So-net無料ブログ作成
検索選択
読書記録 教育 ブログトップ
前の2件 | 次の2件

「調査報告『学力格差の実態』」志水宏吉 伊佐夏実 知念渡 芝野淳一 岩波ブックレット№900 2014年 ④(最終) [読書記録 教育]

今回は 8月14日に続き 志水宏吉・ 伊佐夏実・知念渡・芝野淳一さんの
「調査報告『学力格差の実態』」の紹介 4回目 最終です。



1989年、2001年、2013年の大阪での学力調査を元に分析した結果、学力向上を図るため
に、どのような手だてが必要なのかについて分かりやすく説いてくれます。





出版社の案内には、

「『ゆとり教育』から『確かな学力』路線への転換以降、学力格差は縮小されたのか。男
 女差や通塾・家庭環境による違いは。格差を克服する学校のタイプとは。『学力のふた
 こぶラクダ』(二極化)状況を解き明かし大きな反響をよんだブックレット『調査報告「学
 力低下」の実態』(2002)の後継調査から、最新の状況を検証する。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「しんどい学校の教師達は子どもたちに極めて手厚くかかわりをもとうとしている。一
 方、頑張っても成果が出ないほど厳しい状況に置かれた学校がある。」


・「家庭環境の影響力は相対的に弱まり、逆に「学校の力」がクローズアップされる結果とな
  った」


・「『学校の力』が発揮されないのは、多くの場合、それを無力化してしまうような家庭
  や地域における諸問題があるから、あるいはその発言を妨げる制度的政策的制約があ
るからだと考える」






<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

 8月25日(金)~27日(日)の3日間 第6回浜松ジオラマグランプリが開催されます。
 浜松駅近くのザザシティ浜松西館2Fの特設会場にて観覧無料です。
 素晴らしい作品をぜひお楽しみください。

2.jpeg


浜松ジオラマファクトリー









☆「調査報告『学力格差の実態』」志水宏吉 伊佐夏実 知念渡 芝野淳一 岩波ブックレット№900 2014年 ④(最終)

1.JPG

Ⅴ 格差を克服する効果のある学校

1 学校効果の変化 




2 子ども調査から見る「頑張っている小学校」

□塾に頼らない高い基礎学力
    
 しんどい学校の教師達は子どもたちに極めて手厚くかかわりをもとうとしている
 
    ↑↓
  
 頑張っても成果が出ないほど厳しい状況に置かれた学校がある  

  

□学習意欲と意識面
    
 <f小学校の授業形態> - 子どもたちの家庭学習習慣や意識
    
 ◎ 学校の力だけではどうにも限界があるという事実を指摘することもわたしたち研究
  者の役目  





3 保護者調査から見る頑張っている小学校  

 <f小学校の保護者>

 ~ 学校に積極的にかかわり、互いに協力しながら子どもたちへの教育を行おうとして
  いる





4 頑張っている中学校

 <e中学校>

  家庭学習、授業形態、保護者の回答にポジティブが多い





5 小活

 <f小>

 高い基礎学力を保障していけるシステムを校内に有している

               ↑

       頑張っても成果が出ないほど厳しい公立校もある

               ↓

       学校の頑張りを支える制度・政策の重要性    







◇おわりに

1 本調査から明らかになったこと

□性別による格差  
 
 女子が高い 

 教え合いの女子 

 競い合いの男子



□家庭別による格差 

 中低位層 



□格差を減少する学校 

「効果のある学校」有 

 ←→ 頑張っても結果のでない学校もある





2 結果をどのように評価すべきか

 1989 ゆとり以前

 2001 ゆとり時代

 2013 ポストゆとり


※ 家庭環境の影響力は相対的に弱まり、逆に「学校の力」がクローズアップされる結果とな
 った



 学校教師の学力向上に向けての取り組みが、少なくとも2001年時点と比べると、モチ
ベーションを全体として引き上げていくことが明らかになった


※「学校の力」が発揮されないのは、多くの場合、それを無力化してしまうような家庭や
 地域における諸問題があるから、あるいはその発言を妨げる制度的政策的制約があるか
 らだと考える


※学校・教師の頑張りは正当に評価されなければならない

  
  授業 社会関係資本の活用

 ① 政策の重要性 ゆとり → 確かな学力

 ②「学校の力」の見直し  

 ③ 社会関係資本の戦略的な意義






3 残された課題

 ① 学力形成における社会関係資本の影響力のさらなる探究


 ② 学力の男女格差問題の掘り下げ


 ③ 学力の構成要素 A問題の力とB問題の力の関係性の検討
nice!(155)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

対談「教育の志を取り戻せ」野口芳宏 向山洋一 『致知』2007年9月号 ⑥(最終) [読書記録 教育]

「本当はすごい仕事ですよ、教師というのは。白紙の子どもを、最も感受性の豊かな時期
 に何年も預かるわけでしょう。そこでどんな感化を与えるかということが、教師の双
 にかかっている。本当に重要な仕事です。

- それだけに 大変恐ろしい仕事でもあります。



今回は 8月13日に続いて 月刊誌『致知』2007年9月号より 
野口芳宏さんと向山洋一さんの対談 「教育の志を取り戻せ」 6回目の紹介 最終です。


「TOSS」の代表の向山さんと国語科教育で知られる野口さんの対談です。

 わたしが驚いてしまう言葉もありますが、考える機会とはなります。

 TOSS運動についてはいろいろな意見があります・・・。
 





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

 8月25日(金)~27日(日)の3日間 第6回浜松ジオラマグランプリが開催されます。
 浜松駅近くのザザシティ浜松西館2Fの特設会場にて観覧無料です。
 素晴らしい作品をぜひお楽しみください。
2.jpeg


浜松ジオラマファクトリー






☆対談「教育の志を取り戻せ」野口芳宏 向山洋一 『致知』2007年9月号 ⑥(最終)

1.JPG

◇教師は皆憂国の士たれ
 
<向山>

 私は学生諸君に言うんです。

 一所懸命勉強していても、やっぱり学級崩壊をすることもある。そして解決してもまた
何らかの問題が必ず生じてくると。

 でも、それは神様の試験問題で、もっと力をつけなさい、もっといい仕事をしなさいと
いうメッセージなんだと。


 だから一所懸命努力すれば必ず乗り越えられるし、そこで成長してもっといい教師人生
が始まるんだと。
 




<野口>

 まったくそのとおりです。
 




<向山>

 さらに彼等に託したいのは、台頭する中国,インドに負けない日本をつくることです。

 私は上海師範大学の客員教授を十数年務めていますが,向こうはすごいですよ。

 初めて上海に行った15年前には既に小学校2年生から英語の授業が導入されていて、
小学校1年生で漢字も3千字教えていました。

 算数も小学校4年生から方程式に入ったりして、レベルがまるっきり違います。
    

 日本が今後も豊かで平和であり続けるためには、やっぱり国の将来を担う子どもたちの
教育が不可欠です。世界随一のものづくりを支えるのも教育でしょう。

 近隣隣国との歴史問題にしても、各々の教師がしっかり勉強をして正しい知識を子ども
に教え、国際社会で誇りを持って活躍していける人材を育てなければならない。

 世界の中で日本は国家として何をしていくか。そのことを常に考え、教えられる教師た
ちを育てていかなくてはいけないと痛感しています。
 




<野口>

 誤解を恐れずに言えば、やっぱり国家意識を持たなければいけませんよ。

 国の将来を担う子どもたちを育てているんだ、こんなことで日本の国家は大丈夫だろう
かと。

 本当は教育者は皆憂国の士でなくてほいけない。
    

 教育の根本を煎じ詰めれば,人格形成と国民形成ですよね。

 そのために勉強を教えているんだという認識を持てば、どういう教え方をしなければい
けないか、いまの自分の教え方でいいのか、と取り組みも変わってくるでしょう。

 しかし、目先のことに忙しくてそういうところに意誠が向いていないし、本当の教育と
はこういうものだと示せるリーダーも少ない。


 リーダーに大志、哲学がない。そこが立て直しのポイントだと私は思います。
    

 だから私は、リーダー研修というものを国策として考えていく必要があると思うんです。

 リーダーがくだらなければ、どんなに部下が優れていても、みんな芽を摘まれてしまい
ますからね。
 




<向山>

 まったくです。
 




<野口>

 本当はすごい仕事ですよ、教師というのは。

 白紙の子どもを、最も感受性の豊かな時期に何年も預かるわけでしょう。

 そこでどんな感化を与えるかということが、教師の双肩にかかっている。本当に重要な
仕事です。
    
 その自覚を持って、教育者としての本当の魂,喜びを噛み締めながら教壇に立つことが
極めて重要だと思います。

 われわれは今後も、そのことを現役教師の皆さんに訴え続けていかなければなりません
ね。
 




<向山>

 ともに次の世代を育てていきましょう。

nice!(164)  コメント(2) 
共通テーマ:学校
前の2件 | 次の2件 読書記録 教育 ブログトップ