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「忘れられた子どもたち」宮本常一 八坂書房 2015年 ②(後半) [読書記録 教育]

「明治以降の学校教育と伝統的な村社会のシツケのありようとの乖離を憂い、その融合に
 民間伝承の研究が役立つに違いないという思いが、民俗学にのめり込むきっかけの一つ
 であったとどこかに書いてあった」


田村善太郎(武蔵野美大名誉教授)さんは このように書かれていますが
忘れてはならないことが記されていると感じました





出版社の案内には

「日本には多くの『忘れられた子どもたち』がいた。土に沁み、海に落とした“母の涙・
 子の涙”を見てゆく。」

とあります

 

友人が父親からこんな事を言われたことがあるそうです
「通信簿なんて…
 先生なんて何も分かっていないな
 オレが知っているお前は ここに書かれていない」

-いろいろなものさしがあってよいはずなのに学校だけのものさししか信じないなんて…
 




今回は 3月14日に続いて 宮本常一さんの
「忘れられた子どもたち」の紹介2回目(後半)の紹介です



大変おもしろく読むことができる本です




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「子を質入れする世界 - 時国家文書から
 人身売買の証文から始まる
= 貧困や共作の窮乏を大屋が肩替わりしたもの」

「多くの物を吸い上げたが、危機に備えるもので拡大再生産のためではない」

- 「大地主の搾取」という見方は一面的なものだとの指摘です


・「明治以降の学校教育と伝統的な村社会のシツケのありようとの乖離を憂い、その融合
  に民間伝承の研究が役立つに違いないという思いが、民俗学にのめり込むきっかけの
一つであったとどこかに書いてあった」




「封建的」と言って捨ててしまったものの中に 
何か大切なものがあったのではないかと気付かせてくれました



昨日 勤務校は卒業式でした
子どもたちを送り出しました
すばらしい笑顔が見られたことを幸福に感じました

本日は終業式
別れの季節です




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☆「忘れられた子どもたち」宮本常一 八坂書房 2015年 ②(後半)

1.JPG

◇もらい子 聞き書き
 
□孤児の生きる世界
 


□メシモライ 

 6~7歳孤児 → 漁業技術 西日本

 東日本では暗い話になる
最上   - 年期を切って子を売る風

宮城北部 - 石巻や気仙沼へ子を売る風



鎌田三之助翁 品井沼干拓事業
 


□子を質入れする世界 - 時国家文書から

 人身売買の証文から始まる

= 貧困や共作の窮乏を大屋が肩替わりしたもの

            ∥

  大家は中小の農家より労力を仰いで大手作を維持し、中小の家々は大家に依存するこ
 とによって凶作等の危機を切り抜けた
 
  多くの物を吸い上げたが、危機に備えるもので拡大再生産のためではない     



□下北のもらい子たち 

 下北郡東通村尻屋

   もらい子-津軽からのち山中から

  嫁をもらうと田名部へ出て分家


 寝宿
 


□酒田市飛島のもらい子 

 南京小僧 ドンゴロス袋
 


□佐渡の養子



□日間賀島 佐久島のもらい子



□名倉のもらい子
 


□山口県羽鳥
 


□周防大島の伊予子・買い子








◇情島・梶子と精薄児

□周防大島東端 

 情島 「怒りの孤島」ロケ地



ウソ
 


□「あけぼの寮」
     
 「離島の旅」人物往来社 昭和39年 







◇萩の花

□昭和21年10月17日 

 村の秋祭り

8月25日生 三千夫さん

もらい乳-皮膚病
(「愛情は子どもと共に」馬場書店 昭和23年)






◇母の記

□宮本まち 

 明治13年7月23日 西方郡長崎升田仁太郎長女

 明治33年 21歳 宮本善十郎に嫁ぐ
(「母の記」タイプ印刷 昭和37年)
 


□田村善太郎

「明治以降の学校教育と伝統的な村社会のシツケのありようとの乖離を憂い、その融合に
 民間伝承の研究が役立つに違いないという思いが、民俗学にのめり込むきっかけの一つ
 であったとどこかに書いてあった」
 


□昭和24年8月 「村の社会科」昭和書院
 


□昭和25年4月 「ふるさとの生活」朝日新聞社






◇八坂書房
「宮本常一の本棚」

「座談録 生活と文化」

「山と日本人」

「伊勢神宮」

「日本の年中行事」

「飢餓からの脱出」 
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