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(1)草柳大蔵さんはこんなことを⑤  (2)小さな人生論-特集「彊めて息まず」 『致知』2005.8月号【再掲載 2012年8月】 [読書記録 一般]

今回は、8月10日に続いて、わたしの読書ノートから、
「草柳大蔵さんはこんなことを」5回目の紹介です。



草柳大蔵さん、静岡県の教育に深く関わっておられました。


草柳さんを近くで見ておられた方から情報を頂きました。
文章をどのように見るか、考えます。


今回も、グラフ社から出された「日本人のお行儀」からの紹介です。



出版社の案内には、

「日本はこの50年、忙しかった。礼儀や作法どころではなかった。子どもに教えている
 ヒマもなかった。作法はいま、再確認する時点にきているのではないか。人間関係とマ
 ナーについて語る50話。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「高能力無教養社会」


・「機械あれば機心(機械に頼る心)あり」


・「作法は『動作の方法』」


・「独座観念」





もう一つ、再掲載となりますが、月刊誌『致知』「小さな人生論」より、
「彊めて息まず」を紹介します。


もうすぐ!
浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」他一席です。ゲストもいらっしゃいます。

青山士(あおやま あきら)さんは、静岡県磐田市生まれの土木技術者。
パナマ運河建設に関わった方として、知られる方だそうです。
不勉強なわたしは失礼ながら存じ上げませんでした。
楽しみです。

詳しいことは以下のサイトをご参照ください。
※浜松市文化振興財団のサイト
https://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=23106

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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー







(1)草柳大蔵さんはこんなことを⑤

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☆「日本人のお行儀」グラフ社(5)

◇機械アレバ機心アリ
 
□芳賀綏氏(東工大名誉教授)
  「高能力無教養社会」



□荘子
 「機械あれば機心(機械に頼る心)あり」



礼を尽くすことを忘れないで!



□電話 
   「今よろしいですか」

   「どうもお手を止めましてごめんください」

 





◇作法 

□江戸時代町人
   世界一の過密都市



□江戸仕草  
   ・肩引き  -  相手が来ると右肩を引く

・傘かしげ -  互いに左側にかしげる



□栄久庵憲司(工業デザイナー)
作法は「動作の方法」

  お互いが社会生活を送る上でのルール

 





◇目遣いを優しく

 目前心後(宮本武蔵)

目は眼前の相手,心は自分と相手との関係を捉えよ

 





◇自分のリセットを恐れるな

□「離婚」 
  - 一昔前「破鏡の嘆」自己反省の材料になった



現在 バツイチでからめとる



□道元禅師

「玉は琢磨に依りて貴となる。人は錬磨に依りて仁となる。いずれの玉がはじめより光あ
 る。誰人か初心より利なる。必ず須くこれ琢磨し錬磨すべし。自ら卑下して学道を緩く
 することなかれ。」

 





◇井伊直弼の「独座観念」

 井伊直弼
  『茶湯一会集』-「独座観念」

「主客とも余情残心を催し,退出の挨拶終われば,客も露地を出るに,声高に口出さず,
  静かにあと見返り出で行けば,亭主はなおさらのこと客の見えざるまで見送る也…」













(2)小さな人生論-特集「彊めて息まず」 『致知』2005.8月号【再掲載 2012年8月】

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 オーストラリアのエアーズロックは高さ348m、周囲9.4kmの巨大な一枚岩でで
きており、朝に夕に色合いを変える神秘的な景観は広く知られている。


 10年以上も前になる。このエアーズロックに登った。


 その折受けた鮮烈な印象が、いまも胸の奥に焼き付いている。

 岩につけられた道を辿って登る途中だった。ふと見ると、傍らに小さな花が一論、咲い
ていたのである。美しかった。なんという花なのかは知らない。種が鳥に運ばれたものか、
風に乗ってきたものか、僅か2,3mmの岩の割れ目から細い茎を懸命に伸ばし、小さな
花弁を精一杯広げていた。     


 あたりは乾燥地帯で空気は乾ききっている。かんかん照りの日差しが容赦なく降り注ぐ。


 そして岩の地肌。植物の生育にこれ以上の悪環境はあるまい。たとえ小さくともか細く
とも、そこに花が咲いていること自体が奇跡的である。


 もっといい環境で、肥沃な土壌に根を下ろし、湿り気をたっぷり吸収して育ちたかった


- この花はそんなふうに思ったことがあるだろうか、と考えた。

  だが、花は答えてくれない。

  環境がよかろうが悪かろうが、与えられた条件を最大限に生かし、ただただ懸命に茎
 を伸ばし、精一杯に花弁を咲かせて、自分に与えられた命をひたすら謳歌していた。




 与えられた環境の中でひたすら生きるものは美しい。


 私は命の本質に触れた気がして、こみ上げる感動にしばしわれを忘れた。




『易経』にいう。


「天行は健なり君子は自ら彊(つと)めて息(や)まず」


 天の運行は一瞬も休まず、止まることがない。日月の運動も春夏秋冬のめぐりも、すべ
てそうである。気分が乗るとか乗らないとか、暑いとか寒いとか、都合があるとかないと
かで滞ったりはしない。


 粛々とただひたすらに運行する。


 この天地の大徳の現れである人間もまた、そうでなければならない。


 環境がどうだろうと条件がなんだろうと、天の運行のように、自ら彊めて息まず与え
られた命をひたすらに生きる。

 それが命の本質であり、命を躍動させて生ききることなのである。

 これは天が人間に託した根源的メッセージであると思う。




 エアーズロックのかすかな岩の隙間にしがみつくように咲いていた名もない小さな花。

 あの花は天の心そのままを具現していたから、あんなにも美しかったのだ。


 自ら彊めて息まず 


- 古来から多くの人がこの言葉に発憤し、自己研鑽の道に勤(いそ)しみ、命を躍動さ
 せた。私たちも天真を発揮させるべく、人生を突き進んでいきたいものである。

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