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「心の対話者」鈴木秀子 文春新書 2005年 ②(後半) [読書記録 一般]

「人が使う能力は未来の力の0.3%(99.7%は潜在能力)」



今回は6月26日に続いて 鈴木秀子さんの
「心の対話者」2回目(後半)の紹介です。


シスター鈴木秀子さんが、人間の優しさ、愛について分かりやすく教えてくれます。




出版社の案内には、

「家庭や学校、職場での人間関係に悩む人、病や高齢のため不安のうちに日々を過ごして
 いる人 ― 私たちのまわりには、心を閉ざしたまま孤立感を深めている人が大勢いる。
 こうした苦しみの中にいる人たちの心の叫びを共感をもって受け入れ、その人たちが再
 び生きる意欲を取り戻せるよう側面からサポートするのが『心の対話者』である。この
 『心の対話者』に必須の『聴く』能力を習得すれば、人間関係は良好になり、新たな気
 づきと出会いが生まれてくる。」

とあります。


今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「この問題は話し手の持ち物で,解決法を探すのはあくまでも話し手自身である」

・「聞き手になることの怖さ」

・「ケンカ … 他人からエネルギーを奪おうとする」




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☆「心の対話者」鈴木秀子 文春新書 2005年 ②(後半)1.JPG



◇アクティブ・リスニングの技法
  
□心の一体感で味わう聴き方

○ひたすら聞くことの価値 

 聞く = 傾聴 
                
 アクティブ・リスニング = 能動的な聴き方

 ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)独



○「受け入れる」と言うこと

 人が使う能力は未来の力の0.3%(99.7%は潜在能力)



○激励や同情も「非受容」

トマス・ゴードン 非受容の12類型
①命令,指示,強要 
 ②注意,強迫 
 ③訓戒,説教
 ④忠告,解決策提案
⑤講義,講釈,論理の展開 
 ⑥判断,評価,批判,反対,非難
⑦悪口を言う,馬鹿にする 
 ⑧解釈,分析,診断 
 ⑨中止,撤退,はぐらかし
 ⑩探る,質問,尋問 
 ⑪同意,お世辞 
 ⑫激励,理解,同情





□アクティブ・リスニングのフィード・バッグ

○いかにして受容を示すか



○受容を示すフィード・バック 
      
 内容を正確に受け止めたか確認する作業であり,聞き手が話し手に返す言葉




□アクティブ・リスニングの価値

○問題所有の原則

 川を流れていく花木 - 聞き手は花束に寄り添いながら一緒に川を下る小舟

 大切 - 教師観
「この問題は話し手の持ち物で,解決法を探すのはあくまでも話し手自身である」
  = 問題所有の原則

 親ではなく子どもの問題
  




□聞き手の価値判断を加えない 

○アクティブ・リスニングの目的は話し手の成長と発展を促すこと

「アクティブ・リスニングを通して,話し手自身が客観的に自分を見つめ,新しい視点か
 ら状況を検討し,問題解決の糸口を見付け,苦難を乗り越える力を得ていくことが望ま
 しい。」

 相手を変えようとしない

 聞き手になることの怖さ 
   シュタイナー『心の沈黙』
沈黙 = 受容的な生き方
  




□アクティブ・リスニングの実践 

○アクティブ・リスニングへの移行



○大地に足をつける

 グラウディング - 地球からのエネルギー - 呼吸
    


○心の扉を開く 

 アイス・ブレーキング 

 相手の心をノック 



○応答のバリエーション 
 ①ミラーリング 
 ②相づち
 ③うなずき
 ④沈黙
  




□何を聞くか 
 ①言語情報
②非言語情報




□聞く能力  
 ①気持ちを的確にとらえる能力

②的確に話し手に伝え返す能力 「事実」「感情」「意味」

 事実-(意味)-感情
  



□何をフィード・バックするか 
①事実のミラーリング

②感情のミラーリング

 ③意味のミラーリング




□主題を把握する




□質問のポイント




□話し手の質問にどう答えるか




□アクティブ・リスニングの知恵

○フォーカシングで自分を知る

 フォーカシング = 自分の中にわき起こる思いを客観的に把握する

 ケンカ … 他人からエネルギーを奪おうとする



○「90対10の公式」

 不快感の90%は自分自身の問題

 = 他者からのエネルギーをもらいたい表れ



 相手が感じるように感じる







◇気づきと癒しをもたらす聴き方

□アクティブ・リスニング

 = 他者を援助し自己の成長を助けるためのもの

= 人間関係をよりよくするための力




□援助型アクティブ・リスニングの準備

○気づきを得るための心の旅



○相手を受け入れる環境を整える



○決め手は聞き手の観察力 
 ①身体的エネルギー

②感情の状態



○心を開くアイス・ブレーキング

 「ペーシング」 = ペースを合わせる




□フィード・バックの実践

○話し手の心を聴く   

 十分に情報を吟味する

 一貫性の有無に注目



○聞き手自身を観察する

 どんな言葉を返すか   

 意味の自覚化=当事者化



○真のテーマを明確にする 

 問題の自覚化を促す  

 分かち合い方







◇鈴木秀子

 1932年 静岡県生 東京大学大学院博士課程 聖心女子大学教授

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