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(1)教育ノートから「教師」⑲「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年(7) (2)「君が戦争を欲しないならば」高畑勲 岩波ブックレット№942 2015年 ① 【再掲載】 [読書記録 教育]

(1)
「プロの褒め方
 … それぞれの子がどういう行為をしたときほめるか普段から頭の中にプログラム」


(2)
 戦争を始めたがる人
「あんな悲惨な状態にならないためにも戦争をしなければならないので」
「予備を増強しなければならないのだ」






今回は 4月5日に続いて 読書メモの要約『教育ノート』より、
キーワード「教師」でまとめたものの紹介 19回目。
カウンセリングで知られる國分康孝さんの「教師の生き方・考え方」7回目の紹介です。



出版社の案内には、

「教師としての自信を失ってしまいそうな時は、考え方を変えるか、行動そのものを変え
 ることが解消につながる。生徒に語れる自分の人生の哲学を築くために、カウンセリン
 グの視点から教師の仕事を解説し提言する。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「母性原理(快楽原則)と父性原理(現実原則)
 = カウンセリングマインド」


・「教師へのコンサルテーション」
- わたしたちが知っておくべきことだと思います。


・「口ばかり達者で責任をとらない教師が教育を牛耳るようになってしまった。」


・「多忙すぎる
 教育行政  
  ・教員数にゆとりを持たせる
・会議の簡便化
・事務量の軽減
・休日出勤の軽減」





高畑勲さんが亡くなられました。
以前、本ブログで紹介した高畑さんの「君が戦争を欲しないならば」(1)を再び紹介し
ます(元記事は2017-01-02)。
高畑さんの静かな訴えを忘れないようにします。








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(1)教育ノートから「教師」⑲「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年(7)

1.jpg

◇教師の心構え(2)

 
(4)カウンセリングマインド

 母性原理(快楽原則)と父性原理(現実原則)
  = カウンセリングマインド


 ① 生徒とのコンタクトを意図的にとっているか

・授業中まんべんなく指す ・指名に偏りがない ・欠席者に夕方連絡
・長期休業中にはがき ・廊下ですれ違うときにスマイル
・ドアを閉めてくれたら「ごくろうさん」



あらゆる機会にコンタクト


 ② 生徒の心を分かろうとしているか

   二つのせりふ
     「いったいどうしたんだね」

「そりゃ大変だったね」


 ③ ほめるかけなすか

  プロの褒め方
   … それぞれの子がどういう行為をしたときほめるか普段から頭の中にプログラム


 ④ 指示能力があるかどうか


 ⑤ モデリングの対象になりうるかどうか


 ⑥ 自己開示の勇気があるかどうか


 ⑦ 非言語的表現を心がけているか

人に対する敬意を行動で示しているか
    - 服装

 





◇教師へのコンサルテーション 
   
□ ザ・ベストを求めずマイベストに徹する。
   

□ 生徒や保護者は私の欲求を満たすために生きているわけではない。それゆえ,この人
 たちは私の欲するとおりにすべきであると力まない方がよい。



□ 男でも女でも「負けてたまるか」という気迫を内に秘めることは大事です。受容とか
 共感とかという美名のもとに頼りがいのない教師にならないこと



□戦後日本の教育界の問題

 ① 教師は労働者であるというビリーフ

 ② 会議で決めることが民主主義であるというビリーフ



 賃金への関心,労働時間への過敏さ



教師は労働者としての面を持ってはいるが,生活の大部分はプロフェッショナルとして働いて
いる。

 「口ばかり達者で責任をとらない教師が教育を牛耳るようになってしまった。」
   


□校長は対決する覚悟

 1 校長に敵意の念を持ちたがる

2 対決を通して互いに少しずつ考えが変わる。



□対決 

 相手の言動の矛盾を指摘すること

 ×「君たちの気持ちはよく分かる」「君たちの言うのも一理ある」

 ×「あとで検討課題にしよう」



矛盾を即座に発見し,その場で攻勢に出る。
   


□足並みをそろえる

 ① インフォーマルリーダーの活用

② 目的・対策のコンセンサス

問題点をつかむ → 目標を立てる → 処方箋を考える

校長は会議を前に情報を収集して自分の考えを練る(個室はそのため)



自分一人になる時間と空間は大事である。

 ③ 適切な強化法

「見られている」意識が生産性を高める = ホーソン効果



教職員の苦労や努力を認めていることを伝える

 ④ 集団の規範
   


□養護教諭のカウンセリング技法

 ①作業同盟を面接初期に

 ②能力的かかわり指導法



□授業 - 引きつけるコツ

(1)パーソナリティ  

   一線を画する態度表明

自己開示できる人柄になる


(2)スキル 
   ① 内容をアレンジ

②導入の工夫

  ③体験学習の要素 相互交流・演習練習

④強化法の活用
   


□教師はプロフェッショナル

 = 瞬間瞬間の自己決断を要する仕事



頭を使わずできるルーティナイズされた仕事ではない


臨床心理学
  ①パブリックスピーチ 人前で話す

②リーダーシップ グループをまとめ動かし個人を育てる3能力

③カウンセリング(生徒とリレーション 問題の核心をつかみ 解決を助ける)

  ④リサーチ (事実理論を調査し事実理論に基づいて判断)
  
                    |

 多くの教師は臨床学になじまないうちに臨床家になっている

 スーパービジョンを受けることの大切さ
   


□多忙すぎる

 教育行政  
  ・教員数にゆとりを持たせる
・会議の簡便化
・事務量の軽減
・休日出勤の軽減

 





◇教師の悩みと対処

 1 自分の役割の責任と権限の期待度を意識

2 模倣の対象を持つ

3 上司・先輩からスーパービジョンを受ける 数分でいいから

4 ヒューマンネットワークを持つ「つきあい」と「ふれあい」の輪

5 自己分析











(2)「君が戦争を欲しないならば」高畑勲 岩波ブックレット№942 2015年 ① 【再掲載

1.JPG

◇語ってこなかった戦争体験

□人生最大の出来事

 1945.6.29 未明 岡山空襲 1737名


 反戦映画になり得ない「火垂るの墓」


 戦争を始めたがる人
  「あんな悲惨な状態にならないためにも戦争をしなければならないので」
 
  「予備を増強しなければならないのだ」
    

 アメリカなどは何回も何回も戦争をする
   ~ どれ一つ成功しない   

 



□本当に戦争を防止するものとは

 アメリカのせい
  ~ 無差別攻撃
   

 大事なことは 
  「どうして戦争を始めてしまったのか」
  
  「どうしたら始めないで済むのか」    

 



□岡山空襲の夜
   
 当時小4 9歳 

 



□正しい情報を国民に伝えない政府

 「国民に知らせるべきことを知らせない」

焼夷弾攻撃に対しての唯一の命令は「逃げずに消火しろ」

         ↓

   消火活動をした人々がたくさん亡くなった
    

 焼夷弾攻撃
  ~ とても消しきれない火種を空からばらまいて木と紙でできた日本の都市を焼き尽
   くそうと言うこと
   
         ∥

    逃げるのが得策だが国は逃げさせたくなかった

            |

 国は空襲に立ち向かわせ消火活動をギリギリまで頑張らせるしかないと考えた

 



□火の雨となって降ってくる焼夷弾
          




□焼夷弾の火が消えた

 バケツ一杯の水
  冷えて消えた

 



□爆発で負傷した姉

 焼夷弾爆発

 



□明け方の黒い雨
 




□死体に覆われた焼け跡を歩く

 京橋で姉の知り合いと出会って東山のお宅に身を寄せる
   

 たくさんの死体を見ながら自宅へ
  ~ 蒸し焼き状態
   

 怖くてがたがた
    




□別れ別れになっていた家族

 翌日家族と再会 
  父-岡山一中の校長(朝日高校)-鳥城(岡山城)上

真っ先に学校へ


 風洞の恐ろしさ
 



□家族との再会 

 岡山・西川緑道公演 
   

 西川両岸で強制疎開
  → 建物を強制的に取り壊した
 




□生き延びることができた奇跡

 アメリカはまず回りを焼いて内側へ人々を追い込んでから中心部を焼いた


 絵:姉・菅原五十鈴さんの絵「岡山の空襲」2011


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