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「非行の予防学」佐々木光郎 三学出版 2011年 ③ [読書記録 教育]

今回は 5月28日に続いて 佐々木光郎さんの
「非行の予防学」3回目の紹介です



佐々木さんは 元家庭裁判所調査官で 静岡英和学院大学教授(出版当時)
子供の状況について詳しく 大変勉強になります

小さなお子さんをもつ お父さんやお母さんにも ぜひ読んでいただきたい本です



出版社の案内には

「『非行をしない、させない』育て方について、事例を挙げてわかりやすくまとめた本。
 子どもたちの日々の暮らしそのものに着目し、気をつけてほしいところを述べる。後半
 では学校のもつ役割の重要さにも触れた。 」

とあります



今回紹介分 「配慮のある家庭環境」 から強く印象に残った言葉は…

・「環境と非行との相関関係は高い」
「玄関 = それが親の対人関係の力量と養育能力を如実に物語る」
「玄関はオモテ(外)とウチ(個人)をつなぐ門」


・「間違った認識(シナリオ) ×ひとり親は悪い ×再婚家族に対する根拠のない見方」
- 以前に比べれば おかしな決めつけはなくなってきているように思います


・「大人は子どもの最善の利益を考える余裕をもたない」


・「非行をつくる親 親自身が今を生き生きと生きていない」
「自分に甘く、他者に非常に厳しい」」







-子どもが生まれたとき 親も生まれる
-子どもが1歳になったら 親は親として1歳
などと言われます

「大人だから」と言うだけでなく 親となる意識を高めていかなくてはと思います






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☆「非行の予防学」佐々木光郎 三学出版 2011年 ③

Ⅲ 配慮のある家庭環境

1 住まいと非行①

□住まいと年齢 
  中学生 ~ 一日の疲れを癒やす場が必要


□勉強机    
  ないと「学ぶ楽しさ」から遠のく


□心地の悪さ
  =子どもの年齢に慎重な気配りを


□別々の玄関  
  

□個室も使われ方による
入室の許可





2 住まいと非行②

□茂る雑草  
 
 総じて多くの困難を抱えた家族の場合は、周囲の清掃が行き届かず雑然としているとこ
ろが多かった


 環境と非行との相関関係は高い


 ケリング・ウィルソン(米)「割れ窓理論」
「だらしないままでもいいよ」   = 非行準備性
「きまりだったら守らなくていいよ」


□表札と玄関 

(1)いろいろな困難を抱える家庭ほど表札がない
 
  親の自尊感情が低い ひとりぼっちの子育て


(2)玄関 = それが親の対人関係の力量と養育能力を如実に物語る

    玄関はオモテ(外)とウチ(個人)をつなぐ門


□間取り  
 個室 ○自立への一歩

  ×たまり場

 大切=「家の真ん中に居間を作り、子どもは居間から自室に行くような間取り」

 




3 離婚と再婚  ひとり親家庭と再婚家庭(ステップファミリー)

□間違った認識(シナリオ) 

 ×ひとり親は悪い

 ×再婚家族に対する根拠のない見方



□うまくいかない家族
 
(1)生別した親の悪口を盛んに言う


(2)近隣親族から相手にされない
   「孤立した家庭」ネグレクトへ


(3)子どもからの「被害」を訴える親が実に多い

子どもの前で「お前のために苦労している」と愚痴る



□ステップファミリーの心入れ

(1)新家庭を作るとき、子どもの年齢や心の動きにどれほど配慮し、その意思を尊重し
   たか

丁寧な準備が必要


(2)「実親」を性急に演じようとしたか


(3)一方の実親との関係をうまく整理をつけたか

   大人は子どもの最善の利益を考える余裕をもたない

 




4 ステップファミリーの知恵

□年齢 

 小5~中学生 反発が強い

= 兄弟でも年齢により反応が違う



□ステップファミリーの知恵

 うまくいかなかった理由

(1)パートナー紹介等のうまく取り持つ努力が成されていない場合


(2)子どもの意見や意向を尊重しないで勧めている場合


(3)せっかちに「本当の子ども」を強いる



 大人がわだかまりを和らげる努力を!

互いのよい悪いを認めあえる関係に!



□非行の本当の背景  

 以前の大人観



□離縁話  

 思春期のステップファミリーにはもろさがある

 




5 親の付き合いと非行

□親の背を見て育つ  

 親のもつまずい「能力」を学習し、自らも他とうまく交わる力を失っていく



□非行をつくる親 

 親自身が今を生き生きと生きていない
 
 「自分に甘く、他者に非常に厳しい」



□権威に頼る
 





6 父親の役割

□負の父親像


□父との風呂


□教育家庭の父親


□母親の役目

 





7 祖父母と非行

□登場するさせられる祖父母

 祖父母クローズアップ 
(1)親権が祖父母にあるような雰囲気の家族


(2)祖父母がやむを得ず引き受けている場合



□強すぎる祖父母



□養育しない親  

 声掛けは必要


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「図とイラストですぐわかる教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ② [読書記録 教育]

今回は 5月27日に続いて 諸富祥彦さんの
「図とイラストですぐわかる教師が使えるカウンセリングテクニック80」2回目の紹介です



出版社の案内には

「欠席がちで不登校になりそうな子がいる。学級がザワザワしていて真面目な子の元気が
 なくなっている…。現場の教師が直面する問題に対して、すぐに使えるカウンセリング
 テクニックを、イラストを用いてわかりやすく紹介する。」

とあります


今回紹介分から 強く印象に残った言葉は…

・「すべての問題行動の背景にあるのは、自尊感情の傷つき、自己肯定感の低下である」
→ 「『自分は役に立てる』と感じることができる役割を与えること」


・「裏切られても裏切られても見捨てない。その粘り強い関わりが、いつか子どもたちの
 心の中にじわあっとエネルギーを育んでいく。」


・「アドラー心理学の勇気づけで、子どもを『信頼』した言葉掛けを行っていくと、子ど
 もは変わっていく」


・「イライラしたときには『イライラ虫が私に付いている』と考えてみよう。そしてイラ
 イラ虫とどうつきあえばよいかを考えてみよう。」





子ども達とどうつきあえばよいかの良いヒントとなります




一昨日・昨日と 浜松城公園で「家康公まつり」が行われました
昨日浜松出身の講談師・田辺一邑さんの講談「直虎」を聴きに行くつもりだったのですが
畑仕事に追われ行くことができませんでした 残念!
来年の大河ドラマとなる「井伊直虎」で浜松は盛り上がってきているように感じます





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☆「図とイラストですぐわかる教師が使えるカウンセリングテクニック80」諸富祥彦 図書文化社 2014年 ②

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◇子どもの心がスッと前向きに変わる最強のカウンセリング
 
11 すべての問題行動の背景にあるのは、自尊感情の傷つき、自己肯定感の低下である。

 「どうせ私は」「どうせ僕は」という心のつぶやきである。
    子どもの自尊感情、自己肯定感をどうやって支えるか


 

12 自己肯定感を育てる最大のポイントは「私はこのクラスで必要とされている」「私は
 このクラスで役立つことがでている」という感覚、つまり自己有用感を育てていくこと
 である。  
 
   教師のねばり強い肯定的な言葉掛け  

「自分は役に立てる」と感じることができる役割を与えること

   ~ どの子にも「私にもできることがある」という感覚を授けることができる先生

 


13 裏切られても裏切られても見捨てない。その粘り強い関わりが、いつか子どもたちの
 心の中にじわあっとエネルギーを育んでいく。

 × 自分が正しいことを教えていれば子どもたちも正しい行動をして当然だ
    ~ 根拠のない思いこみ
   

 ×「あなたなんてもう知らない」 

 


14 子どもの話す言葉が嘘か本当かにとらわれるな。嘘であっても子どもの言葉の背景に
 はほんとうの気持ちが潜んでいる。子どもの言葉を「あえて真に受ける」ことで、その
 背景に潜む子どもの気持ちにより添っていくことができる。

 


15 子どものどんな問題の中にも、その子の持ち味や良さ(リソース)を見つけて、そこ
 に目を向けていこう(ソリューション・フォーカススト・アプローチ)

 ソリューション・フォーカススト・アプローチ 
   = 学校カウンセリング最強の技法の一つ

 


16 アドラー心理学の勇気づけで、子どもを「信頼」した言葉掛けを行っていくと、子ど
 もは変わっていく
    
  走るな、止まれ → ゆっくり歩こうね できるよね
  
  あなたはできる子だという信頼を前提とした言葉掛け

 


17 子どもにルールを守らせるのが苦手な先生は、「勇気づけ」でルールを守りたいとい
 う前向きな気持ちを育んでいこう 

まず深呼吸 → 子どもたちへの信頼の気持ちを前提に「~力を貸して」

 


18「心の空間づくり」をすることで子どもたちが心の整理をする時間を持とう

 


19 イライラしたときには「イライラ虫が私に付いている」と考えてみよう。そしてイラ
 イラ虫とどうつきあえばよいかを考えてみよう。 
   
  ソリューション・フォーカススト・アプローチ手法の一つ - 「外在化」 
 
 


20 自己表現ワークシートを使って、いろいろなことで爆発しそうになっている気持ちを
 整理する時間をつくろう。
 
「自己表現ワークシート」諸富祥彦監修 大竹直子著 図書文化

  「自己表現ワークシート②」大竹直子 図書文庫

 


21 学級経営や授業に生かせるグループアプローチには何があり、どこがちがうかを知っ
 ておこう
 
構成的グループエンカウンターの「いいところさがし」

  ソーシャルスキルトレーニング

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