So-net無料ブログ作成

「自由と規律」池田潔 岩波新書 1963年 ④(最終) [読書記録 教育]

「自由と放縦の区別は誰でも説くところであるが,結局この二者を別するものは,規律が
 あるかないかによる」

「社会に出ておおらかな自由を享有する以前に、彼らはまず規律を身に付ける訓練を与え
 られる」





今回は 3月11日に続いて 池田潔さんの
「自由と規律」4回目の紹介 最終です。



出版社の案内には

「ケンブリッジ、オックスフォードの両大学は、英国型紳士修業と結びついて世界的に有
 名だが、あまり知られていないその前過程のパブリック・スクールこそ、イギリス人の
 性格形成に基本的な重要性をもっている。若き日をそこに学んだ著者は、自由の精神が
 厳格な規律の中で見事に育くまれてゆく教育システムを、体験を通して興味深く描く。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「審判は絶対 誤審 → 味方に不利な誤審もあれば,敵に不利な誤審もある」


・「指導者の才覚が絶大な影響 全体への奉仕」
- アマチュアスポーツについてのことが書かれています。


・「自由は規律をともない,そして自由を保障するものが勇気であることを知る」


・「人間はすべて先天的に駿馬か駄馬かに決まっている。その相違がはっきり示されるの
 は,勝負事に負けた時の態度である。…」


・「クリケット選手 -  『新記録目指して』の話」
- どのようなエピソードだったのか忘れてしまいました。




いよいよ新年度が始まります。
今年はどの学級を受けもつことになるのか楽しみです。
3月31日に「よい一年だった」と言えるようにと張り切っている朝です。 




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー









☆「自由と規律」池田潔 岩波新書 1963年 ④(最終)

1.JPG

◇パブリックスクールの生活(3)

□運動競技(2)

○指導者の才覚が絶大な影響

全体への奉仕 - 不満(があっても?=ハマコウ註) 指導者の命に服す



○イギリス人の気風
  
「与えられた地位にあって己の最善を尽くすことに安んじ,必ずしもその地位の高さを望
 まない」



「自分の役割を満足に努める」
  = 「如何なる」よりも「如何に」が重要

 

○イギリス人にとってスポーツは真剣であり神聖である



審判は絶対
誤審 → 味方に不利な誤審もあれば,敵に不利な誤審もある



自由の前提である規律

 ※ 自由と放縦の区別は誰でも説くところであるが,結局この二者を別するものは,規
  律があるかないかによる



 ※ 社会に出ておおらかな自由を享有する以前に、彼らはまず規律を身に付ける訓練を
  与えられる


 パブリックスクールにあっても基本的な自由は与えられている



正しい主張は常に尊重され,それがために不当な迫害を被ることはない



 ※「自由は規律をともない,そして自由を保障するものが勇気であることを知る」

 




□スポーツマンシップ

○スポーツはイギリス人にとって信仰である



 スポーツを通して人生を見,これを通して哲学をもっている



○ジョージ(カレージホール・老給士人)
 
「人間はすべて先天的に駿馬か駄馬かに決まっている。その相違がはっきり示されるのは,
 勝負事に負けた時の態度である。駿馬は負けても顎を落とさない。悪びれた様子を見せ
 ない。社会的地位や経済環境が変わっても,駄馬が急に駿馬には化けられない。白猫に
 ペンキを塗っても三毛猫にはならないのである。自分は駄馬には用はない。運動場で見
 ていると,実に駄馬はよく判るのだが,貴重な時間と学費を空費して何のためにあの連
 中が学校にいるのか…。」



 クリケット選手
  「新記録目指して」の話