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「加藤秀俊著作集3」中央公論社 1981年 ④ [読書記録 一般]

「支配パターンが受け継がれる
 ① 政府権力の絶対化
 ② アウトサイダー,不遇な人々に対する冷淡さ」




今回は 2月21日に続いて 社会学者 加藤秀俊さんの
「加藤秀俊著作集3」の紹介 4回目です



加藤秀俊さんの本 身近な学問を感じさせてくれます



出版社の案内には

「著者加藤秀俊氏は、現代の生きた諸問題に挑戦する意欲に満ち溢れている。行動的に世
 界中を駆け巡る個性的な社会科学者である。現代に生きることへの責任を行動をもって
 果たしたからである。 」

とあります



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「日本の工業化は『軍事工業化』」

・「軍は統帥権を掲げて自由な行動を取り得た
(日本の軍国主義を育てた協力発育剤=統帥権)」

・「天皇の神格化
学校教育を通じて ご真影・教育勅語 = 『聖物』」




「日本を取り戻す」とはいつの時代の日本なのでしょうか
教育勅語をそらんじる幼稚園児が…
「国家とは何か」考えています




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☆「加藤秀俊著作集3」中央公論社 1981年 ④

1.JPG

(2)不幸の問題

□資本=税金

 日本の工業化は,大衆のエネルギーを徹底的に絞り上げ,吸い上げることによってのみ
可能であった



 不満  →  西南戦争



□支配パターンが受け継がれる
          
 ① 政府権力の絶対化
   
 ② アウトサイダー,不遇な人々に対する冷淡さ
 新政府 閥の思想=郷党閥により創られた閥 → 派閥 

閥 内部利益の画策



□急速な工業化 = 見事な成果

 しかし大きな犠牲もあった
不幸な人々,閥の思想

救いは新聞





◇強国日本

(1)軍隊

 □軍事力が強くなれば西洋との競争に勝つことができない


□封建時代 
   短所 ①領主のためのサムライ集団だった

②実戦経験がない 剣術→剣道に



 □明治5年 徴兵令 国民皆兵

□日本の工業化は「軍事工業化」

長州の陸軍 VS 薩摩の海軍
ドイツ イギリス
閉鎖性

 □統帥権問題 政治からの独立・世論からの独立



□軍は統帥権を掲げて自由な行動を取り得た
(日本の軍国主義を育てた協力発育剤=統帥権)

 □担げたのは最高権力者として天皇をいだいていたから



  統帥権の背景に天皇




(2)国家の成立

 □絶対権力で強引に西洋とのスピード競争にかけた

= 明治政府はレーサー


 □日本国憲法
伊藤博文 ハーバード・スペンサーと会った

スペンサー
    「日本における天皇を西洋のキリスト教の神のかわりとして考えたらどうか?」

                 ∥

  一神教 信仰を統一原理に



     天皇制の確立

 □教育勅語 → 国家観念(国が大きな家=家長)

国が大きな家=家長にたとえられた

   = 国も大きな家であり家族は家長に従うものだ 



国民は天皇に従順 忠孝一致「お互い日本人ではないか」


 □天皇の神格化

学校教育を通じて ご真影・教育勅語 = 「聖物」



日本の議会はその国家の枠の中での相対的自由をしかもらえなかった


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