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「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2007年 ② [読書記録 教育]

「『いい子』という呪文
 誰かのためにいい子になるのではなく、互いに認め合って生きる場の存在」




今回は、2月14日に続いて、野本三吉さんの
「子ども観の戦後史」の紹介 2回目です。


出版社の案内には、



「敗戦以来、日本人の『児童観』はどのように変化したか、子どもを把えた戦後の書籍を
 通し、子どもを取りまく社会現象の変化の中での子どもを見る眼、子ども自身の生活の
 変遷を追ってみた。社会構造の変化を通した人間関係の変遷の中での子どもの変容をみ
 る。」




とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「教育の本質は従って生長である。」


・「教育とは『経験の再組織化の過程である』」


・「経験をいかに自分の生き方に活かしていくか,社会形成に活用していくのか」
- 常に言われていますが…。







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☆「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2007年 ②

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◇戦後児童心理学の源流

□波多野勤子と「少年期」

 「少年期」1950秋 
   長男 波多野里望   
   夫  波多野完治


 長男との交換日記 1944.5.10~1949春


 母と子の連絡帳


 1952 木下恵介が映画化「少年期」
  仏語訳「ヒロシマの子」



「幼児の心理」1963 
「小学生の心理」1963                   
「中学生の心理」1964




 



◇鐘の鳴る丘

□NHKラジオ「鐘の鳴る丘」(菊田一夫原作)1947.7

 浮浪児保護 
  「発見」「選別」「施設収容後の保護」



 「戦災孤児の記録」(田宮虎彦 1971)



□「いい子」という呪文

 誰かのためにいい子になるのではなく、互いに認め合って生きる場の存在

 




◇「新しい学校」の実践

□生活カリキュラム学習の体験  

 作業と話し合い


 シーケンスとスコープ
 1年 身辺の人や物  

2年 近所の人々との生活

3年 我々の生活に影響を及ぼす身辺の人や物への適応

4年 社会生活のための市民の活動

5年 生産活動における人々の共同依存

6年 近代文明をもたらした文化生活



 一つの流行 急速に消える



□教育課程論

 伊藤忠彦(横国大)
   魚崎町「地域社会学校」「地域教育計画」



「日本カリキュラムの検討」
東大カリキュラム研 明治図書 1950

 




◇人間形成と「経験」

□ジョン・デューイの教育学

 ジョン・デューイ 
  「学校と社会」1957 

  「経験と教育」1956

「民主主義と教育」1959



□教育は「生長」である

 永野芳夫 
  「デューイの教育学」1937 中和書院

 直接経験論 - 「創造的智性」「継続」
 教育は社会の生活を持続するために成人と幼き者との間の溝渠を充たしてゆく活動
 (プロセス)である。その溝渠はとりもなおさず生活に従って充たされてゆく。而して
  生活の本質は生長(グロウス)である。個人の生活も社会の生活もその本質は生長で
  ある。                 

  = 教育の本質は従って生長である。


 生長の条件 
  ①「未成熟」=自ら進もうとするか

②「依存性」と「可塑性」

  自分にあったスタイルを作り上げるプロセス



  一人の人間の習慣


 教育とは「経験の再組織化の過程である」



□ジョン・デューイ 1859.10~1952.6

 1879 バーモント大学卒 → 高校教師 →ジョンホプキンス大学院研究員

 1884 ミシガン大学哲学講師

 1894 シカゴ大学教授

 1896 シカゴ大に初等学校

 1899 実践報告 連続講演会 
 
  →「学校と社会」40歳


 ①「学校と社会の進歩」
社会の変化につれ学校もその内容を変えていかなければならない


 ②「学校と児童の生活」
児童が主体的能動的に行動し活動できる方向にハード・ソフト共に改革が必要

 
 ③「教育の無効果」性
学校を社会に開き,学校を生活化することにより取り入れることが大事



 1903年 閉幕 → 1904~1930 コロンビア大学



□「反省的経験」

(1)問題の設定

(2)与件の塊集分析

(3)暗示観念の構想

(4)実験的応用吟味

(5)結論断定



 梅根悟「問題解決学習」1954
「経験をいかに自分の生き方に活かしていくか,社会形成に活用していくのか」



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