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「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2007年 ① [読書記録 教育]

今回は、野本三吉さんの
「子ども観の戦後史」1回目の紹介です。


出版社の案内には、


「敗戦以来、日本人の『児童観』はどのように変化したか、子どもを把えた戦後の書籍を
 通し、子どもを取りまく社会現象の変化の中での子どもを見る眼、子ども自身の生活の
 変遷を追ってみた。社会構造の変化を通した人間関係の変遷の中での子どもの変容をみ
 る。」


とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『経験』『出会い』 - 大人が奪ってきた」


・「おそるべきは盆栽教育屋である」
- 本には詳しく書かれていたと思うのですが、言葉だけでも想像できますね。


・「体験はあくまで原体験  ~ 育てる必要性」


・「田中耕太郎   
  - 教育者は創造者であり被教育者は素材である
素材としての子供たちを育て上げることにより理想社会は実現する」


・「『自己選択』『自己決定』『自己責任』」





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☆「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2007年 ①
 
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◇現代思想史の課題と視点

□「戦後児童思想史」 

 1947 「児童福祉法」「教育基本法」「学校教育法」

     日本教職員組合

 1951 「児童憲章」

 1994 「子どもの権利条約」批准



□子どもにとって大切なもの 

 「経験」「出会い」 - 大人が奪ってきた

 





◇「原爆」と「戦争孤児」

 長田新 「原爆の子-広島の少年少女の訴え」(岩波文庫)


 永井隆  「この子を残して」(サンパウロ出版)


 おそるべきは盆栽教育屋である

 





◇世代継承の原型

 どんな苦難にも耐えて生き抜いていく力


 映画「長崎の鐘」1950 

   「この子を残して」1983 

 
 永井隆氏長女「娘よ,ここが長崎です」(筒井芽乃 くもん出版 1985)

 




◇浮浪児の栄光

 児童文学者 佐野美津男「子ども学」(農山漁村文化協会 1980)


 3月10日東京大空襲が原体験
「青い象」「大酋長ジェロニモ」「浮浪児の栄光」


 体験を原体験として育てていく必要がある

→ 以後の生活は研磨作業(体験が原石)


 体験はあくまで原体験 

   ~ 育てる必要性

 




◇混血児の母

 高崎節子「混血児」(磯部書房 1952)


混血児の三大基地
   座間,横須賀,横浜


 1945.8.26 「特殊慰安婦施設協会」(RAA)

国の政策としての売春政策 = 生け贄の子羊


 養護施設 聖母愛児園
  エリザベスサンダーホーム 150名 沢田美喜

エリザベス・サンダース(女性) 170$の寄付


 沢田美喜と聖母信仰 
   沢田美喜 岩崎久弥(三菱財閥本家)長女 

外交官沢田廉三と結婚 沢田美喜記念館
 





◇教育基本法の思想

□1947年3月31日公布「教育基本法」

 田中耕太郎 
  - 教育者は創造者であり被教育者は素材である

素材としての子供たちを育て上げることにより理想社会は実現する


 米国教育使節
1 軍国主義と超国家主義を除去する

2 民主社会の原理や概念を鼓吹し,そのような原理に基づいた教育制度を確立する

  3 近代の専門的に卓越した要求水準に従って,日本人の能力と要望の枠内で,学校
   制度の再建や拡張をする

  4 教育官吏および責任の地方分権化




 報告書
「民主主義的教育は生徒の個人差を認識すること。個人の可能力の発達に力点を置くこ
  と。及び社会的な集団に気持ちよく効果的に参加することを究極の目的とすること等
  によって特色付けられる」



□長田新 

「教育基本法」教育立国

自分で考え,自分で決定して自分で実行する

「自己選択」「自己決定」「自己責任」



教育基本法 - 未来への夢と希望と期待


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