権主義」の正体
やがて「人権=犯罪者の権利」という図式が出来上がった

人権の偏った肥大化
   - 人権とは「国家に対する権利」であって加害者と被害者の間を律するもので
    はない



最終解決は人間教育か正義のルールか



3つの提案
① 学校にいじめ情報収集部と校内パトロール部隊をつくり,学校ぐるみの監視体
   制を実現する
    

  ② いじめを発見したら,中心的な加害生徒をピンポイントで処分する。

     温情主義の排除
    
  ③ 暴力的ないじめは即刻警察に通報する    




◇中嶋博行
1955年 茨城県生 早稲田大学法学部卒業 作家・弁護士

リーガルサスペンスの旗手

「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ④(最終) [読書記録 教育]

今回は 8月27日に続いて 門脇厚司さんの
「学校の社会力」4回目の紹介 最終となります



出版社の案内には

「いまや脳科学的にも実証されつつある子どもの学力低下。深刻な事態を、親のしつけ
 が悪いから、学校が『ゆとり教育』に走っているからといった、素人分かりしやすい
 コトバで片付けてはならない。必要なのは、最も大事な社会力を子どもたちの中に根
 付かせるための環境を整えることにある。前著『子どもの社会力』で、人が人とつな
 がり、社会をつくる力=社会力を提案し、ひろく注目を集めた著者が、教育の本質に
 迫る。迷走する文部科学省、混乱する教育現場、困惑する親たち、そして、子どもた
 ちをとりまくすべての大人たちへ、いま子どものために、何をすべきか、緊急提言。」

とあります




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教師自身が自ら学び自ら考えるべき」

・「社会力を付けた地域社会」

・「社会力のある学校」
「地域に開かれている学校」
「住民の協力が日常化している学校」
「子どもたちが地域づくりに参画する学校」
   
     




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー>

 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 詳しいことはホームページをご覧になってください
 ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
浜松ジオラマファクトリー






☆「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ④(最終)

1.jpg

<学校の社会力>

◇教師の社会力

「教師よ 社会人たれ」 
   教師の社会力不足
   

 大人が嫌いなわが国の教師
子どもが好き = 大人が嫌い?
   

 自分で考える力に欠ける日本の教師
武田忠 教師自身が自ら学び自ら考えるべき
 
         → 社会力をどう身に付けていくか




◇地域の社会力

 地域に社会力があると言うこと 
   コミュニティか?


 社会力を付けた地域社会




◇学校の社会力

 社会力のある学校
  ① 学校が完全に地域に開かれている

  ② 地域住民が日常的に学校の教育に協力している

  ③ 子どもたちが地域づくりに参画している
  

 地域に開かれている学校
   三鷹市立第四小学校
     教育ボランティアの動員
       ①コミュニティテーチャー 教科 

②学習アドバイザー    教科で担任の補助
 
       ③きらめきボランティア  自分の趣味・特技



140人 日曜日,時間帯の登録
  

 住民の協力が日常化している学校
千葉県習志野市立秋津小学校 秋津コミュニティ 岸祐司氏
  

 子どもたちが地域づくりに参画する学校
神奈川県横須賀市立日枝小学校