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キーワード 「宿題」 ④ [読書記録 教育]

今回は、10月 3日に続いて
キーワード「宿題」で要約してきたものからの紹介 4回目です。


これまでノートにまとめてきたものの中から、主に20年~30年くらい前にまとめたものを中
心に紹介しています。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「予習としての宿題 と 復習としての宿題」


・「責任内在論の復活を  野口芳宏」
- 野口さんらしい文章です。
  「責任」「厳しさ」をどう教えていくのかも課題です。 


・「宿題で生徒を縛る現実の中で主体性は育ちません」
- 八ツ塚さんらしい言葉です。
  

・「楽しい宿題」
- 若い頃子供たちによく出しましたが、保護者には不評でした。








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☆キーワード 「宿題」 ④

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◇[宿題・補習]のポイント 寺崎千秋(東京・元小学校校長)
 
□宿題のポイント


□予習としての宿題 

・事典や学習参考書等の活用の仕方,国語辞書や漢字辞典,諺辞典などの活用の仕方を身につ
 けさせる

・宿題のねらいや内容を明確化して出す


□復習としての宿題 
・定着化のため再度教科書を読む,ノートを見直す

・漢字や計算の練習,音読・朗読



□ポイント

 ① 復習型 → 予習型   家庭学習の習慣づけ


 ② 一斉画一 → 個々 へと変化


 ③ 時に,自分で課題を創ることも

 
 ④ 提出後の評価を迅速・的確に → 意欲付け







◇責任の教育  責任内在論の復活を  野口芳宏
 
①遠足の小遣い自由 

 「落としてもとられても届けてはいけない」


②何を持ってきても良い


③ガラス代の弁償制度


④管理と指示に従う責任の教育

 適量の宿題 … 宿題は子供の仕事

 教師はしっかり見届ける


⑤集団登校と交通指導の疑問

 自分の安全は自分で守る







◇宿題 

「宿題で生徒を縛る現実の中で主体性は育ちません」 八ツ塚 実   (「證」1952)



 目に見える結果だけに翻弄されては「自主性」も「創造性」もそして教育の可能性までも捨
ててしまうことになってしまう。


「異端では少しもないという自覚を持つ故 長くたたかいて来ぬ」








◇楽しい宿題

・ちょうちょう結びができるように

・トイレ掃除

・独楽回し

・10人以上に挨拶

・肩たたき100回以上

・二人以上の友達と外で遊ぶ

・8チャンネルの○○のテレビ番組を見る

・家族の会話を書き留めてくる

・広告を集めて分類する

・昔の遊びを一つ覚える

・世界に一つしかない遊びを工夫する

・五目並べて10回やってくる

・夕食のおかずづくり

・テレビを見ない(一週間に一日)
 

□家事を覚える宿題

 ご飯炊き   おにぎりづくり   みそ汁づくり   洗車   茶碗洗い   

 風呂掃除   窓拭き  洗濯物干し トイレ掃除  雑巾布かけ など






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「宮本常一さん 教育について」 ⑳ [読書記録 教育]

「村人を農民を賢しら顔して周囲からよってたかって去勢してはならないと思う。かつて
 村人はすばらしいエネルギーを持ち続けていた。それが,今は良い時代であるというの
 に,次第に多くの村人がしなびてゆきつつある事実を見逃してはならないと思う」




今回は10月 7日に続いて、
「宮本常一さん 教育について」20回目の紹介です。



『忘れられた日本人』で広く知られる民俗学者宮本常一さんによる、
教育に関しての文章です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「東北地方は3年に1度は飢饉だった」


・「沈黙 言いたいことを持ちつつ言い得ないで死んでしまった者の多さ
  (しかし、それにより) 村の秩序が守られてきた」


・「今は金金金で人情が薄くなった
①ある時払いができなくなった
②ものや労働で支払うことがなくなった」

「村の最大のモラル = 持ちつ持たれつ」


・「『相みたがい』の思想 =  持ちつ持たれつ」


・「もとは村人は貧しく暮らしていても村の中はきちんとしていた」
「道ばたも誰かが掃いていた」




宮本さんの本は、経済的発展の代わりに失ったものについて考える機会を与えてくれます。



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☆「宮本常一さん 教育について」 ⑳

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◇宮本常一著作集12 『村の崩壊(2)』

□僻地の話 
 
○飢饉に備えて 

 三大飢饉 
  ①享保17年 

  ②天明4年 

  ③天保7年



 東北地方は3年に1度は飢饉だった

 郷倉 = 飢饉に備えて食べ物を蓄えておく

 
  
○困窮島  

 長崎県五島 宇宇島

 愛媛県由利島



○貧女のために 

 磯物を共同でとって平等に分ける
 




□言葉と沈黙

○言霊 

 女房言葉・夜言葉  

 人間的な深い信頼

 たそがれ =「誰そ,彼そ」」

 逢魔が時 「おばんです」「おしまいんさったか」

沈黙を忌む



○聞き耳 
 沈黙はもっとも神に近く自然に近い姿



進んで神の声を聞くための沈黙



○沈黙 

 知らないで何も言わないのではなく,知っていても言わないこと



言いたいことを持ちつつ言い得ないで死んでしまった者の多さ

  ∥

村の秩序が守られてきた
 




□古き良き村 

○新潟県小千谷市近く  

「山古志」



○錦鯉で有名  

 トンネルを自力で 970メートル

 35戸が17年かけて
 




□古きものの意味

○30年の変化 


1戦前老人 「昔は良かった」

・自分のつとめさえ果たしておれば決して困ることはなかった


・お金では買えない良さがあった


・貧乏暮らしをしろくなものを食べていなくても気楽だった


・今は金金金で人情が薄くなった
①ある時払いができなくなった

②ものや労働で支払うことがなくなった


 村の最大のモラル = 持ちつ持たれつ




2戦後「戦争に負けて良かった」という声

 農地解放

戦後の老人は学校教育を受けてきている

戦前の古老から「忠義」だの「愛国」だのという言葉を聞いたことがない


 「相みたがい」の思想 =  持ちつ持たれつ


 宮崎の老人
「いつお前の世話になるかも分からぬ。ならぬかもわからぬ。お前がどこの馬の骨であ
  ってもかまわぬ。泥棒であってもかまわぬ。困っている者を泊めるのは,相みたがい
  だ」



 ・村の中からものを見ている

・自分の住む村を基準にしてものを見ている

 ・自分の家は代々そこに住み,自分もまたそこに住む

 ・村は自分たちのものであり,これからも自分たちの子孫のものであろう

               ∥

   ◎土着の思想
= 自分の立っている場を基準としてものを考える


◎昭和30年以降考え方に大きな変化

 = 自分の村を外から眺める眼が出てきた
   
 「自分の子を百姓にはしたくない」



 ・老人たちの多くが昔と違って著しく疲れてきている
「便利にはなった…」

 ・「しかしこれでよいのだろうか…」



 
◎金で買えない良さ=「安定」

 ・テレビ →  村の足並みを乱した


◎「しみじみとした人間的な世の中が消え失せる」


◎子どもたちが村の子,社会の子,青空の子である前に家の子になってしまった



その家も崩壊




◎「もとは村人は貧しく暮らしていても村の中はきちんとしていた」

 ・道ばたも誰かが掃いていた

 ・そんな村を為政者,指導者,学者,文化人が非難




「村人を農民を賢しら顔して周囲からよってたかって去勢してはならないと思う。かつて
 村人はすばらしいエネルギーを持ち続けていた。それが,今は良い時代であるというの
 に,次第に多くの村人がしなびてゆきつつある事実を見逃してはならないと思う」



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