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「佐藤学さんはこんなことを」① [読書記録 教育]

今回は、キーワード「佐藤学」さん、
佐藤学さんはこんなことを」1回目の紹介です。



佐藤学さんは、教育現場と強い結びつきをもつ教育学者。
著書等から多くのことを学んできました。





今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「学校は多くの子にとり,親よりも低い学歴と低い社会的地位への転落を決定づける場
 所へと変貌」


・「わずか1%に満たない子供の現象や特異な一つの事件により,教育改革の基本的な方
 向が決定づけられるとするならば,乱暴な政治的策動と言いようがないだろう」


・「今日の教育を巡る危機は,大都市の郊外と地方都市の新興住宅地の学校を中心に頻発し
  ている」
- 経済的な豊かさと引き替えに何を失ったのか、その源を考えさせられます。

・「子供も親も教師も孤独」








浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」他一席です。ゲストもいらっしゃいます。

青山士(あおやま あきら)さんは、静岡県磐田市生まれの土木技術者。
パナマ運河建設に関わった方として、知られる方だそうです。
不勉強なわたしは失礼ながら存じ上げませんでした。
楽しみです。

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☆「佐藤学さんはこんなことを」①
 
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◇危機の診断

□多くの危機 
  校内暴力,学びからの逃走,いじめ,不登校,学級崩壊,少年非行
摂食障害,援助交際

   ↓

 ① 1980年代に顕在化 - 拡大

 ② 個別に

 ③ 地域差・学校差が激しい



(1)学校教育の圧縮された成長

東アジア型の成長は圧縮された成長が頂点に達すると、途端にその破綻を露わにせざ
 るをえない



  学校は多くの子にとり,親よりも低い学歴と低い社会的地位への転落を決定づける場
 所へと変貌



 ◎「なぜ学校へ行かなければならないのか」

 ◎「なぜ学ばなければならないのか」


□1980年代以降の教育改革

 ・行政を背景とする公教育の私事化促進

 ・新しい競争原理の導入



 民主主義と平等の原則を突き崩す方向
子供たちの多くが小学校高学年ごろから自分の能力に絶望して、将来への希望を見
  失い,親たちも子供の教育に不安を募らせてきたのは当然の結果





(2)マスコミの過剰な反応

 一つ一つの現象は特異な現象であり固有の社会的文脈の中で発生



しかし,マスコミ報道では「プライバシー」 = ほとんど隠されてしまう
 → 勢い「今の学校は…」「今の教師は…」「今の子供たちは…」

= 学校不信・教師不振に結びついてしまう


 マスコミ報道における過剰は一般化と短絡的な結論にある



□集団ヒステリー
わずか1%に満たない子供の現象や特異な一つの事件により,教育改革の基本的な方
 向が決定づけられるとするならば,乱暴な政治的策動と言いようがないだろう

 ・ いじめによる自殺は事実だが少年自殺の1%と諸外国と比較して低い

・ 少年犯罪,暴力的行為の深刻化は事実だが,もう一方で我が国の少年犯罪の件数は
  欧米諸国と比較して圧倒的に少ない点も見ておかなければならない

            |

 ◎ 過剰な一般化と短絡的な結論は混乱を招くだけだ。

 ◎ 必要なことは一つ一つの具体的な分析であり個別的な対処である。





(3)一連の危機現象はその発生頻度において学校差と地位差がある

・12万人の不登校児童中,10万人以上は中学生

→なぜ中学生に集中するのか


・校内暴力は大規模校に頻度が高い



※ 今日の教育を巡る危機は,大都市の郊外と地方都市の新興住宅地の学校を中心に頻発し
  ている



 郊外の中間層の子供が通う学校で危機が頻発している



□子供も親も教師も孤独

※ 郊外の都市中間層の個人主義が子供や親の孤立と実存的な孤独を深刻なものにし,ニ
 ヒリズムを助長している


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