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「日本の歴史を読み直す」網野善彦 筑摩書房 1991年 ⑦(最終) [読書記録 歴史]

今回は 10月28日に続いて 網野善彦さん
「日本の歴史を読み直す」の紹介 7回目 最終となります


出版者の紹介には

「後醍醐天皇の出現が、日本の歴史全体を変えた驚くべき事実。『一遍聖絵』から読み
 解く差別の発生。ひらがな文字や銭の普及の背景とその意味。今日の私たちを束縛し、
 重大な影響を与えた14世紀の出来事から、新しい日本史像にいどむ刺激的な試み。」

とあります



同じく網野善彦さんの
「続・日本の歴史を読み直す」筑摩書房 1996年
本当にわずかな要約ですが紹介します




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「宗教が弾圧されルーズな社会に(フロイスが批判)」
- 江戸期 明治期の外国人が 日本を褒めたと言われますが
  そうでないことも もちろん…

・「未開日本社会と高度文明中国律令制のドッキング → 天皇の特異性」

・「時国家文書の研究会 多角的企業家=大農場経営者ではない」
「百姓は農民とは限らない」
「百姓は普通の人」




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☆「日本の歴史を読み直す」網野善彦 筑摩書房 1991年 ⑦(最終)

1.jpg
 
◇ルイス・フロイス

 1562~1597


 夫は離縁状を書く義務がある(→再婚)建前


 歌垣 男女のフリーセックス  夜這い~間引き

    |

    宗教が弾圧されルーズな社会に(フロイスが批判)
 




◇女性職能集団

 10~11世紀 
   自立した女性職能集団としての遊女

遊女・白拍子・くぐつ


 近親婚のルーズさ
表の男性 裏の女性
 




◇天皇

 天皇 … 天武・持統朝から


 日本 … 7世紀後半 天皇・日本・日本人

           |

   未開日本社会と高度文明中国律令制のドッキング

    ↓

    天皇の特異性



 天命思想が皇孫思想に代わることがなかった









☆「続・日本の歴史を読み直す」網野善彦 筑摩書房 1996年
 
◇百姓

百姓は農民とは限らない


時国家文書の研究会
多角的企業家-大農場経営者ではない

柴草家  回船商人だが身分的に頭振,水呑に位置づけられている



土地を持っていない貧しい農民ではなく,むしろ土地を持つ必要のまったくない
  人たちだった

  |
 江戸時代の村は,決してすべてが農村なのではなく海村,山村,そして都市まで 
  をも含んでいる



     百姓は普通の人



☆網野学説
 
◇日本中世史家・網野善彦

① 農業民の役割への着目 

    漂白性を一側面として重視

 ② 無縁(特異な社会空間)についての見解 

    無縁・公界楽 =自由な地 平和空間
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「地域住民から福祉・教育関係者等への無理難題要求をどう読み解き対応するか」~イチャモン研究の到達点~  大阪大学教授 小野田正利 2008年 ⑤ [読書記録 教育]

今回は 10月22日に続いて 小野田正利さんの講演
「地域住民から福祉・教育関係者等への無理難題要求をどう読み解き対応するか」
5回目の紹介です


大阪大学教授の小野田さんが「イチャモン」を通して
現代の社会の課題をあぶり出してくれます



大変難しいことですが、相手の立場になって考えることの大切さが改めて分かります。
つないでいくことの大切さについて考えました。





<あと2日間  浜松ジオラマファクトリー!>
10月限りで ザザシティのジオラマファクトリーが閉館します
 あとわずかですが 機会があれば一度おたずねください
 ※浜松ジオラマファクトリー閉館のお知らせhttp://www.hamamatsu-diorama.com/2015/09/zazacity.html(HDFのサイトより)
 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 詳しいことはホームページをご覧になってください
 ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
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☆「地域住民から福祉・教育関係者等への無理難題要求をどう読み解き対応するか」~イチャモン研究の到達点~  大阪大学教授 小野田正利 2008年 ⑤

1.jpg

(4)ワークショップの演出がポイント
   
 時間の長さによってバージョンを変化させるのですが、


 ① アイスブレークをしながら班分け、


 ② ワークショップの進め方の説明、


 ③ 役割(ロール)分け、

 
 ④ 扱う事例の提示と、役割をする者同士の打ち合わせ(特に保護者役は復教なので、
  どうやって学校側に要求を突きつけるかの作戦タイムは重要なポイントとなります)、


 ⑤ ロールプレイ本番(10分以内)、


 ⑥ 記録係を司会者として班ごとでの反省会、


 ⑦ 数班を指名発表し全休での振り返り、


 ⑧考慮すべきポイントの提示、


がほぼ一連の流れとなります。
  
 一つの流れは40分もあれば十分です。
  
 一般的にロ-ルプレイは、照れや恥ずかしさ、なんで今更そんなことを、という覚め
た感覚を持たれる方もありますから、①と②では雰囲気の盛り上げ方に注意を払います。

 さらに幾つかの演出も工夫しています。

 それぞれの役割を示す名札(例、母・父・校長・担任など)を用意し、「じゃんけん
でもくじ引きでも何でもいいから選びましょう」と誘うと、誰もが「保護者札」(担任
は責められるから嫌がる)をとろうとして盛り上がりはじめます。


 事例も、それぞれの役割(ミッション)を別々の色封筒に入れて渡します。


 保護者役はホットになるからピンク封筒、

 学校は蒼ざめるからブルー、

 記録係はどっちつかずのグレー封筒、

という演出もかなりの効果があります。
  


 どの学校種でも汎用性があるのが、卒業アルバムの事例です。

 保護者の役割を記した紙には

「今日は卒業式。あなたの息子のタロウ君が卒業アルバムを持って帰らてきました。と
 ころがタロウ君の写っている写真は、集合写真を除けばたった1枚しか見あたりませ
 ん。しかも遠くの方にごく小さく写っているだけです。それなのに近所に住む同級生
 のマサトシ君は、大きく写ったスナップ写真が5枚も載っています。気持ちの収まら
 ないあなたは、担任にひとこと言うために学校へ出かけていきました」

と指示してあります。


 他方で学校側(担任、校長など)には、卒業式の後に保護者が面談要求をするという
連絡があった、ということ程度しか書いてありません。

 記録係の文書には、やりとりの経過や気づいた点を簡単にメモしておいてください、
と伝えてあります。             




(5)「だんだんムカつくのがわかります」               
  

 私の合図で進行していきますが、8分程度のロールプレイでも、4分も経てばヒート
アップしていきます。

 それは④の打ち合わせをしていることと関係しますが、親(役)は我が子のことで必
死であり、学校側は「『アルバムを作り直せ』と言われても、どうしようもないじゃな
いか」という思いと、それでも親の剣幕を含めて、写真の枚数のチェックがなかったこ
とは学校側の落ち度として反省しなければいけない、というジレンマに陥ります。
  

 保護者と教員の混じっている集会でそれをすると、保護者役(実際は教員)は

「どうして思いを分かってくれないのかと、だんだん腹が立ってきました」

と感想を述べ、一方で担任役(実際はお母さん)は

「私も親ですから、親御さんの言っておられることは正当だし、よく分かります。でも
 学校側とすれば何とも答えようがないし、本当に困りました」

と反省会で語り始めました。

 このアルバムの作り方に5枚と1枚というミスがあったことは事実ですが、今更作り
直しはできません。



 ではなぜ親は、そのことでわざわざ学校まで足を運ぶのでしょうか。

 アルバムの写真の枚数に

「我が子がこの学校でどういう扱いを受けていたかが示されているんではないか」

という不満があり、作り直しは無茶な要求であることは分かってはいるか、それでも

「うちの子は学校でどんなんだったのか?友達と仲良くやっていたのだろうか?」

といった「子育への不安」があることを見て取れば、学校側の返答の仕方は違っててく
るのでしょう。

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