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「佐藤学さんはこんなことを」② [読書記録 教育]

今回は、7月16日に続いて、キーワード「佐藤学」さん、
佐藤学さんはこんなことを」2回目の紹介です。



教育学者・佐藤学さんは、教育現場と強い結びつきがあります。
著書等から多くのことを学んできました。


要約に「今回の」とあるのは、現在から2つ前の指導要領についてのことだということを
御承知ください。




今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「俗論の浸透
 -マスメディアを通して大衆的に流布し一般の人々の常識として定着している」


・「大多数の子供は頭の中は勉強でいっぱいにしながらも、身体は勉強を拒絶し,手と足
  は動いていないのである」

「子供たちに求められているものはゆとりではなく、教育内容のレベルダウンでもなく
 学びの意味の復権と学びの快楽であり,勉強から学びへの転換である」


・「教育内容のレベルアップを追求している諸外国の改革とは逆行して、教育内容を精選
 してレベルを下げる改革を断行し続けてきた」
- その振り返りをすることなしに、次の指導要領、また改革を出し続けることが課題で
 はないかと強く感じています


・「過去30年間教科書の内容は一貫して削減されレベルダウンが計られてきたが,高・
  大入試はレベルを下げていない。その隙間産業として塾や予備校などの受験産業が拡
大してきた 」







浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」他一席です。ゲストもいらっしゃいます。

青山士(あおやま あきら)さんは、静岡県磐田市生まれの土木技術者。
パナマ運河建設に関わった方として、知られる方だそうです。
不勉強なわたしは失礼ながら存じ上げませんでした。
楽しみです。

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  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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☆「佐藤学さんはこんなことを」②

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◇教育改革論議の10の嘘(1)

□俗論の浸透

 - マスメディアを通して大衆的に流布し一般の人々の常識として定着している



□強固な常識の嘘

①「日本の子供は勉強に追われてゆとりを失っている」

 30年前は世界一の学習時間                           
  → 近年の学びからの逃走には目を覆うものがある



※ 現在の子供たちは,小学校高学年になる頃から勉強に励む少数の子供と勉強を拒否す
 る多数の子供に二分され,中学校3年になるまで校外の学習時間の平均は減少し続ける
 傾向にある


※ 大多数の子供は頭の中は勉強でいっぱいにしながらも、身体は勉強を拒絶し,手と足
 は動いていないのである



◎ 子供たちに求められているものはゆとりではなく、教育内容のレベルダウンでもなく
 学びの意味の復権と学びの快楽であり,勉強から学びへの転換である




②「年々教育内容が難しくなって授業についていけない子供が増えている」
        
 1998年文部省調べ 

□ 授業が分かる子 
   小学5年 66%

中学2年 44%

高校2年 37%


※ 教育内容のレベルアップを追求している諸外国の改革とは逆行して、教育内容を精選
 してレベルを下げる改革を断行し続けてきた



 習得困難という理由で教育内容の本質的な事柄がその抽象性のため削減され続けてきた

          ↓

□教養の断片化と解体

 ◎「広く浅く」から「少なく深く」学ぶカリキュラムへの転換は緊急課題

      ↑

※ しかし,新学習指導要領は,このカリキュラムの原理的な転換を実現しないまま3割
 もの内容をはさみで切り取るように削除してしまった


□2つの方法で内容の削除

 ① 繰り返し登場する内容を下の学年や学校から削除

→ 本質的内容削除


 ② 習得困難な教材を教育内容から削除




※ どの国のカリキュラムも本質的内容が繰り返し登場する「螺旋型のカリキュラム」を
 採用している。「積み上げ型」ではたとえ内容が平易になっても、子供自らが本質的概
 念を中心に知識を関連づけ構造づけて学ぶことが困難になり暗記主義の学びへと傾斜し
 てしまうから。


◎ 過去30年間教科書の内容は一貫して削減されレベルダウンが計られてきたが,高・
 大入試はレベルを下げていない



その隙間産業として塾や予備校などの受験産業が拡大してきた
  ∥

※ 今回の改訂も進学校と平易な公立学校という学校間格差の二極化を生む


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