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「授業づくりをささえる」石井順治 評論社 1999年 ① [読書記録 教育]

今回は 昨日紹介した「シリーズ授業 国語Ⅰ」の授業者・石井順治さんの
「授業づくりをささえる」 1回目の紹介です


出版社の案内には

「教育現場の第一線を離れて、教師の授業づくりを支える指導主事としての仕事、教育
 の研究者としての活動、校長としての学級経営の三つの側面から、ありのままを描い
 た教育者の実践記録。教育関係者への励ましとなる一冊」

とあります


今回紹介分から 強く印象に残った言葉は

・「教師たちの営みがつなぎあえているかどうか」
- つなぎ合おうという気持ちの大切さ 感じます

・「子供、かつての自分自身の体験を失敗も含めて語る」
- 子どもは 教員が子どもの頃の失敗談を喜びます 安心するのだと思います




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☆「授業づくりをささえる」石井順治 評論社 1999年①

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◇はじめに

 教師…子供との豊かな世界に希望をつなぎ授業づくり


 教師としての使命感・誇り



教師たちの営みがつなぎあえているかどうか

指導力をつけたいという願いは切実



自分の授業づくりに寄り添い親身になってささえてくれる研修の場があり、
    仲間がいたらどんなに良いか!


指導主事「私の授業づくりから私たちの授業作りへの転換」
   市教委3年県教委2年



<指導主事の仕事を通して>

◇指導主事の役目

広範で広い知識を得る時間を確保することはかなり難しい




◇実践者の目線で見えたもの

○「私だったら」からの脱却 

    「私だったら」=功罪のバランス



 ○子供を見る目への疑問 

  内側から子供を見る目 = 子供を理解し寄り添う

その子の心の中に飛び込み、少しでもその子を好きになること



  その子の事実と正面から向かい合うこと

「子供、かつての自分自身の体験を失敗も含めて語る」
 


 ○若い人の授業 

・まず子供の考えのすばらしさを感知し、それを受け止めようとする姿勢

  ・謙虚さと笑顔 



大切なのは まず子供との心のふれあい






◇授業づくりを支える

 ○ビデオ映像を活用した授業改造への援助

  ・教えたいことにとらわれない
「教えたい焦り」 → いい発言にのっていく勇気・決断



子供から生まれるのを待ち生まれたものの中からきらめく宝石のような読みを発
  見する



○T先生への手紙

「つぶやき」と「おしゃべり」との違い



最も大切なのは聴いてくれる友達にどれだけの気配りを持っているか



聴ける子供を育てる



 ○研修委員長を支える

はっきりとした方針

「本年度は『聞く』と『一人学習』を学校全体で取り組む」



学年の意見を良く聞いて取り入れ整理する



整理方向付けのリーダーシップ



 ○研修会での私(石井氏)の助言

   ①子供に対する信頼と発問の的確さ 

②書き込みを土台にしてみんなで読み合う授業

③授業の中の子供を守り、生かすこと

「シリーズ授業 国語Ⅰ 漢字の字源をさぐる ①実践の批評と創造」 岩波書店 1991年 ② [読書記録 教育]

今回は 1月27日に続いて 岩波書店から出ていた 「シリーズ授業」より
「シリーズ授業 国語 1 漢字の字源をさぐる」2回目の紹介です

編集者は 教育界でよく知られる方々
稲垣 忠彦さん 谷川 俊太郎さん 河合 隼雄さん 竹内 敏晴さん 佐伯 胖さん
野村 庄吾さん 佐藤 学さん 前島 正俊さん 牛山 栄世さん 石井 順治さん




出版社の案内には

「子どもたちの文字に対する興味をかきたて、古代の人びとの生活や文化の豊かさを実
 感させるためには、周到な教材の準備と発問の工夫がある。漢字研究者からアドバイ
 スや教師と子どもの関係についての提言などを含む」

とあります


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「教師は生徒がすべて自分の懐の中にいることを期待して自由を許さない」

・「授業革命 ~ 生き生きとした言語表現」

・「脱線はどこまで許容されるのか?」




国語科教育で知られる石井順治さん
石井さんの生の授業の様子を知ることができました
またそれをたたき台にした話し合いから 
教員以外から見た国語科のとらえ方を知ることができました





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☆「シリーズ授業 国語Ⅰ 漢字の字源をさぐる ①実践の批評と創造」 岩波書店 1991年 ②

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<授業を見直すために>

◇教師の文化の開かれるところ 佐藤学

 授業への歩み 
   授業スタイルの形成 授業を拓く



石井の転換 
   ①「国語教育を学ぶ会」 

   ②ビデオ記録 
   
   ③若い教師たちの成長を援助する仕事



専門的成長を支える
  学問 - 学校文化の枠組みからの自己解放



 石井 1989~ 指導主事







◇日本文化の中の教師生徒関係 河合隼雄
 
(1)文化の中の教育  
我々はどうしようもなく日本的に生きている
 


(2)教師と生徒の関係
教師 ~ 母親的役割 「抱え込もうとする」

教師は生徒がすべて自分の懐の中にいることを期待して自由を許さない
      ~ 「察する」文化

    授業革命 ~ 生き生きとした言語表現



(3)「発見的」過程としての授業 
     発見的対処



(4)教師の個性とは?
ユーモアのセンス ~ ゆとり

時に王様、時に道化



授業研究は欠かせない
  脱線はどこまで許容されるのか?



悩みつつ決定して行くことで教師の個性が磨かれるのではなかろうか


   葛藤を通じて自分を鍛え、自分の下した決断によって「自分自身を知る」ことを
  続けることは個性を磨き上げるために必要なこと



教師も常に新しい発見をして進歩し続けること



   知識をいかに伝えるか、生徒と共にいかに「発見」を繰り返していくか!






◇授業の事例研究の試み 稲垣忠彦
 
(1)一つの授業に注目して
①個性的な事実

②広がりを持つ子供、教師



(2)授業というプロセス
 ①何のために何を教えるのか 中心は子供

 ②授業の計画

 ③授業での行為
子供への行為・対応は「一つの行為」

  その行為を支える子供・教材・方法についての理解とその場面での判断・選択
  が、教師の力量の内実を成している

  ④授業の検討
1)授業のプロセスに於ける教師の判断、選択、決定への注目



支えるもの 子供・教材・方法についての知識・理解



さらには 教師の教養・個性・経験



教師の具体的な判断・行為に注目し、それが子供にとってどのような意味を持
   っているかの検討を目的とす

  2)事例研究は教師の判断・選択をより適切なものとし、それを支える子供・教材・
   方法についての理解を広げ深めることを目的としている

子供・教材・方法

  3)新しい理解へと進むことを期待



教師のプロフェッショナルな成長を課題としている



(3)授業の批評

   明治後期
     「授業法批評会」
     「授業批評会」
     「授業研究会」



学校を場とし教師を主体とする事例研究であった
         → 経験の交流、発展 

研究 → 特定の基準に基づいて批評し実践枠付け定型化



アイズナー 批評
「科学的研究」工学的アプローチに対して批判

①法則を目的  手段的・操作的 → 質を量に還元

②所定の目標を優先し、「現在」の意味を軽視している

③客観性重視・個性的な特質を捉えよう

④標準テストの利用重視

→ 個性的特質は無視される



「芸術的パラダイム」主張



(4)参加しての感想
・時間限定の限界

・ビデオ場面の限界

  ・意見や視点のギャップ



授業者・教師への信頼と期待を深める機会となった







◇討論を終えて 石井順治

 言葉の重みに触れた体験
(1)教材に対する教師の姿勢

(2)字源をたどることの意味

(3)教室の言葉