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「地名から歴史を読む方法」武光誠 河出書房新社 1999年 ③ [読書記録 一般]

今回は 9月27日に続いて 武光誠さんの
「地名から歴史を読む方法」の紹介 3回目です



出版社の案内には


「由緒ある地、港町、農村からあなたの住む町まで、どんな地名にも日本の歴史が秘め
 られている。大和朝廷の土地開発にちなむ地名、中世の荘園制度が生んだ地名、江戸
 時代の城下町の町づくりがわかる地名など、“歴史の生き証人”たる地名を手がかり
 にこの国の成り立ちを明らかにする。」


「地名は、私たちにとって極めて身近なもの。そして、我が国の歴史を雄弁に物語る。
 県名ができたいきさつや、古い時代につくられた自然地名、大和朝廷がつくった古代
 地名などを説明し日本の歴史を探る。」


とあります




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「江戸=河口を表す」「奈良=『ならす』平地の古語」

・「川のそばの鶴地名 鶴間、鶴舞川のそばの鶴地名 鶴間、鶴舞」

・「低湿地に田、家は小高いところ
=丘の上に集落 → 村岡、村山、村上、岡村、山村、上村、高村」

・「『さと』地名は『むら』地名より少ない=『さと』は『むら』より新しい」





本書が出されたのは 「平成の大合併」以前
懐かしい地名がいくつも出ています
「地名」を残せなかったことは 残念に感じます
改訂版をのぞみます




<あと1か月  浜松ジオラマファクトリー!>
 残念なことにザザシティでの開館は10月限りとなったとのこと
 あと一か月 ぜひお訪ねください
 ※浜松ジオラマファクトリー閉館のお知らせhttp://www.hamamatsu-diorama.com/2015/09/zazacity.html(HDF HPより)
 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 詳しいことはホームページをご覧になってください
 ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
浜松ジオラマファクトリー







☆「地名から歴史を読む方法」武光誠 河出書房新社 1999年 ③

1.jpg

◇自然地名
  
○七種類に分類できる自然地名
①川 
 ②野原 
 ③坂 
 ④山 
 ⑤谷(沢) 
 ⑥海岸 
 ⑦岬

例 江戸=河口を表す

奈良=「ならす」平地の古語
  


○「川」に因む地名 
合流点 -  落合、二俣、川合、河合、川井、合川


 急流  -  轟、等々力、土々呂 

 遅流  - 「とろ」地名

 流れ - 「水流(つる)」→「つる」鶴の字も

      川のそばの鶴地名 鶴間、鶴舞


○川幅の狭いところ 狭(かい)→貝も、迫、宇土(うど)→鵜戸も
水たまり    「袋」→福良

深いところ   「釜」地名 

川を渡るところ 「越」地名 越川→鯉川



○木と森林に因む地名
山、岳、峰、根、尾

森 → 守、茂里、母里、毛里、毛利

神を祀ったところに森や林の地名も



○その他の自然地名
野  伸びる-原型の「の」→「野」 原=平地

 大野、小野、佐野(狭野)

 大原、小原

海岸 「浜」「磯」「岬」
「東日本に沢地名が多く、西日本に谷地名が多い=境は長野」






◇農村地名

○中村-農村中心部



○山村の多くが古代以来の地名を持つ
人家の集まるところ「むら」「さと」

   むら - 村、邑

さと - 里、郷  中国の法律用語を借りた


 低湿地に田、家は小高いところ
=丘の上に集落 → 村岡、村山、村上
岡村、山村、上村、高村

 里地名 大里、中里、里中、小里、美里
「さと」地名は「むら」地名より少ない
         =「さと」は「むら」より新しい



○奈良に田中地名が多いわけ
3~4世紀の奈良盆地のめざましい開発による
本宅での生活「村居」 田のそばの仮小屋「田居」



村居、村井、田居、田井、田伊、鯛地名



田居での新田開発終了 
       定住するようになった=「田中」



○古代の田中地名 = 新田開発地



○飛鳥時代 
  新墾(にいばり) 新治(にいばり) → 田中



○「田」のつく地名と海神信仰とは
田地名ベスト10
新田、山田、和田、吉田、田代、町田、田中、太田、高田、福田


 和田=海神信仰 西日本の海岸沿い
古代人 海神=「綿津見の神」海部(あまべ)
神戸市 


 和田岬-大和(輪)田泊



 福原

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(1)「まんが 昔の子供」大吉千明 南方新社 2000年 (2)「信じる勇気が湧いてくる本」 遠藤周作 祥伝社 1998年【再掲載】 [読書記録 一般]

今回は 大吉千明さんの
「まんが 昔の子供」を紹介します



出版社の案内には

「あの頃は何もなかった。テレビゲームも、おもちゃも、遊園地も。でも、みんなよく
 遊んだ。貧しかったが、感動が満た溢れていた。町の漫画家が描いた昔の子供の日常、
 全100編。」

と あります


久々に聞く言葉もあります
逆に 今でも残っているものも…
懐かしく昔を思い出す本でした



もう一つ 再掲載となりますが 遠藤周作さんの
「信じる勇気が湧いてくる本」を紹介します
遠藤さんのたくさんのエッセーのなかから厳選された言葉の数々…
どれも渋く光り 心に残ります

「失恋 最大の薬は『時間を掛けて少しずつ傷口をふさぐこと』」
本当にそうだなあ… 苦く思い出します




<あと1か月  浜松ジオラマファクトリー!>
 残念なことにザザシティでの開館は10月限りとなったとのこと
 あと一か月 ぜひお訪ねください
 ※浜松ジオラマファクトリー閉館のお知らせhttp://www.hamamatsu-diorama.com/2015/09/zazacity.html(HDF HPより)
 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 詳しいことはホームページをご覧になってください
 ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
浜松ジオラマファクトリー










(1)「まんが 昔の子供」大吉千明 南方新社 2000年

1.jpg

なくなったものは…


◇暮らし

 散髪      寝小便    トラック便乗     屠殺     男尊女卑  

 お灸      母乳     鼻タレ       肥桶     抜歯  

 もらい風呂   牛車     立木打ち       灯籠作り   子守

蓄音機     殿なる称号  小さな大黒柱     田植え    麦踏み  

 草刈り

子ども(①我慢 ②忍耐 ③辛抱 ④諦め ⑤忠実) → 精神面も図太くなる

鹿児島土産   焼き餅(弁当)  蕎麦がき(麦粉-インスタント食品)

 卵       鶏      種子卵        西瓜     鏡餅

 お正月どん   アイスキャンデー屋        越中どん(置き薬) 

 修理屋     聖職者    豆腐屋        田の神様  

虹(虹を追いかける子ども)   弁当箱  

 遠足(おやつ 二日がかりのイベント)





◇学校  

順番     悪戯坊主    学芸会        巡査どんと先生様  

 新米先生   代用教員

式典(元旦の式1/1 紀元節2/11  天長節4/29  明治節11/3)  週番  

 二宮金次郎  蔵書      敵中横断       学舎     処罰

 討論会   国民学校    高等科二年生     須田訓導






◇遊び

チャンバラ  ボタンキリ   石なご        馬乗り    東京歌舞伎

 カッタ取り  芋虫(動くおもちゃ)          山学校(ずる休み)  

 三角のり   マンガ    金輪回し       ガネ(もくずカニ)取り  

 ダッマ(川えび)取り      鷹狩り       弾き罠    蜘蛛げんか

 青梅食い   活動写真    ガラッパ相撲     かくれんぼ










(2)「信じる勇気が湧いてくる本」 遠藤周作 祥伝社 1998年【再掲載】

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<どう信じ、どう愛するか>

◇恋が破れるとき実るとき

○ 誰かを愛するという事はその人を信じようとする意志に他ならない。もしくは信じ
 る賭けをなす事に他ならない。                『愛情セミナー』



○ 愛は情熱のように本能的に発生するのではありません。    『恋の絵本』



○ 愛は重い荷物を背負って長い路を歩くようなもの。  『恋すること・愛すること』



○ 今君が彼女に心ひかれているような美点長所は必ずや結婚後メッキがはげる。色あ
 せる。花と思ったのは枯れ葉だったとわかる時が来る。     『愛情セミナー』



○ 現実のみすぼらしさ、苦しさに耐えながら、彼と幸福を築こうとしていく決意
 - それが愛の始まりです。

  生活の重荷によろめきながら時としてはなれ合おうとする二人の指を再びしっかり
 と握り合おうとする意志
 - それが愛の歩みです。

  どんなことがあっても、彼との生に絶望しないで最後まで努力を重ねてみること
 - それが愛の忍耐です。

  恋のように激しい炎の代わりに決して燃え尽きぬ火を大事にすること、この地上で
 巡り会った二人の男女が楽しみだけでなく苦しみも悲しみも共にしながら生の路を歩
 いていくとき、次第に生まれてくるあの深い共通の運命愛、それが愛の悦びです。そ
 れは、創らねば決して生まれては来ないものです。 『恋すること・愛すること』



○ 我々の人生には何十回会っても何の影響も痕跡も与えぬ他人がいる。しかし、一度
 その人と会っただけなのに、その人の痕跡が我々の人生に刻み込まれる相手もいる。
                               『愛情セミナー』



○ 恋にはそれほど激しい努力も忍耐も克己もそして想像力もいらぬことです。
  だが、愛すること - それは恋のように容易しいことではありません。「愛する
 こと」には、恋のように激しい炎の華やかさも彩りもないのです。
  その代わりに長い燃え尽きない火を守るため、決意と忍耐と意志とが必要なのです。
          『恋すること・愛すること』
 





◇愛につきものの苦しみ

○ 不安、嫉妬、不信などという愛欲につきものの苦しみは情熱の炎を消すどころか、
 逆にそれを燃え上がらせる油になることは確かである。    『私の愛した小説』



○ 情熱はそれ自体愛情とは違って激しいものですが、愛情のようにいつまでも永続す
 るのは難しい。
  激しいだけに燃え続けることは実に難しい。 『ひとりを愛し続ける本』



○ 恋愛の本質は「信じるか」「信じられるか」         『愛情セミナー』



○ 失恋 最大の薬は「時間を掛けて少しずつ傷口をふさぐこと」
                             『愛情セミナ-』



○ 嫉妬 人間の自尊心が最大に傷つけられた苦しみ
                       『愛情セミナ-』



○幸福 与えられるものではなく作り出すもの  
                         『あなたの中の秘密のあなた』







◇憎しみの愛情学

○ 女性の非論理性「女性反芻説」



○ 夫婦げんか術  ①黙って聞く  顔に苦痛+悲しみ

  ②黙って自分の部屋に引き揚げる



○ 男は女に口論で絶対負ける

女性の記憶力のすごさとその飛躍的論理のせいで…














<弱い人間だからおもしろい>

◇笑いの特効薬

○ 人に笑われるのは別にこちらからの努力を必要としない。しかし、人を笑わすとい
 うことはかなりの努力とかなりの技巧がいるものなのである。
                 『春は馬車にのって』


 
○ 笑いは他者と結びつこうとする意志の最初の表れである。



○ 笑えぬ状態にある人はどうしても息の詰まる改行のない文章を書くものだ。



○ ユーモアの根底には必ず愛情がなければならぬ。






 
○大人になった条件
「何かを畏れる」恐れるのではなく畏れる

人間が人間についてあまりに過信を持たぬ何かを持つこと



          おごった優越感を持たぬこと


 今の若者 ややますると畏れを知らない

自分の考えだけが正義であるという優越感があって自分の弱さに対する劣
     等感が欠けている。

     |

  優等生はいつも優越感に満ち、そして思いやりと他に対する想像力が欠けている場
 合が多い。






◇住処を見つける知恵

○ プロの一生とは不断の勉強の集積だ。一日も休めない。



○ 東京というのは生活する場所で生きる場所ではない。



○「人間は考える葦である」
葦にポイントが置かれている
      ~人間の思考など葦と同様頼りないもの





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