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「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ② [読書記録 民俗]

今回は 9月16日に続いて 瀬川清子さん植松明石さんの編による
「日本民俗学のエッセンス」2回目の紹介です。



出版社の案内には、

「本書は、日本民俗学の研究史上、重要な研究者18人をえらんで、その研究と方法を示
 し、それを中心に、日本民俗学の成立、展開の理解にせまろうとしたものである。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「土俗学 = エスノロジー = 未開社会の土俗と同様」


・「日本文化の伝統の見直しと地方への関心
郡誌,町村誌,郷土誌が相次いで出版」





本書を読むと、民俗学が育ってきた道のりが分かります。







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☆「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ②

1.JPG

◇日本民俗学の胎動 植松明石
 
1.土俗研究 

□明治17(1884)年 

 坪井正五郎中心に人類学会「人類学報告」

 土俗学 = エスノロジー = 未開社会の土俗と同様

 渡瀬荘三郎 三宅米吉 出口米吉



□明治26(1893)年 

 鳥居龍蔵,中山笑らにより「土俗会」結成

 新年  贈答の風習  若者組  食制  年中行事
 







2.郷土研究

□明治末年  

 日本文化の伝統の見直しと地方への関心
郡誌,町村誌,郷土誌が相次いで出版


 明治43(1910)年~大正8年末 
「郷土会」新渡戸稲造,柳田国男も
   石黒忠篤(農政),木村修三(農政),正木助次郎(人文地理)
牧口常三郎(人文地理,教育思想家,創価学会創設者)
小野武夫(農政),小田内通敏(人文地理),十時弥(社会)



「郷土研究」「郷土会記録」


    
□柳田国男 

 「後狩詞記」(明治42 1909)

 「石神問答」(明治43 1910)

 「遠野物語」(明治43 1910)

 「時代と農政」(明治43 1910)

  その中心は農政学
    


□大正2(1913)年 ~大正6年3月

 雑誌「郷土研究」 
   柳田国男+高木敏雄(神話学者)

日本の民族文化の究明を目的

柳田国男は20以上のペンネーム

  他に折口信夫,中山太郎,早川孝太郎

南方熊楠との論争




□明治45(1912)年 

 石橋臥波「日本民俗学会」坪井,三宅,白鳥と

大正2(1913)年 機関誌「民俗」~大正4年




□大正7(1918)年

 折口信夫「土俗と伝説」 ~1919


 喜田貞吉「民族と歴史」 ~1923末 → 「歴史地理」に


 アチックミューゼアムの動きも注目
大正10(1921)年 渋沢敬三 物質を通しての文化研究を提唱
 






3.日本民俗学の胎動

□大正14(1925)年

「民族」 
   ナショナルなエスノロジー 個別的文化研究
↑↓
南方熊楠 共通普遍の原理を求める
    

○折口信夫

 民俗学を独立の学問とは認めず,古代文化究明のための一つの方法と考えている 


○柳田国男  

 自身の直接の観察に重きを置く

 → 現実に存在する伝承資料の記録 = 共通解釈の場




□大正14(1925)年11月 

 雑誌「民族」発刊 
  柳田国男,石田幹之助,田辺寿利、奥平武彦,有賀喜左右衛門,岡正雄


 日本民族の過去の生活の究明 
  学問の経世済民

~昭和4(1929)年 4巻3号で休刊



 「民俗学談話会」 - 雑誌「民俗学」





□昭和10(1935)年 「民族学研究」


 関連雑誌 
  「民俗芸術」昭和3年  

  「旅と伝説」昭和3年 

  「郷土」昭和5年

  「方言」昭和6年  

  「社会経済史学」昭和6年

  「ドルメン」昭和7年  

  「嶋」昭和8年


 論文等  
   折口信夫「古代研究」S4 

   中山太郎「日本民俗学」S5,6

   柳田国男「聟入考」S4 「蝸牛考」S4 

   早川孝太郎「花祭り」S5
  


柳田国男「郷土生活の研究法」S10 「民間伝承論」S8


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「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ① [読書記録 民俗]

今回は 瀬川清子さん植松明石さんの編による
「日本民俗学のエッセンス」1回目の紹介です。




出版社の案内には、


「本書は、日本民俗学の研究史上、重要な研究者18人をえらんで、その研究と方法を示
 し、それを中心に、日本民俗学の成立、展開の理解にせまろうとしたものである。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「言(ことば)と事(わざ)と意(こころ)
言が重要であるが事即ち伝承(風俗習慣)も同様に認識された」


・「平田篤胤 
 古道学的側面
 死後の霊魂に興味「仙境異聞」仙道虎吉に聞いた幽冥界」


・「国学の門下,影響 地方在住者がかなりの数に」


・「国学が民俗学につながる部分 郷土研究の千脈の一つ」





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☆「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ①

1.JPG

◇明治以前の民俗研究  植松明石
  
□本居宣長(1730~1801) 

 言(ことば)と事(わざ)と意(こころ)

 言が重要であるが事即ち伝承(風俗習慣)も同様に認識された  





□平田篤胤(1776~1843)

 事への関心

 - <国学> 事実主義,経験主義

  



□朱子学の世界にも 

 貝原益軒(1630~1714) 本草学 

 西川如見(1648~1724) 天文学

 伊藤仁斎(1627~1705)    

 荻生そらい(1666~1728)
             
        |

 江戸時代後期の思想上の転換
  




□都邑と巡歴

<近世> 
 
 旅が容易になった → 多用な知識人の旅人の目


○橘南渓 1783~1805 天明年間「西遊記」「東道記」



○古川古松軒 1720~1807 「西遊雑記」「東遊雑記」



○菅江真澄 「真澄遊覧記」44年間 東北-秋田
1754 三河生 白井英二 国学的素養

天明3(1783)年30歳 故郷を離れる 旅日記70冊

国民俗誌の先駆的業績
       


○鈴木牧之 1770~1842 「北越雪譜」「秋山紀行」 

  商人 合理主義者 



○赤松宗旦 1806~1862 「利根川図志」

  下総にかなりの知識層

豪農商-平田門下



○屋代弘賢 1758~1841 日本全域を集めようとした
文政13(1816)年頃 年中行事冠婚葬祭等
「秋田風俗問答状」

  積極的に民俗収集



○井沢蟠竜子 1668~1730 「広益俗説辨」



○喜多村信節 1783~1856 「嬉遊笑覧」 



○喜多川守貞 1784~1856 「近世風俗志」





□国学と民俗研究

○本居宣長  



○伴信友  

 考証学的側面



○本居春延

 国語学的側面



○平田篤胤 

 古道学的側面
       
 死後の霊魂に興味「仙境異聞」仙道虎吉に聞いた幽冥界
    
幽冥界の究明を民間的信仰を素材として行おうとした方法



産霊の神の原理で宇宙の形成を論ずる



地方農民から平田学が支持される
    


○国学の門下,影響 地方在住者がかなりの数に

→ 国学が民俗学につながる部分 郷土研究の千脈の一つ

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