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「日本がわかる思想入門」長尾剛 新潮社 OH文庫 2000年 ⑤ [読書記録 一般]

今回は 2月16日に続いて、長尾剛さんの
「日本がわかる思想入門」、6回目の紹介です。



出版社の案内には、


「ヨーロッパ哲学だけが人類の思想・哲学のすべてではない。古代から、中世、近世、近
代まで、各時代の日本思想にこそ、知的発見の楽しみが満ち溢れている。先賢に学ぶ40
のニッポン・オリジナル。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「戦う人間の階級が国を治める状況は日本のみ」


・「武士の定義づけ - 下級貴族の子孫、プロ戦闘者、土地所有者」


・「征夷大将軍 - 天皇家に逆らう勢力を制圧するための軍事集団のリーダー」


・「隠者 - 観察者・傍観者の立場  思想的バックボーンは無常観」







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☆「日本がわかる思想入門」長尾剛 新潮社 OH文庫 2000年 ⑤

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<中世>

◇「武士道」

□戦う人間の階級が国を治める状況は日本のみ




□はじまり

天皇の皇子様が京の都を離れて役職をもらい、そこで戦闘者(軍人)として働くように
なった


 武士 
  ①「京の都を離れた下級貴族」戦闘のプロ

② 開墾地主・領主 = 土地所有者



武士は農民ではない しかし,農民に近い存在




□武士の定義づけ

 下級貴族の子孫、プロ戦闘者、土地所有者


 征夷大将軍
「天皇家に逆らう勢力を制圧するための軍事集団のリーダー」
  ・「天皇への尊崇心」の枠から外れていない

・自らのアイデンティティを土地に求める 一所懸命

  ・他人を殺すことにも自らが死ぬことにも悲哀や宗教的な罪の意識は生じない
  
  = 戦闘のプロ








◇隠者・無常観のバックボーン

□平安末~鎌倉 

 京都朝廷の力の衰え
  律令制の崩壊、院政、中流貴族の台頭

1180年福原遷都 → 京都の荒廃

天変地異、度重なる戦乱







□隠者 

 観察者・傍観者の立場
今日まで日本のどこかに存在し続けている

思想的バックボーンは無常観
日本ならではの仏教的特徴

「得度」 ←→ 「私度僧」(半僧反俗)
行基も私度僧




□鴨長明(1155?~1216)

 京都・下鴨神社で禰宜 - 鴨家次男


 晩年の人生を隠者として  
  - 出世に敗れて後


 「方丈記」人間として正直な人




□吉田兼好(1283?~1352?)

 京都・吉田神社禰宜 卜部


 30歳前後で隠者
「徒然草」覚悟の厳しさと実践する辛さ = 人生の先達

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