So-net無料ブログ作成
検索選択

「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑨ [読書記録 教育]

「儒学 - 現実をしっかり踏まえたプラグマティズムの教育
七去三従(七去三不去?=ハマコウ) = 従わぬ女性が多数いたことの裏返し」



今回は 3月 5日に続いて 上笙一郎さんの
「日本子育て物語-育児の社会史」9回目の紹介です



今回は「封建時代後期」についての要約③です




出版社の案内には

「原始時代から現代まで―子どもの歴史と子育ての歩みを、豊かな資料を引きつつ興味深
 く語り、日本人の育児の知恵と子どもへの深い思いを明らかにする。 」

とあります




今回紹介分「封建時代後期」③から強く印象に残った言葉は…

・「近代に入ってからの女大学 - 女性差別極め付き書物」


・「産前によきもの悪しきもの 総論省いて各論だけ強調する者が…」
- そこだけ切り取ると…といったことがしばしばありますね


・「奈良平安 - 日本古来の神道との祭祀一致主義」
「徳川幕府 - 神道を棄て儒教との徳性一致主義」


・「盲目的な親子愛に楔を打ち込む『取り替え子教育』」
- 子どもは親のものか? 社会のものか? 
  このようなことが江戸時代に唱えられていたことは わたしには驚きでした 






子は親のものでしょうか? 社会のものでしょうか?
子は子のものということは確かなのですが
0



<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

ものづくりのまち 浜松
 山田卓司さんのすばらしい作品が 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください

浜松ジオラマファクトリー







☆「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑨

1.JPG 

≪封建時代後期≫③

 
◇「女大学」習いたや - 封建後期女子教育

○「ひとたび嫁に入ったら死すとも帰るな」『女大学』


○七去三従の教えを軸として
 

○箇条書きの教訓が19条 結語を入れて20条 = 後期封建社会の思想とモラル  
  第4条 「七去の教え」強制的離婚規準 

第6条 「三従の教え」夫天の条


○封建社会を生きるためのプラクマティズム教育
儒学 - 現実をしっかり踏まえたプラグマティズムの教育



七去三従 = 従わぬ女性が多数いたことの裏返し



○近代に入ってからの女大学

女性差別極め付き書物 ←→ 現実的プラグマティズム教育テキスト



 明治期
 <本音と建て前>
   下田歌子『女子の心得』1903 福沢諭吉『女大学評論』1899
  棚橋絢子『女道叢書』1903 土井光華『近世女大学』1874
   吉村秀蔵『最新女大学』1901

 




◇胎児の内から教育を -「胎教」とその行方

○胎教の総論と各論 
   稲井恒軒 1690『いなご草』胎教



○産前によきもの悪しきもの 

 総論省いて各論だけ強調する者が…
例『女小学教鑑』1850~1860



○儒教書と共に中国より舶載

胎教 ~ 中国 『新書』『列女伝』


 奈良平安 - 日本古来の神道との祭祀一致主義


 徳川幕府 - 神道を棄て儒教との徳性一致主義



○欧米の科学思想を取り入れて
 
 




◇先駆け過ぎた子育て思想 - 佐藤信淵と大原幽学

○物語の中の子供天国



○保育園と幼稚園の構想

 佐藤信淵 明和6(1769)年生 『垂統秘録』天保3(1832)年


慈育館と遊児廟 日本中心主義の思想


 盲目的な親子愛に楔を打ち込む「取り替え子教育」
大原幽学 寛政9(1797)年生 

   
 預かり子・取り替え子 「子供大会」
危険思想と見られて…


nice!(167)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校